この記事は3645文字です。(読破予想時間:約8分40秒)
アニメ、ちびまる子ちゃんで、主人公のまるちゃん(さくらももこ)のお姉ちゃん(さくらさきこ)の声を担当しておられた、声優の水谷優子さんが5月17日に、乳ガンでお亡くなりになられたと言うニュースを、数日前に見ました。
とても、残念です。
正直な所、そのニュースを見るまで、まるちゃんのお姉ちゃん役の声優さんがどういう方なのか、存じ上げませんでした。
それは、凄く有名な方なのに、僕が、残念ながらそういう情報に疎いからに他なりません。
しかし、まるちゃんのお姉ちゃんの声と言えば、すぐに頭の中に浮かぶくらい、しっかり自分の中にあるし、このニュースを見て、衝撃を受けたのも事実です。
あの聞き慣れたお姉ちゃんの声で、何か新しい事を話してくれる事はもうないんだと思うとやはり寂しいものがあります。
そして、このニュースで、『エースをねらえ!2』の主人公、岡ひろみの声や『ブラックジャック』のピノコちゃんの役をされてたと知って、更に、寂しさが増しました。
下に埋め込んだニュースでは、水谷さんの旦那さんによって語られた、水谷優子さんが亡くなる前の最後の収録の様子が記事になっています。
17日に乳がんで亡くなった声優・水谷優子さんは、人知れず乳がんと闘ってきたといいます。最後の収録の様子を夫が語りました。⇒ http://yahoo.jp/5d09XR
Yahoo!ニュースさんの投稿 2016年5月28日
水谷さんは、亡くなる2週間前まで仕事を続け、入院したのは、亡くなる2週間前だったそうです。
その病室にも台本を持ち込まれてて、仕事を続けようとされてたそうです。
しかし、最後の収録から1週間後、急激に体調が悪化して、それは叶わなかったそうです。
そして、「仕事に行きたい」と言う言葉が、水谷さんの最後の言葉になってしまったそうです。
その最後の収録の放送が昨日だと知って、僕も、その放送をリアルタイムで観たいと思ってた結果、何とかリアルタイムで見る事が出来ました。
末期の癌と戦いながらの台詞とは思えない程に活き活きした台詞で、改めて、水谷優子さんと言う声優さんは、名優さんだったんだと認識させられました。
年齢も、僕とさほど違わず、まだまだ若かった事とその実力と何をとっても惜しい方だと思います。
本当に残念です。
この人の最後の生き様を知って、自分は、人生の最後まで音楽の事を考え続けたり出来るのだろうか?と、考えさせられました。
死ぬその瞬間までいつも通り、音楽出来るのだろうか?
きっと、僕には出来ないと思う。
人生には、いろんな辛い事がありますが、僕は、そういう心が乱れた中では、創作はもとより、楽器の演奏も楽しめなくなくなってしまいます。
辛い時に、無理して何かを創ろうとした事は勿論あります。
その辛い心境の時こそが、表現のチャンスだ、などと思ってみたりもしたのですが、僕には、それは全く当てはまらなかった様で、そんな時はほとんど何も出てきませんし、そんな時に出てきたものは、後で冷静になってから客観視してみてると、とてもじゃないけど、人に聴かせられる様なものではありませんでした。
僕は、辛い時、悲しい時は、その辛さや悲しさと向き合う事くらいしか出来ない人間の様です。
時には、向き合えず逃げる事もありますが。
僕の場合、そういう経験を活かす時が来るまでには、相当な時間が要る様で、それを振り返ったり、自分なりの解釈を重ねたり、咀嚼したり、そうして、過去の経験が何かしら意味を持った時に初めて、作品の養分とする事が出来るのです。
あった事、思った事、感じた事を、リアルタイムで表現していくと言うのは、僕のスタイルではないですし、音楽にそういうものを投影する事に、僕は魅力を感じてはいません。
勿論、それは、自分がする創作においての意味であって、他人がする事に、魅力があるとかないとかって話ではありません。
アメブロのプロフィール欄に、最初からアメーバで用意されてる質問があって(追記:今はプロフィール仕様変更の為ありません - 2018.5.15)、その質問に「世界最後の日、あなたは何をしていますか?」と言う質問があるのですが、僕が深く考えずに自然に書いた答えが、「世界を救えそうな博士の元へ何か手伝えないか訊きに行ってる。」と言う答えでした。
◇アメーバプログ・皆見つかさプロフィールページ
実際にどうするかは、分かりませんが、その質問を見た時に、音楽が頭に浮かばなかったのは事実です。
しかし、この質問の様に、世界最後の日と言う仮定と、世界ではなく自分だけが最後を迎える時と言う仮定では、きっと、違う事をしているのだろうなとは思いますし、そこは、分けて考える必要がある様に思います。
僕は、確かに辛い時や悲しい時には、何も出て来なくなって創作どころじゃなくなるタイプの人間ですが、病気か何かで自分の死期が近付いてきた場合にはどうだろうと思うと、もしかしたら、残りの時間を創作にあてる可能性もあります。
ソロアーティストとして活動を開始して、フルアルバムを作ったのも、人生の残り時間を意識し始めたと言う部分も大きかった訳ですし、そういう意味では、同じ状況とも言える訳ですから。
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しかし、水谷さんの様に最後の最後までそれが出来るのかと言うと、それには自信がありません。
もしかしたら、音楽ではなく、手っ取り早く手記を残そうとするかもしれませんし、その時に誰か大切な人がいたら、何か手紙の様なものを書くのかもしれません。
それを全て、音楽に載せて残せたら格好いいんでしょうけど、僕は、きっとそこまで格好いい人間ではないと思います。
もっと泥臭く、あまりスマートさのない人間ですので。
世界が最後と言う仮定の場合は、自分が死ぬ時には人類全てが死ぬ訳で、何かを残そうと言う行動をとっても、その残した何かにはほとんど意味はありません。
誰も見る人がいない様な未来であっても、自分の存在した痕跡くらいは残そうとするかも知れませんが、それは、音ではない様な気がします。
音を再生する装置を動かす人間もいない訳ですし、音源を残しても残っていないに等しい気がしますし、人類最後が近付いたら、辞世の句じゃないけれど、釘か何かで大きな岩にでも、詩を書き残すとかそういう事をしそうな気がします。
旅先で、誰にも迷惑をかけない場所に、ひっそりと落書きを残して来る様な完全な自己満足なそんな感覚です。
そして、人類滅亡の秒読みが始まっていよいよ最後が近付いて来た時は、もしかしたら、鼻歌を歌いながら最後を迎えるくらいはするかもですね。
覚悟が決まってて、パニックにならなければですが。
僕にもし家庭があったりすれば、また、違う発想が湧くのかもしれませんが、ただでさえ壮大な妄想なのに、更に、仮定が増えて妄想が二重になると、もう、想像がつきませんので、もし家庭があったら編はヤメにしておきます。(笑)
久しぶりの更新は、こんな感じです。
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今日は、水谷優子さんの訃報から、いろいろ考えさせて頂きました。
水谷優子さんのご冥福を心よりお祈り致します。
【追記】
『自分の人生の最後の最後に何してる?』2016.5.30up
— 皆見つかさ (@minami_tsukasa) 2018年5月18日
⇒ https://t.co/tLccxo8mKk
先日西城秀樹さんが亡くなられましたがちびまる子ちゃんのお姉ちゃんが秀樹さんの大ファンだった事は有名です。
偶然にもそのお姉ちゃんの声を担当されてた水谷優子さんの命日と秀樹さんの命日が同じなのだそうです。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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