配慮する事と伝える事の難しさ | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3541文字です。(読破予想時間:約8分25秒)

 

■「誰かを傷付けたくない」は普通ではなく理想

誰かを傷付ける様な事はしたくないのが普通だとよく言われます。

 

僕もその気持ちは人一倍持ってるつもりだし、同じく、他人を傷付けたくないって人は多いとは思います。

 

でも、誰かを傷付ける様な事はしたくないのが“普通”なのではなくて、“理想”なのではないかと、よく思います。

 

現実に、相手の真意を十分に確かめずに「一言、言ってやりたい!」と意気込んで、相手に言うだけ言ってスッキリなんて経験がある人は多い筈です。

 

その後に、相手を傷付けた事を反省したり、その反動で自分も傷付くなんて事も確かにありますが、そういう人の割合は、そんなに多くない様な気がします。

 

ほとんどは、相手の真意がどうだったのかとか、本当に自分は正しかったのかなどと振り返る事はなく終わるのではないでしょうか。

 

普段、他人を傷付けたくないとか思ってるのも真実ですが、感情が昂ったりすると、こういう状況で相手にダメージを与えた事を「してやったり」と言う気持ちで、寧ろ、心地よく感じてたりする事もあります。

 

そういう事を思うと誰かを傷付ける様な事はしたくないのが“普通”なのではなくて、“理想”なのでは思う訳です。

 

自分のそういう汚い部分が嫌で、自分がそうありたいと願う姿なのではないかと僕は思うんです。

 

■沈黙と言う形で意見のアピール

僕は、創作をする人間です。

 

なので、他人が創作したものを公の場、例えばネットでも、貶す事はしたくありません

 

作品だけでなく、他人を貶す事も同じです。

 

自分の感覚では、腹が立つ程の駄作だと思う作品があったとしても、大嫌いな芸能人であったとしてもそれはしたくありません。

 

と言うか、実際にしません。

 

それを好きと言う人がいる限り、自分にとって駄作でも他の誰かにとっては思い入れのある名作だったりする訳です。

 

昔は、僕も嫌いだと思う作品を貶したり、好きだと言う人の感性まで貶して、誰かを不快にさせる事もありました。

 

でも、自分で何かを生み出そうと足掻くうちに、年々、それが広範囲に拡大していって、だんだん何も言えなくなって来たんです。

 

作品に対する感想を言う事は、どの分野の創作者であれ寧ろ望む所で、聞きたいと思う所だと思うのですが、どこからどこまでが感想で、どこからどこまでが言っていい部分かと言う境界線が実は、とても曖昧なのです。

 

 

勿論、言う側言われる側、一人一人全員が違う感覚・価値観で境界線を持ってますし、その全てを網羅したラインなんて、存在しないと思うんです。

 

それ全てに配慮し過ぎるると、ほぼ、何の参考にもならない様な当たり障りの無い事しか言えなくなってしまいます。

 

僕も作品を作っていて、反応がないと言う事をとても重要視します。

 

いい意見であれ、悪い意見であれ、反応が大きいと言う事は目立ってると言う事の証でもあり、個性がしっかり出ている事の証でもあります。

 

しかし、たくさんの人の目に留まったにも関わらず、反応が少ない、もしくは、反応がないと言うのは、ニーズがないと言う事であり、致命的な事なのかもしれません。

 

言い換えれば、いい意味であれ悪い意味であれ、反応があると言う事は、その人の心を揺さぶったと言う事であり、反応がないと言う事は誰の心にも触れる事すら出来なかったと言う事なのではないでしょうか。

 

なので、僕は、僕の中でこれはダメだと思ったものに関しては、沈黙と言う形でアピールするのが正しい様な気がしてそれを実行しています。

 

■自分にとっての永遠のテーマ

映画なんかの場合、お金を払った人はお客さんだから文句を言う権利はあると言う意見があります。

 

この意見にも賛否はありますが、やっぱり行き過ぎた批判はどうかとも、僕は思う訳です。

 

自分が作り手になって何かを発信する様になると、何か創作物があるその先には、必ず感情を持った人間がいるのだと、ヒシヒシと感じる様になってきたのです。

 

それは、創作物に限らず製品レビューでも同じで、必ずその先には、それに携わった自分と変わらない攻撃されれば傷付く『人』がいるんです。

 

だから、自分は他人を傷付けたりはしない、していない、なんて話ではありません。

 

寧ろ、その逆で、僕がいくらいろいろ配慮したつもりで自分の意見を発表したつもりでも、その先には、いろんな人がいて、いろんな受け取り方があって、怒りを覚える人もいれば、傷付く人もいる訳です。

 

賛同者が多いから、必ずしも正しい意見だと言う訳でもないと思うし、正しい意見だから、誰も傷付かない訳でもないとも思います。

 

誰かを傷付けると、自分も傷付きますし、落ち込みます。

 

しかし、一人の表現者であると言う自覚を持ったからには、表現をやめる事は、生きる事を放棄するに等しい事だと思ってます。

 

なので、これは、自分にとって永遠のテーマなのだろうと言う思いで、今は、それを何とか乗り越えて前に進もうと足掻いてる所です。

 

■意見の相違に思う事

何か一つの物事に対して、自分なりの見解を述べる時、その捉え方のカテゴリーと言うものが人によって多岐に渡ります

 

例えば、さっき例にでた映画の場合なんて、映画が成功か否かを語るのに、内容で語る人もいれば、興行収入の観点で語る人もいます

 

ぱっと思いつく観点だと大体、その二つくらいだとは思いますが、映画の制作現場のエピソードを知ってるディープなファンだったりすると、その制作現場で生まれたたくさんの人と人との絆に焦点を当てて、あの映画は成功だったと論じる事も出来る訳だし、その作品が後に生み出される名作の礎になったと褒める人もいたりで、本当に多岐に渡る訳です。

 

直接、顔を付き合わせて語り合う時には、熱く語り合う事はあっても、喧嘩になる事なんてほとんどありませんが、ネットになると、その辺りが噛み合ないまま、喧嘩になってる事なんて珍しくもありません。

 

僕も、そうならない様に、いろんな角度で検証して誤解を与えない様に、意見を発信する様にはしてるんですが、それでも、うまく伝わらなかったり、きちんと読まずに憤慨されてたり、予想外の角度でものを捉える方がいらっしゃったりで、文中に入れる注釈だけで、全てに対応するなんて事は無理だと、痛切に感じています。

 

違う考えや違う感覚を持ってるからと言って、リアルな社会ではいがみ合う事もほとんどないし、寧ろ、ほぼ同じ考え・感覚の人がいる方が稀で、違う感覚同士でも普通に友達としてやっていけてるのに、ネットでは、物凄い勢いで反発がくるのが、凄く残念に思う訳です。

 

SNSなどで、噛み付いて来た人がいたとして、その人と普通に居酒屋や喫茶店でその話をしてたとしたら、お互いに、ただの意見交換で終わって、仲良くなれたかも知れないのにって感覚が湧く事もあります。

 

大抵、リアルではいきなり切れる人もほとんどいませんし、自分の意見に対して「そうかな~?俺は、そんな風には思わないけどな」とか言う程度で、更にそこから違う意見が展開されても、こっちも気分を害したりしません。

 

「そうなんだ、そんな風に思うんだ」って、お互いの感覚の違いを確かめ合う程度です。

 

■僕の言葉で傷つく必要はない

僕の書く事なんて、本当にただの一意見です。

 

中には、僕が経験から得た物で確かな正解があったとしても、正解は一つとは限りません。

 

こんな事を言っても仕方がない事も、世の中、こんな事くらいで1mmたりともも変化しない事も分かってるんですが、僕の言葉なんかで傷付く必要はないと、本当にこれから僕の言葉に触れる人、過去に触れた人、全てに伝えたいですね。

 

誰かを攻撃する為に書いた記事は今までもこれからもないし、そんな大層な記事でもないですし。

 

単に、こんな人間がここにいるって事を発信して、刻んでるだけの記事ですから。

 

ただの、たった一人の、一個人の、自家製存在記録ですよ。

 

まぁ、それを伝えたからと言って、誰も傷付かなくなる訳でもないし、何を言っても良いって訳でもなくて、結局、何も変わらないんですけどね。

 

■配慮する事の難しさと伝える事の難しさ

いきなり喧嘩腰で揉めてる光景はネットの方が多いとは思いますけど、ひょんな言葉で誰かが予想外に傷付いたりする場面は、ネットでもリアルでもそう大差ない様に思います。

 

極めて平和で害のない内容で、和やかに話してるつもりでも、いきなり傷付いて取り乱す人を目の当たりにした事は、一度や二度ではありません。

 

配慮する事の難しさと、伝える事の難しさを、痛切に感じています。

 

 

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