アルバニアへの国境越え&世界遺産の街べラットへ ~千の窓を持つ街~
いや~、日本。
やってくれました!!
決して綺麗な試合ではなかったけど、こういうのが大事。
僕はアルバニアの首都ティラナの宿でTV観戦していたが、
欧米人の皆さんから祝福をしてもらいました!!

宿の庭に作られた特設会場
いいですね、こういうの。
国際映像では、しきりに本田、中沢、川島の名前を呼んでいたので、
まわりのみんなは、この3人の名前を連呼。
そして、僕のあだ名は本田になったとさ・・・。
とりあえず、幸先のいい初戦勝利!!
おめでとうございま~す^^v
さて話は少し前後しますが、アルバニア入国とべラットの話を。
マケドニアのオフリドからアルバニアへは、オフリド湖南のゲートを通り入国する。
首都スコピエからなら国際バスがあるらしいが、わざわざ戻るのも馬鹿らしいので、
宿のスタッフに聞いたこのルートで越えようと思う。
まず、オフリドの旧市街北を通るツーリスタストリートから国境行きのバスに乗り、
湖の湖畔を眺めながら1時間弱で国境へ。 ※100DEN

こんな山道を進みます
マケドニアの出国は簡単で、スタンプを押されるだけ。
ここからアルバニアの入国ゲートまで1km弱は徒歩で移動します。
歩道もない道なので、一人で歩いているととても不安になる・・・

国境と国境の間の道
10分弱でアルバニアの国境に到着。
国境の建物は掘っ立て小屋みたいだった。
歩き方には、入国の際に10€が必要とあったが、何も言われないままスタンプが押された。
必要なくなったのかな??
ということで、無事アルバニア入国!!
欧州最後の秘境、アルバニア。
20年前までは鎖国政策をとっており、90年に市場を開放。
ただ急激に自由経済へと変わったため、国民は資産の運用方法を知らず、
13年前の1997年、国民のほとんどが関与するねずみ講事件により経済が破綻。
これにより国民が暴動を起こし、国連軍まで出動する事態となる。
※アルバニア暴動についてはこちら
こんなユニークな経歴を持つ国で、今では欧州の最貧国とされている。
おもしろそうな国です。
国境から国境の町まではタクシー移動。
国境のポリスからどんなに高くても5€と聞いていたが、
タクシーの運ちゃんに聞くと10€だと言われる。
どの国もタクシーの運ちゃんは変わらんね。
自分たちが騙されたから、今度は旅行者を騙そうってか。
まあ言い値はスルー。
10€を5€、さらには250DEN(余ったマケドニア通貨を使いたかった)まで値切り、国境の町へ。
国境の町には両替所やATMがたくさんあった。

国境の町で買ったコーラ。う~ん、なんかおしい。
ここから首都ティラナまでは直通のミニバスが出ている。
当初、僕もティラナに直行する予定だったが、
オフリドの宿のスタッフに、べラットという町を勧められたので行ってみることにした。
ここからべラットには直通のバスはなく、数回の乗換えが必要らしい。
国境の町からエルバサン、幹線道路を経由してやっとベラットへ。
国境の町 → エルバサン ミニバス400Lek
エルバサン → 幹線道路 ミニバス250Lek
幹線道路 → ベラット バス200Lek
※アルバニアにはミニバスとバス(大型バス)があり、ミニバスの方が高いが早い
道端で降ろされた幹線道路はティラナから60km強の場所だったので、
これなら一度ティラナに行って、直通バスに乗り換えたほうが早かったかも。
失敗。

エルバサンで食べたピザ

道端で降ろされ、幹線道路の脇でベラット行きを待つ

アルバニアはまだ未舗装の道も多い
ベラットは2008年に、世界遺産登録された町。
別名・『千の窓を持つ町』
※下記2枚はぜひ写真をクリックして大きい写真でご覧ください



山の斜面に家々がひしめき、ギリシア時代にはアンティパトレアと呼ばれた古い町。
防衛のために城壁を三重に張り巡らした強固な城砦都市で、城壁からの眺めは見事。

城壁

城壁までの坂道。けっこうつらかった。

途中、横の茂みから野良鶏が・・・

さらには野良亀まで・・・

城壁内
町を歩いたり、遠くを見渡したりして思ったのは、なんかどこかに似ている。
うちの田舎の中伊豆??山梨??茨城??
そう、日本の至る所にあるカントリー風景に似ている・・・
高くそびえる山々の山間にある、川と町。

夕日に染まる山間の町
日本ではありきたりの風景であるが、
実は世界では珍しいのでは??と今回の旅をして感じる。
特に今回は中東を周ってきているからか、この景色の豊かさに気づく。
その他にも、日本との類似点として、コインがある。

どうですか?日本の十円玉に似ていません??
通貨の価値(1円=0.82Lek)もほぼ同じくらい。
なんとなく親近感を感じるアルバニアです。
ただアルバニア人よ。
賭け事はほどほどにね。

町の至るとこで見られた風景

マージャンのパイのような札で賭けていた

ロトも大人気
暴動の二の舞にならないことを祈る。
★今日の一枚
トルコで会った日本人からアルバニアに行ったら、
ザクに会えますよと言われていた。
もちろん、ザクとはガンダムのザク。
バスに乗って風景を眺めているとすぐに分かった。

うまく写ってなくてスイマセン
これはアルバニア名物トーチカ。
鎖国時代に外国からの侵略に備えて建てられたらしい。
ザク、ザク、ザク。
ガンダム好きの方必見。
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宿情報・オフリド ~期間限定 W杯用大型スクリーン完備の快適宿~
『Sunny Lake Hostel』
住所:ul. 11Oktombri 15, 6000, Ohrid
料金:8人ドミ 12€
備考:バス・トイレ共同、バスタオル、朝食付
ネット環境:フリーWi-fi、宿のPC無料(1台)
おススメ度:★★★★★ Great!!
あまりにも短期間にスポットを当てた題名で申し訳ない。
ただ、大型スクリーン以外の設備も申し分ない快適宿です。
ドミ部屋は清潔で、光がたくさん差し込むため、とても明るい。
バックパックがそのまま入る大きさのロッカー完備。
3階のテラスからは湖が見え、吹き込む風が気持ちいい。
キッチン・冷蔵庫を使用でき、フリードリンクもあり。
旧市街の中にあり、城壁などの観光スポットまでは歩いて10~20分ほど。
バスターミナルからは少し離れているので、行き方を要確認。
バスターミナルではなく市場近辺で降ろしてもらうと近い。
国境行きのバス停までは徒歩10分強。
スタッフのホスピタリティも高く、大型スクリーンは元々なかったが、
ゲストのリクエストを叶えるためにスタッフが対応。
オフリド周辺の情報はもちろん、アルバニアの情報も豊富。

メインストリートから宿までずっと上り坂・・・

部屋

ロッカー

綺麗なキッチン。フリードリンクが嬉しい。

3階テラスからの景色

宿のスタッフが集めていたW杯ステッカー。日本代表は4人。

大型スクリーン
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宿情報・スコピエ ~スコピエに滞在するなら、まあおススメできる宿~
『Art-Hostel』
住所:str. Tome Arsovski 14, 1000, Skopje
料金:8人ドミ 10€
備考:バス・トイレ共同、朝食付き
ネット環境:フリーWi-fi
おススメ度:★★★☆☆ 普通。
スコピエは観光地ではないので、宿の質があまり良くないと聞いていた。
そんな中では、まあまあおススメできる宿。
まず立地だが、バスターミナル・鉄道駅から徒歩15分強。
街の中心までも徒歩15分くらい。
けっこう分かりにくい場所にあるので、
ネットの地図をプリントアウトorデジカメで撮影するのが望ましい。
宿の雰囲気はとても家庭的で、知り合いの家に泊まりにきたような感じ。
トップシーズンでなかったからか、ドミ部屋の客は僕しかおらず、
部屋に入った瞬間、数日使ってなかったのがわかるような匂いがした。
あと許容範囲内ではあったが、部屋内に虫(刺さないやつら)がけっこういた。
朝食付きだったが、スタッフのお姉ちゃんが寝坊し、
用意されていなかったので、勝手にティーだけ飲んで出てきた。
まあ、こんなんもご愛嬌。
キッチンや冷蔵庫は自由に使えたので、自炊可能。
宿の名前の通り、レセプションはなかなかアーティスティック。

外観

部屋

レセプションの壁

夕方までなら使用できるビリヤード

モノポリーをキリル文字で書くと・・・
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宿情報・ソフィア ~東欧で一番有名な最強宿~
『Hostel Mostel 』
住所:2A Makedonia Boulevard, 1606, Sofia
料金:8人ドミ 10€
備考:シャワー付、朝・夕食込
ネット環境:フリーWi-fi、宿のPC3台あり
おススメ度:★★★★★ Great!!
注意:Hosetlbookersから予約する場合、9ユーロ以下だとご飯が付きません。
詳細は、予約サイトの注意書きを見て下さい。
「ホステル・モステル」
ソフィアについて調べたことがある人なら、一度は聞いたことがあるだろう。
ネットでの評価は最強だし、旅人同士の会話の中でも絶対出てくる有名宿。
僕も、中東や東欧を旅していて何度も聞いた。
特に欧米人からは絶大な人気がある。
人気の理由は、僕ら旅人が求めるものが全てあるから。
「これ欲しいな~」というものが全て揃っている。
朝食はもちろん、夕食もつき、さらにはビールまで(夕食時1杯)。
Wi-fiや宿のPC無料、ビリヤード無料、キッチン使用可(朝・夕食事以外)、
宿主催の市内ウォーキングツアーまで催行している。
スタッフは皆親切で、こちらのニーズに応えようという姿勢が素晴らしかった。
宿にチェックインすると、宿内の説明はもちろん、市内の説明までしてくれる。
まるでダイビングのブリーフィング。
こんなこと言っては失礼だが、ソフィア周辺にもっと観光スポットがあれば、
沈没する人が続出するのではないかと思うような宿。
ただ、欧米人に人気ということで、宿にはいつも欧米人がたくさんいる。
そのため、談話室の雰囲気が欧米人主体の雰囲気だったり、
ドミでの深夜の出入りもあったので、そういうのが苦手な人には向かないかも。

ホテルの場所はポストバンクが目印

ホテルの外観

ロビー兼談話室

宿の設備や市内を説明中

夕食を作るスタッフ・ガーラ

夕食のパスタ。味は・・・so-so。

夕食時にはビールをどうぞ

宿に泊まっていた日本の方が作ってくれたパスタ風うどん。具がめっちゃ豪華。
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湖畔リゾート・オフリド ~リゾートに求めるものが全てある町~
皆さんは、湖畔リゾートというと何を思い浮かべますか?
湖畔に佇む綺麗な街。
湖へと繋がる桟橋。
高台から望む湖。
湖を取り囲む生き生きとした木々。
湖の魚を使ったおいしい料理。
これに歴史的な建造物などの観光スポットがあればベスト。
こんな感じですかね??
ここオフリドには、その全てがある。
オフリド(世界遺産)は、アルバニアとの国境にもなっているオフリド湖の湖畔にある。
スコピエからはバスで約4時間(520DEN)。

道中は、相変わらずの山道
オフリド湖は透明度が高い綺麗な湖で、
その湖畔に佇むオフリドの旧市街は、小高い丘に広がり頂には要塞がそびえている。

湖畔から旧市街を望む

丘の上の城壁から旧市街を望む
旧市街内は、狭い土地を有効活用するため、建物の出窓が道路にはみ出ており、
歩行者はおろか、車もこの狭い道の間を通り抜ける。

出窓

家の下を道が通る
丘の途中には、聖クリメント教会などの歴史的建造物が至る所にあり、
主要な観光スポットが半径500m以内に凝縮されているのも嬉しい。

中のフレスコ画が見事な聖クリメント教会

丘の途中にある古代劇場
街のメインストリートであるクレメンティ・オフリドスキには、
レストランやお土産屋さんが立ち並び、湖畔まで繋がっている。

メインストリートの広場の噴水
夏季はこのストリートにオープンカフェが軒を連ねるため、
リゾート気分を一層盛り上げてくれる。
リゾートというと気になるのが物価だが、
オフリドはそれほど高くないので、バックパッカーには嬉しい。
もちろんマケドニアの中では、物価は高いほうだと思うが、
それなりのレストランでがっつり食べても360DEN(700円弱)だった。

ランチに寄った湖畔近くのレストラン

前菜にオフリド湖名物のマスのスープ

メインはポークチョップ。これに生ビールでしめて700円弱。
マケドニアはスコピエとオフリドにしか滞在していないが、
オフリドは、ほんとおススメ!!
ぶっちゃけ、スコピエに早めに到着したなら、
そのままオフリドに向かうのもありだと思う。
というか、その方がいいと思う。
湖のほとりに佇む世界遺産の町で、ゆっくりまったり。
欧州各都市から飛行機も飛んでいるので、ぜひどうぞ。
さて、いきなり話は変わりますが、いよいよW杯が開幕しましたね!!
こっちでどうやって日本やスペインの試合を見ようかと考えてたけど、
要らぬ心配でした。
ほんと、どこでもやってる(笑)
レストラン、バー、カフェ、宿はもちろん、商店や床屋さん、花屋さんまで。

この期間はW杯の中継がないと人が入らないそう

どこもそれなりに人が入っていました
旅の計画をした時に、どこでこの時期を迎えようか悩んだけど、
ヨーロッパで迎えて大正解!!
しかも、時差なしなのがまた嬉しい。

宿では、テレビから出力し・・・

外の壁を使って、即席オーロラビジョンで中継。W杯中はずっとやるそうです。
昨日は韓国戦があったため、オフリドの街を歩けば、
「おまえは韓国人か?」
「韓国、強いな~」
「ギリシャをやっつけてくれて、ありがとう」(←なぜ??)
などなど、この町に唯一いた東アジア人であろう僕にみんな声を掛けてくる。
特に、後半のパクチソンのゴールの際は、バーにいた十数人のオヤジから、
飲め飲めと煽られ、ビールを数杯ゴチに。
さすがにこの時ばかりは、
「すいません。僕日本人なんです。」
なんていうKYな発言はできず、韓国人のフリをしました(笑)
日本の初戦は、たぶんお隣の国アルバニアで観る事になると思うが、
こんなふうに奢ってもらえるような試合になればいいな。
★今日の一枚

季節はバラからアジサイへ。
鎌倉はもうそろそろ満開ですかね??
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