登場人物紹介
くわしくはこちら登場人物紹介
2022年1月
母の入院をきっかけに
認知症の父の介護が始まりました
泊まり込みワンオペ在宅介護と
ショートステイ併用期を経て…
2023年1月
父、特別養護老人ホームに
入所しました
母は今も入院中
母の入院
2023年12月
父、覚醒不良
看取りケアに移行
看取りケア期
2023年3月
実家じまい完了
こちらもどうぞ
認知症の父が老衰と診断され
93歳にて息を引き取りました
老衰と診断された話
亡くなるまでの日々を
振り返っています
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_302.jpg)
パンクした自転車をひきずりながら
父のいる施設に到着
職員さんに食料を手渡します
職員さんは
「午後試してみますね」
と受け取ってくれました
父は自室で
ベッドに横たわっていました
目はうっすら開いていますが
呼びかけても目が合わない
言葉を発することもありません
でも
身体の動きはあって
仰向けになった父は
天井に右手を伸ばしていました
まるで
何かに触れようとするように
そこへ登場したのは
施設の職員さん(ケアマネ)
亡くなった後に着せる服を持ってきて欲しい
と言われました
ああ
いよいよなんだな
死期が近くなると
こういうこと言われるんだ
としんみりする気持ち半分
そして
もう意識が朦朧としているとは言え
本人のいる前で
そういうこと言うのどうなの?
と憤る気持ち半分
そんな思いは胸に秘めて
つむぎさんはクールに
職員さんに問いました
「今施設に置いている服の中から
選んでもいいですか?」
「選んだらわかるように
よけておいてもらえれば」
と回答いただいたので
選んでおくと答えました