ミュラーと三浦の商標権を争う裁判の判決結果によせて | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は2332文字です。(読破予想時間:約5分33秒)

 

今回は著作権絡みの話です。

僕も創作物を作るアーティストの一人です。

その立場から、どうしても許せないニュースを2つ程とりあげたいと思います。

下記、埋め込み記事は著作権ではなく商標に絡む異例の判決が出たと言うニュース記事ですが、まず、そこから話を展開したいと思います。
 

アメブロを更新しました。 フランク・ミュラーとフランク三浦の商標権を争う判決結果について、一アーティストの立場から、ブログでこの記事に関するコラムを執筆しました。 是非、読んでみて下さい! ブログ記事:ミュラーと三浦の商標権を争う裁判の判決結果によせて (http://ameblo.jp/tsukasa373/entry-12150159551.html) 2016年4月14日UP

皆見つかささんの投稿 2016年4月13日(水)


このニュースの概要を説明すると、スイスの高級時計ブランド「フランク・ミュラー」とそのフランク・ミュラーをパロディーにして「フランク三浦」の商標でフランク・ミュラーそっくりの時計を販売していた会社の間で争われていた商標権について、知財高裁がパロディーのフランク三浦側勝訴と言う判決を出したと言う記事です。


この話は、著作権の話ではなく商標登録に関する話だが、僕は、どうにもフランク三浦側の主張や考え方に釈然としないものを感じている

この判決はあくまで商標登録に関する裁判だったので、三浦側に軍配が上がったのも仕方がないのかもしれない。

判決理由としては「呼称は似ているが、外観や概念は大きく違う」と言うものであり、購買層を騙して、いかにもミュラーの時計だと思わせて買わせてやろうと言う意図もなかったのは明白だし、判決は妥当と言えるものなのかもしれないが、法的によければそれでいいのかと言う気持ちがどうしても沸き起こる。

三浦側は「大阪のお笑い時計と高級腕時計を混同するわけがない」とコメントしているらしいが、まず、フランク三浦と言う呼称は、自分達でもフランク・ミュラーのパロディーだと認めている

つまり、本家のミュラーあってのフランク三浦だろうと僕は言いたい。

そこへ、礼儀もなければ感謝もないこの言葉はいかがなものだろうかと思うのだ。

法的にどうかは知らないが、本家をパロって何かしたいのなら、一言断りを入れるのが筋だろうと僕は思うし、一言断っておけばこんな問題にはならなかったんじゃないだろうかと思うのだ。

それで「ノー」と言われれば潔く諦めればいいだけの話ではないのか?

このアイデアが、そこまで強行してまで行わなければならない程、素晴らしいとも面白いとも僕には思えない。

先人達の努力によって、モラルや民度など、素養の高い国民だと日本人が世界から評価されるまでになったものを一気に崩壊させる様な、許せない恥ずかしい話だと感じたのは僕だけではない筈だ。

無断でパロディーにした結果、本家が嫌な気分にさせられてる訳だから、そこは取り下げて誠心誠意謝るしかないと思うのだが、そこで、どうして自分達の正当性を主張し始めるのか僕には理解出来ない

人としてそれはおかしいだろうと僕は感じて仕方がない。


それと、ミュラー側が争っていたのは商標権の問題だから、まあ、この判決は仕方がない

でも、あのそっくりな時計のデザインはどうだろう?

あれは、誰がどう見てもアウトだろう。

デザインにおける著作権が争点になると「しょぼいから間違う訳がない」などと言う論点が通用する筈がない。

ミュラー側は、もう一度、時計そのもののデザインの盗作で争うべきだと僕は思う。

著作物を創作する、一アーティストとして、こういう考え方はどうにも許せないのだ。

僕は、こんな考えの人間を放置しておく事はあってはならないと思っているし、それは社会的な制裁を持って変えていかないと、世の中の認識なんて簡単に変わらないのではないかとさえ思ってしまう。

実際に身近な範囲でも、著作物の違法コピーや違法アップロードが後を絶たない。

一度、自分が音楽や漫画やゲームなどを、時間とお金をかけて、情熱を傾けて世に送り出した所を想像してみて欲しい

想像力がきちんと働けば、立ち読みで済ましたり、ただでコピーして人に気軽にあげたりなんてしていい筈がないと分かる筈だ。

しかし、創作者の立場に立って物を考えて欲しいと訴えた所で、なかなかそこまでの想像力が持てないからこそそういう行為を気軽に繰り返しているのだろうし、法の強化と取り締まりの強化はやはり必須なのだろうと思うしかない。


他にも、こんなニュースがあったので紹介しておこう。

 

30年以上にわたって、楽曲の使用料を踏み倒してきた東京・歌舞伎町のクラブ経営者らが逮捕されました。⇒ http://yahoo.jp/UbEPoR

Yahoo!ニュースさんの投稿 2016年4月13日(水)


このニュースは、30年以上もの間、客にカラオケや生演奏を提供しながら、著作権料を一切払わず警告も催促も無視し続けた結果、店の経営者が逮捕されたと言うニュースだ。

経営が苦しかったと言う話をしているらしいが、それは著作物を創作している人間もタダで著作物を使って当たり前の様な人間が後を絶たないと、生活が苦しくなるのは同じなのだ。


実際に手にする事が出来る物は、無断で使ったり勝手に持っていけば犯罪だと分かるのに、音楽やデザインなど、手で触る事が出来ないものに関しては、なかなかそれと同じだとは分かりにくいものです。

今回は、著作に絡むニュースを立て続けに見て、自分も傍観者であってはいけないと言う思いからちょっとコラムを書かせて頂きました。

性善説の中で作品を出しても問題がない世の中、性善説の上に成り立つ世の中に早くなればいいのになと、心から思います。

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

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