アコギのライン録りとマイク録り・比較 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は2631文字です。(読破予想時間:約6分15秒)

 

先月書いた記事の中で、僕のメインで使ってるアコギ、GUILD F30NTの弦を張り替えた時にでもF30NTを使って、Dean Markley(ディーン・マークレイ)のピックアップの音とアコギの生音(マイク録り)の音の比較記事を書きたいと言う旨の、予告の様な記事を書いた事があるのですが、覚えてた方や期待して待っていてくれた方なんて、いらっしゃるのでしょうか?(^o^;)

 

◇スリーフィンガー?フォーフィンガー?それとも・・・

 

ちょっとその辺、よく分かりませんが、ついこの間、F30NTの弦を総張り替えしましたので、予告通り、進めていきたいと思います。

 

前回書いた事と多々だぶる内容があるとは思いますが、ご容赦をお願い痛ます。

 

 

Dean Markleyのピックアップと言うのはこれです。

 

Dean Markleyピックアップ

Dean Markley アコギ用ピックアップ

 

これを買ったのは今から30年程前の事です。

 

今でこそ、アコギにピックアップを仕込んでアコギアンプやPAからアコギらしい音を大音量で鳴らす事も当たり前になってますが、当時は、アコギを大音量で鳴らす方法と言えば、取り外し可能なタイプのピックアップを取り付けるくらいしか方法はなかったんです。

 

そして当然、アコギアンプなんてものはまだ存在していない時代ですので、アンプで鳴らすのであれば、エレキのアンプになる訳で、そこには、ナチュラルな歪みが加わってしまうのは当然の事でした。

 

音量はアンプで確保出来ても、アンプで鳴らすと音質がどんどん生音から遠ざかるといった感じですね。

 

当時、弾き語りではアコースティックギターをマイク録りするのが、ごく普通で当たり前の光景でした。

 

しかし、バンドの中でアコギを鳴らすとなるとマイク録りでは、音量不足でほとんど聞こえないのと、ギタリストの動きが制限されてしまうと言うデメリットもあって、バンドの中でアコギの音を鳴らすと言えば、選択肢は、アコギにピックアップをつけるか、エレアコを使うかの2つくらいでした。

 

しかし、エレアコの音はやはりアコギの音とは違うし、ピックアップを装着してアコギを鳴らしても、それはそれで生ギターの様な響きを得る事は難しく、妥協せざるを得ない部分がどうしてもあった、そんな時代でした。

 

そんな選択肢の中から僕が選んだ方法は、価格的にリーズナブルなピックアップと言う方法でした。

 

今は、ほぼ同等クラスのDean Markleyのピックアップが5,000円を割るか割らないかくらいで入手する事が可能ですが、当時は、リーズナブルと言ってもけっこう高価な機材でした。

 

下の画像を見て頂くと分かると思いますが、ケースの蓋に貼られたシールには何と¥17,000と印字されています。

 

Dean Markleyピックアップ・ケース入り

Dean Markleyピックアップケース蓋付き

 

Dean Markleyピックアップ・値段シール

Dean Markleyピックアップケース蓋の値段シール

 

当時は、1ドルが250円〜270円くらいだった頃なので、アメリカのメーカーであるDean Markleyのピックアップを日本で買うと、どうしてもこれくらいの価格になってしまうのです。

 

で、音の方はどうなんだと言う話ですが、ぶっちゃけ、それ程期待しない方がいいと思います。

 

正直、いい音とは言い難い音だと僕は思ってます。

 

 

さて、いよいよ本題ですが、Dean Markleyのピックアップの音を聴く前に、GUILD F30の生音(マイク録り)の音を聴いて貰ってから、その後でどれくらい生音と違うのかを聴き比べて貰おうと思います。

 

◇F30NT マイク録り(ストローク)

 

続いて、F30NTDean Markleyのピックアップをつけて弾いてみた音声動画です。

 

◇F30NT LINE録り(ストローク)

 

いかがでしょうか?

 

まず、ピックアップのLINE録りの方は、音の強弱が平坦な感じに聞こえますよね。

 

それと、アコギの本来の音からは、けっこう離れた音が鳴ってる様に聞こえませんか?

 

最近のピエゾとマグネティックを仕込む様な方法と比べると、音の忠実さでは遠く及ばない領域の音ですが、当時はこれでも重宝したものです。

 

ストロークの音だけでは何ですので、もっと繊細な、アルペジオの音で聴き比べてみたいと思います。

 

では、生音(マイク録り)から。

 

◇F30NT マイク録り(アルペジオ)

 

続いて、ピックアップ(Dean Markley)装着の音です。

 

◇F30NT LINE録り(アルペジオ)

 

ピックアップを装着すると、一番はっきり分かるのは、アコギの特徴であり良さでもあるアコギ本体、ボディーの響きが全くないって事です。

 

いわゆる胴鳴りって奴ですが、それが皆無で、Dean Markleyのピックアップの音の場合、弦の響きだけを拾って増幅していると言った感じです。

 

ちなみに、この音声動画を録音する際、リバーブやコンプレッサーやイコライザーなどの加工は一切施してません

 

録音して、そのままの音をアップしてます。

 

 

ただ、こうして音だけ比べてとやかく言ってると、このタイプのピックアップの出番など何処にもないかの様に感じるかもしれませんが、案外、そうでもなく、僕は、今でもこのディーン・マークレイのピックアップを物凄く重宝しています。

 

とにかく、ちょっとしたアイデアが湧いた時など、DAW(僕の場合は、Digital Performer)に録音するのも、アコギはちょっと面倒です。

 

◇Digital Performer 9 発売

 

エレキと違っていちいちマイクを立てないといけないし。

 

エレアコやピックアップを仕込んだアコギを所有している人には必要ないのかもしれませんが、正味の生ギターしか持ってない僕にとっては、ピックアップを取り付けてプラグをミキサーに突っ込めばエレキの様に、気軽に録音出来るのは本当に便利です。

 

曲作りやレコーディングの為の仮録音は、いつもこのピックアップを使って録ってます。

 

それに今は安価になってますし、もしかしたら、もう少し音の方も向上しているかもしれませんし、目的によっては、十分使えるオススメの機材です。

 


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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