魂の成長に貢献できる医療を目指して!-副作用のないがん治療 -165ページ目
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何故ビタミンCが癌を殺せるのか?

シミやシワの改善にビタミンCがいいことや、

風邪にもビタミンCは効果があることは、

皆さんすでにご存知のこととおもいます。


では、そのビタミンCが、がんにも効果がある、

と聞くと、不思議におもわれるかもしれません。


実はこのビタミンCが、がんにも効果があることは、

すでに30年前の1976年に、

キャメロン医師とポーリング博士により

論文として発表されていました。


残念ながら、その後様々な経緯があり、がんに対する

ビタミンCの治療は、一旦お蔵入りとなってしまいました。

(このあたりの経緯については、別の機会にブログで

 紹介したいと思います。いつの時代でも、先人は 
 受け入れられないというお話です)


しかし、およそ30年を経た、2005年、

アメリカの公的機関である、国立衛生研究所(NIH)や

国立ガンセンター(NCI)、食品薬品局らの科学者たちが、

「高濃度アスコルビン酸(ビタミンC)点滴は、がん細胞

だけを選択的に殺す」という衝撃的な内容の発表をして、

現在、高濃度ビタミンC点滴が世界で広がり始めています。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、

何故ビタミンCが、がん細胞だけを殺すことが

できるのか?


ビタミンCは、抗酸化作用として有名です。

抗酸化作用とは、体内にある余分な活性酸素を

退治する働きです。

ビタミンCは、自分が酸化されることで、強力な抗酸化力を

発揮します。


このビタミンCが、大量の点滴で血中で高濃度に

なったとき、

大量の過酸化水素(H2O2:オキシフル)が発生します。


正常の細胞は、この過酸化水素を分解するカタラーゼ、

という酵素を充分にもっているため、

過酸化水素を中和して、水と酸素にしてしまい、

その影響を受けずに済みます。


一方、がん細胞は、カタラーゼがほとんどないため、

過酸化水素を中和できず、過酸化水素の働きにより

殺されてしまいます。


これが、高濃度ビタミンCが、正常細胞に影響を与えず、

がん細胞だけを殺すメカニズムです。


現在の抗がん剤が、がん細胞だけを叩くのではなく、

正常細胞にもダメージを与えてしまい、

患者さんにとって、ほんとうに辛い副作用が

起きてしまっていることを考えると、

高濃度ビタミンC点滴は、まさに理想的な治療

と言えると思います。


晴れいつもこころに太陽を!




驚異のがん治療 高濃度ビタミンC点滴との出会い 後編

初めて高濃度ビタミンC点滴を知ったときの話の

続きとなります。


肺癌が発見されたときに、すでにステージⅣという

もっとも進行した病期であった40歳台の患者さん。


この患者さんのCTフィルムを診せていただいてから、

4ヶ月後です。

私が栄養療法を研修していたクリニックの点滴室で、

日焼けをした笑顔の彼に、会うことができました。


本来ならば、ベッドの上か、もしかしたら、

すでに亡くなられていても、

なんの不思議もないはずでしたが、

その患者さんは、なんと、元気な半袖シャツの姿で、

点滴を受けていたのです。


私は、ほんとうに驚きました!

と同時に、とても、感動しました!


何故なら、今まで20数年、がん患者さんを診てきた

医師としての私の経験の中で、

余命の予想に反し、こんなに元気な患者さんを

見たことがなかったからです。

この彼がしていた点滴こそ、「高濃度ビタミンC点滴」

だったのです。


彼は、この4ヶ月の間、抗がん剤による化学療法を

受けましたが、

原発である肺癌の腫瘍のサイズもまったく変わら

なかったため、

新しい治療である、「高濃度ビタミンC点滴」に期待を

かけて開始しました。


すると、腫瘍の縮小もCTで確認され、さらには、

抗がん剤を受けていたときのような、嘔気や嘔吐などの

副作用もなく、

「高濃度ビタミンC点滴」を続けることができたのです。


あれから、すでに丸2年が過ぎていますが、

この患者さんは今も週2回、

「高濃度ビタミンC点滴」を受けています。

そして、がんの再発もなく、元気に仕事もされています。

それだけでなく、なんとあの鉄人レースと言われる、

トライアスロンにも挑戦していると聞きました。


それまで、抗がん剤治療でいくらかの予後を延命できる

としても、その副作用である、嘔気や嘔吐、脱毛、

口内炎の痛みで食べられなくなる患者さんを診てきた

自分にとって、この「高濃度ビタミンC点滴」は、まさに

奇跡のような治療でした。


そして、自分もこの「高濃度ビタミンC点滴」で、

「ひとりでも多くの患者さんを元気にしたい!」

と切実に願い、現在渋谷塚田クリニックにても

実践しているのです。


晴れいつもこころに太陽を!

驚異のがん治療、高濃度ビタミンC点滴との出会い 前編

大量のビタミンCが、がん細胞を殺し、すでに点滴

としての治療が行われている。

このことを、ご存知の方も、すでにいらっしゃると

思います。


この、ビタミンCを使ったがん治療は、

私のクリニックで行っている治療の柱のひとつであり、

ブログでも、どうしても取り上げたい、

大変重要な治療ですので、

これからしばらく、ビタミンCによるがん治療ついて

書いていきます。


この大量のビタミンCを使って、がんを殺す治療を、

「高濃度ビタミンC点滴」

と呼んでいます。


「ビタミンCを大量って、いったい、どのくらいの量の

ビタミンCを使うの?」

はい、がん患者さんの多くは、50g~100gの量の

ビタミンCを使うのです。


栄養ドリンク剤で、「ビタミンC1000mg入り」

というのがありますが、1000mgですから1g。

なんとこの、50倍から100倍ものビタミンCを、

点滴として使うのです。


私が始めてこの治療、「高濃度ビタミンC点滴」を

知ったのは、2007年の春、

当時、栄養療法の実践を学ぶために研修していた

クリニックにおいてでした。


このクリニックの院長先生から見せられた

CTフィルムから、

CTに写ったこの患者さんが、左肺原発の肺癌で、

すでに両側の肺に多数の転移があることが診断

できました。


患者さんは、まだ40歳前半の男性でした。

私たち医師は、がんの進行段階をⅠ~Ⅳの

ステージに分けていますが、

この患者さんの肺癌のステージは「Ⅳ」。

最もがんが進行したステージでした。


年齢の若い患者さんのがんの進行は早く、

今までの経験からしても、予後は3ヶ月、

長くても半年と思われました。


晴れこころにいつも太陽を!

あらためて自己紹介

今日は、簡単ですが、自己紹介をさせて頂きます。


私の生まれは、群馬県の高崎市。

北関東の商業と交通の要地です。

幼稚園のとき、東京オリンピックの聖火ランナーの姿が

しっかりと眼に焼きついている、そんな時代の生まれです。


この高崎市は、私が小学生の頃は、確か人口20万人

くらいだったとおもいますが、

今では周辺地域との合併でおよそ37万人だそうです。


群馬県は、かつては「上州の空っ風とかかあ天下」

で有名でした。

越後山脈から降りてきた、砂埃を舞い上げる冬の冷たい

「空っ風」と、元気のよいお母さんの「かかあ天下」。


どちらも私にはとても苦手でしたので、

大学は、しっとりと潤いがあり、

冬には白銀の別世界となる、雪国の医学部に行きました。


医師となってからは、内科そして放射線科を経験し、

大学の関連病院の勤務医としておよそ20年、

主に、がん患者さんを中心に診させていただきました。


日々の診療の中で、もっと根本的に、そしてより副作用の

ない治療をしたいと思い、出会ったのが、「栄養療法」と

高濃度ビタミンC点滴といった「点滴療法」でした。



長年の雪国での生活を後にして、昨年、これらの治療で、

『たくさんの患者さんを元気にしたい!!』

というおもいで、東京渋谷で開業しました。


とにかく、患者さんが元気になって欲しい!

そして、元気になった患者さんが、今度はまわりの方を

元気にしていって欲しい!

ひとつの波紋が、次第に池全体に広がっていくような、

そんな、「元気の輪」を広げていきたいと願っています!


晴れこころにいつも太陽を!


「寺子屋」塾

もぜひ、お読み下さい! 第1話、第2話、

そして第9話、第10話には、医師を志した初心貫徹の

話を書いています。



ごあいさつ

はじめまして


渋谷塚田クリニックの塚田 博 と申します。

今日から、このブログを始めていきます。

渋谷塚田クリニックは、「薬だけに頼らない医療を目指す」

というコンセプトのもと、昨年の平成20年の5月12日、

渋谷の桜丘町で開業しました。

ようやく2年目を迎えたばかりのクリニックです。


ここは、渋谷といっても、とても賑やかな道玄坂や

センター街とはまったく違って、静かな住宅街、

といった落ち着きがあります。

桜丘町という名前のとおり、渋谷駅南改札西口から出て

国道246号を渡り、坂を上った丘の上にあります。

春には満開の桜が美しいところです。


このクリニックにおいて、薬物にみられるような副作用の

できるだけないような、

そして、より根本的なアプローチによる治療を行いながら、

がんやうつ、パニック障害といったこころの悩み、

アトピー性皮膚炎や月経前症候群、さらに慢性疲労や

頭痛などの症状をもった患者さんたちを

診させていただいています。


「いったい何科なの?」

と思うかもしれませんが、

すべての治療の基本であり、自然治癒力をアップさせる

より根本的な治療となる「栄養療法」、そして、

高濃度ビタミンC点滴などの「点滴療法」を行っています

ので、様々な疾患をもった患者さんを診る事ができるのです。


これからこのブログの中で、「栄養療法」や「点滴療法」

などについて、お話をしていきたいと思っています。


そして、何よりも読んでくださった方が、クリニックで

おこなっている治療をより理解していただき、

そのことで安心や元気が出てくるような、

そんなブログにしていければと思っています。

これから、どうぞ、よろしくお願いいたします。


晴れこころにいつも太陽を!


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