驚異のがん治療、高濃度ビタミンC点滴との出会い 前編
大量のビタミンCが、がん細胞を殺し、すでに点滴
としての治療が行われている。
このことを、ご存知の方も、すでにいらっしゃると
思います。
この、ビタミンCを使ったがん治療は、
私のクリニックで行っている治療の柱のひとつであり、
ブログでも、どうしても取り上げたい、
大変重要な治療ですので、
これからしばらく、ビタミンCによるがん治療ついて
書いていきます。
この大量のビタミンCを使って、がんを殺す治療を、
「高濃度ビタミンC点滴」
と呼んでいます。
「ビタミンCを大量って、いったい、どのくらいの量の
ビタミンCを使うの?」
はい、がん患者さんの多くは、50g~100gの量の
ビタミンCを使うのです。
栄養ドリンク剤で、「ビタミンC1000mg入り」
というのがありますが、1000mgですから1g。
なんとこの、50倍から100倍ものビタミンCを、
点滴として使うのです。
私が始めてこの治療、「高濃度ビタミンC点滴」を
知ったのは、2007年の春、
当時、栄養療法の実践を学ぶために研修していた
クリニックにおいてでした。
このクリニックの院長先生から見せられた
CTフィルムから、
CTに写ったこの患者さんが、左肺原発の肺癌で、
すでに両側の肺に多数の転移があることが診断
できました。
患者さんは、まだ40歳前半の男性でした。
私たち医師は、がんの進行段階をⅠ~Ⅳの
ステージに分けていますが、
この患者さんの肺癌のステージは「Ⅳ」。
最もがんが進行したステージでした。
年齢の若い患者さんのがんの進行は早く、
今までの経験からしても、予後は3ヶ月、
長くても半年と思われました。
こころにいつも太陽を!