この記事は1487文字です。(読破予想時間:約3分32秒)
故・三島由紀夫 の短編小説『憂国 』の盗作ではないかと指摘されてた作品を書いた韓国の女性作家、申京淑(シン・ギョンスク)さんが、事実上盗作を認めたと各メディアが騒いでいる。
申京淑さんは三島由紀夫の小説を読んだ事はないと言っている。
そして、自分の作品と『憂国』を何度も読み比べた結果、盗作の指摘は妥当だと思ったと述べている。
その後の対応も個人的には評価したい。
収録された単行本から、問題の小説を削除するとしているし、いろいろな肩書きや賞を全て辞退すると言っているし、いろいろ自粛したい、対処の時間が欲しいと。
そして、命である小説をこれからも書かせて欲しいと。
申京淑さんへの批判が、本国でも日本でも激しくある様だが、個人的にはこの人を疑いたくない気持ちがある。
音楽と小説の差こそあるものの、僕がこのニュース記事で思ったのは、他人事ではないなって事だ。
どういう事かと言うと、以前もブログに書いた事だが、聴いた記憶のない曲を知らず知らずに盗作してしまうと言う経験を、自分自身体験している
からだ。
◇盗作の恐怖
僕の場合、その作品は世の中に出る前に自分で気付く事が出来たから、誰からもバッシングを受けなかったが、もし、気付かずに出してたらと思うと、恐怖で身がすくむ。
小説の世界でも、同じ事があるんだなぁってのが、正直な感想。
小説家ともなれば、過去に読んだ事すら忘れてしまう作品が出てくる程の量の小説を読んでても不思議はない。
盗作をしていないと言ってる訳ではない。
盗作だと本人は認めているし、その気持ちは痛い程わかるし、潔く感じる。
実際に悪意があったかどうかは結局の所、本人にしか分からない。
でも、逆にそれは本人には分かると言う意味でもある。
音楽の場合でも、自覚なく盗作をしてしまっても、元の曲を聴いた瞬間に『(知らず知らずに盗作を)やってしまった!』とすぐに分かるものなのだ。
つまり、申京淑さんの対応と反応を見ていると、僕は信じるに値する人だと思っている。
武田鉄矢 さん作詞の海援隊 の名曲『贈る言葉 』の歌詞にも「♪信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷付く方がいい(JASRAC作品コード:014-6782-4)」ってくだりがある様に、僕も同じく信じたいと思う。(※アメブロでの歌詞の転載については下記記事をご覧下さい )
◇アメブロでは歌詞の転載はOKだったんだってさ
会った事もない人を信じる根拠を訊かれれば、大した根拠はなく、同じ体験をした同類の直感が根拠の全てな訳なんだが。
申京淑さんの話を聞いていると、同じ経験のある人間としてはあまりにリアルで、作り話には思えない程、理解出来る感覚なのだ。
言い換えれば、経験者にしか出てこない台詞と受け取れるのだ。
経験のない人には、見苦しい言い訳にしか聞こえないのかも知れないが。
この人を庇う為の記事でもなく、バッシングする人を諌める為の記事でもなく、さっきも書いたが単純に他人事ではなかったので、記事にしてみたって話だ。
本当に同情します。
怖い話だ。
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