この記事は2469文字です。(読破予想時間:約5分52秒)
■昔のアニメによくあるドンデン返しサプライズの黄金パターン
基本的にサプライズは好きではない。
昔のアニメなんかでよくあるパターンで、急に皆がよそよそしくなって、主人公が不安になったり開き直ったり拗ねてみたりで、精神的に限界かと思われたその時、クラッカーが鳴って「ハッピーバースデー」の大合唱!
実は主人公の誕生会の準備を主人公に内緒で進めてましたってオチで、主人公は涙を流して感動すると言うパターン。
いろんなアニメで扱われた黄金パターンだが、僕は子供の頃からこの手の話に納得がいった事はなく、主人公が傷付いたり、涙を流したりしてる場面が思い出されて、いつも怒りと悲しさと悔しさが入り交じった様な、何とも言えない嫌な後味が残る大嫌いな展開がこの手の展開だった。
途中で、傷付く主人公を見ていながら、周りの友達はそこまでして誕生日会の事を主人公に隠す必要があるのだろうか?
喜ばせたい本人を傷付けたり不安にさせてまで、サプライズにこだわる必要はあるのだろうか?
いつもそんな風に思ってた。
そして、アニメでは感動で全てが帳消しになるかの様なハッピーエンドが描かれているが、現実は、傷付けた心を帳消しになんて出来はしない。
真実を知ったからといって「なぁ~んだ!」と言って、急に気分が切り替わったりはしないし、そこまでの期間にいろいろあった気持ちのやり場もなく、心境はとても複雑だ。
僕なら、そんなサプライズはいらない。
なら、最後までバレずにうまくやればいいのかと言えば、それも違う。
全てのパターンを解説すると長くなりすぎるのでやめておくが、今度の休みに「誕生会をやろう」って提案されたり、計画を話される事自体が、十分に嬉しいサプライズだ。
ギリギリまで隠す必要など全くない。
ただ、誤解のない様に簡単に一言だけ入れておくと、どんな形であれ、喜ばそうとしてくれたその仲間の気持ちまでをもないがしろにしている訳ではない。
サプライズは好きではないと言う話をしているだけだ。
勿論、これはタイプによるのだろう。
実際に、サプライズが嬉しいと言う人もたくさんいる。
しかし、お互いの為にも、僕の様なタイプがいる事も忘れない方がいい。
僕も、全てのサプライズを否定している訳ではない。
中には、嬉しいサプライズも確かにある。
でも、さっき書いた様なアニメを見て感動するタイプやサプライズが嬉しいと言うタイプの人は、僕達の様なタイプにしていいサプライズとしてはダメなサプライズの区別は、ほとんどの場合つかない。
なら、初めからサプライズなんてやめておいた方が、お互いの為にも、きっといい。
■愛も信用も時間をかけて育み積み上げる物
ちょっと話はそれるが、そういう事を例えば自分の彼女なんかに言うと、「どうして私を信用できないの?」なんて返ってくる場合もあると思う。
さも「愛があれば信用できる筈」とでも言いたそうな口ぶりで。
無条件に信用しようとするのが愛でもなければ、相手を驚かせる事を第一に考える事も愛ではない。
好きだから愛があると言うのも幻想だと思うし、愛があるから信用出来るなんてのも、ただの理想でしかない。
愛も時間をかけて育んでいくものだし、信用も同じく時と共に積み重ねて出来上がるものだと僕は思う。
何が愛かは、実際のところよく分からないけど、信用出来ない部分も全てひっくるめて受け入れる事の方が、そんな幻想や理想より遥かに愛に近いと僕は思う。
■良いサプライズとダメなサプライズ
僕達の様なタイプは何が大丈夫なサプライズで、何がダメなサプライズかほとんど分かる。
そんな事当たり前だ。
それを傲り高ぶりの類いだとは思っていない。
だから、僕は喜ばせる為にサプライズをする事もある。
サプライズは、相手に不安を与えては根本的にダメだ。
サプライズする事で、相手の調査が甘くなり相手の希望とかけ離れたものになってしまってもダメだ。
意味がないだけならいいが、その場合は、それだけでは終わらない。
相手に気を遣わせたり、心に負担を与えたり、何かしら重荷を背負わせる事になる事も多い。
その気持ちを喜ぶべきだなどと、傲慢な気持ちでサプライズをしかけているのなら、サプライズに限らず、一切、喜ばそうと金輪際しないで貰いたい。
一見、厳しい事の様だが、この場合、架空の話ではあるが、気持ちを大事にしろと言ったのは、相手の方なのだ。
ならば、その裏に透ける気持ちも汲み取ると、もう関わらないで欲しいと言う気にもなるってものだ。
そんな事を言う奴は、それがただの気持ちの押しつけだとはなかなか気付かない。
面倒なので、関わらないのが一番だ。
■結局どうすればいい?
サプライズで代表的にダメなものは、最初のアニメの例程極端でないにしても、相手に不安を与えるものだ。
なら、誕生日でもなんでもない普通の日に突然のプレゼントならいいのかと言われれば、それはノーだ。
出来れば、いつまでも残らないものの方がいい。
プレゼントでも、残るものはダメだ。
それは、一か八かの賭けになってしまう。
その一か八かの賭けをもし外したら、相手は、処分する事すら出来ない。
それを言うと「その場合は私が処分する!」などと言う子も珍しくはないが、そんな事をされたら、どれだけ心の負担になるか全く分かっていない、自分中心の台詞である。
もう一度言うが、先に何かしてあげたいと言う気持ちやこうしてあげようかって言う提案そのものが、十分サプライズなのだ。
しかも、これはOKな方のサプライズだ。
しかも、それが現実になる時と合わせて、2回、喜びがやってくる。
これを喜びが半減すると捉える人も勿論いるだろう。
それは、事前にサプライズが好きなタイプか嫌がるタイプかを調査しておけばいいだけだ。
調査なんてごく簡単で、本人に早い段階でストレートに聞けばいい。
たった、これだけの事だ。
ただ、僕達の様なタイプに「びっくりさせたい」って言う気持ちは、迷惑以外の何物でもない場合が多いのだと、気付いて欲しい。
本当に相手の為を思うのなら、相手を喜ばせたいのなら、ほんのちょっとの事前調査はお薦めです。
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