登場人物紹介
2022年1月
母の入院をきっかけに
40代にして認知症の父の
介護をすることになりました
2023年現在
母は今も入院中
くわしく知りたい方はこちらもどうぞ
特養にいる認知症の父に
面会してきました
前回はコチラ
はじまりはコチラ
前回のあらすじ
歩けない父が尿意を訴えた
まずは車いすに乗ってもらわねば
つかまり立ちはできるので
車いすに誘導します
オーライオーライ
車いすになんとか
お尻から着地した父
ちょっと疲れたようで
背もたれに背中を預けました
立ったり座ったりって
全身の筋肉使うし
転ばないように
集中力使うし
疲れるよね
がんばったね
お父さん
おつかれさま
さて
車いすを押して
トイレに誘導するか
と意気込んだわたしに
父が一言
デジャブ
まじで?
いま
なんて言いました?
たった今
そっちから
移動してきたばかりですけど?
尿意はどうした
どこいった
飛んでった?
痛いの痛いの飛んでいけ
みたいに
尿意よ尿意よ飛んでいけ
って飛んでった?
尿意が
飛んでいくことある?
いま言ったことが
秒でくつがえる
これが認知症ですよね
まあ
いいでしょう
ベッドに移ります
そしてまた
父は言います
デジャブagain
車いすに移ります
車いすに移ったら再び
ベッドに移ります
ベッドに移ったら
(以下省略)
わたしが帰るまで
このくりかえし
何度も
何度も
くりかえし
くりかえし
車いすとベッドを行き来しました
何度も立ったり座ったりして
父の足のリハビリになってそう
ハッ
もしかして
わたし
父の自主リハビリに
協力させられている?
