皆様、おはようございます。
つじもと個別の辻本学です。
今日も朝から予定があり、早めのブログアップです。
中学受験や高校受験での「あるある」について今日は書かせていただきます。
全体的にもいえることではありますが、特に併設大学(指定校推薦枠がたくさんある学校も含みます)のある附属高校や中学生にあることです。
それは…
保護者様からの「入学してから全然勉強しないんです。」
子どもの立場にたつと
当たり前ですやん
ということなんです。
理由は大きく2つです。
1.受験がゴール発言
受験が近づきますと、特に中学受験で保護者様も塾の人間も「もうすぐで終わるから頑張れ」というような発言があると、子どもからすると受験終わったら(合格したら)、もう今みたいな勉強しなくて良いと心から思うわけです。
それで入学後の成績不振で親から「なんでもっと勉強しないんや」と言われ、先ほどの「入学してから全然勉強しないんです。」となるわけです。
この流れで考えますと、子どもの立場では周りに言われた通りにしているだけで、むしろ親に対して、「約束と違うやん」となるわけです。
ここでもう一つの問題は学習塾の人間も「もうすぐやから」と言っているケースがあるわけです。
中学受験専門塾の方は特にそのようにおっしゃるかもしれませんね。
‥‥終わりちゃいますよ。と言いたいです。何が終わったんですか?
確かに普通の成績をとっていれば附属の併設大学へ進学できますので、併設大学へ行くのであれば、そういう意味で「受験勉強は」終わったのかもしれません。
ただ、「勉強」自体は大人になっても続くわけですし、もし、私立中学や私立高校(もっと言えば公立高校も)に進んで併設大学ではなく、一般受験して大学進学をするのであれば、なおさらです。
もちろん、私は受験生にもうすぐで終わるから頑張れ的なことは言いません。
中学や高校へ入ってからも頑張らないといけない状況だからです。
※厳密には大学に入ってからや社会に出てからもなんですけどね。
2.不安のないところで頑張れますか?
2点目は、併設大学という安心があるのに、誰ががんばるのでしょうか?
もちろん上位の子たちは好成績をとれていることで気持ちがよいので、がんばり続けたりしますし、併設大学の学部にこだわりがある子たちはがんばっていると思います。
でも、それはほんの一部です。
もし、保護者様が今から全く働かなくても余裕をもった生活ができると言われたら一生懸命、仕事をするでしょうか?
子どもであればなおさらのことです。
まずはこのあたりのことを親がきちんと理解して中学受験や高校受験を考えていただき、お子様への言葉がけもお考えになってはいかがでしょうか。
今朝はそんなイメージです。