興味があれば、読んでください。
自己紹介
幸せになるために
薬物依存に陥るとき、テレビなどを見て、何か理由があるんだろうと思いますよね。
苦しいから?悩みがあるから?
と言われがちですが、
友人は『好奇心』や『付き合い』から薬物の世界にはいっていったみたいです。
薬物をやる事によって万能感が高まってるようにも見えました。「寝ないでも働ける」と言ってました。
悩んでいるように見えませんでした。
いつでも止めれると信じてるようでした。
友人は田舎の温かい普通のサラリーマン家庭で育ちました。
悪しき生育環境には当てはまりません。
最初は気付きませんでした。
おそらく、最初はやっていなかったのかと、、、
初期の違和感は
大きな引き出しの中に薬がぎっしり
(昔は薬を大量に摂取するオーバードーズは知られていませんでした。今考えると、オーバードーズだったと思います。)
便秘になった!と言っては下剤を大量に飲み、
下痢になった!と言っては下痢止めを大量に飲み、
この人は幼い子どもなの?とその頃の私は思ってしまいました。そして、
いい方向に導かなくては!
と思います。
薬の代わりに栄養ドリンクを飲むことを提案します(笑)
すると、薬を止めるどころか、薬+栄養ドリンクを大量に飲むようになってしまいました。
その友人は、よく薬物(ほんま物の、おそらく覚せい剤)をやっている人の悪口を言ってました。
「あんな危ない薬をする人はろくでもない」
だからまさか、やっているとは、、、
騙すためだったのか?それとも本当にその頃は思っていたのか分かりません。
しばらくすると、おかしな行動が目立ってきます。
訪ねてきたと思ったら、笑い転げて、大騒ぎする。
突然、ビルの受付の人に怒鳴りだす。
食事をしていたら、隣の人に「こちらを見るな!」と怒り出す。
楽しそうに、でも不気味に笑い出す。
その頃には薬かな?と気付いてました。
ただ、若くて無知な素人です。
大麻なのか、覚せい剤なのか、麻薬なのか、コカインか、おそらく警察に見つかったらいけない薬物。
今ほど薬物の情報もなく、パソコンもスマホもない時代です。
素人に分かる訳がありません
それでも、何かおかしい。何とかしなくては。と怒鳴る友人を見つめながら、隣で泣きました。今でも思い出すと心が苦しい。人が変わったようで、悪魔に取り憑かれたように見えました。目が、目が恐い。
直ぐに離れなかったのは、自分がどうにかして友人を救えると思ったからです。
私は偏見が嫌いです。
誰のことも、平等に支援したいと思っていました。
怒ったり、説得したり、寄り添ったり、お金を貸したり、まわりに嘘を言ったり、、、
今思えば馬鹿げてますが、その時は精一杯頑張りました。
しばらくして、悪化していく気がしました。
自分が悪いのか?自分のせいなのか?
とにかくまわりに秘密にしたかった。秘密にして何事もなかったかのように薬物を止めさせたかった。
その頃、一冊の本に出会います。
その本を手にしたのは、
自分の悩み「自分の何が間違っているのか?」とリンクしてしまったんだと思います。
アルコール依存症の家族を支えているつもりの筆者が、治癒を妨げてしまっているのに気付くという内容です。
この本の中に著者の詞があります。
自分を抑えきれなくて
つい私は
あなたの靴を揃えてやり
あなたのかばんを選び
あなたの交通違反の罰金を払い
あなたの上司にうそをつき
宿題を代わりにやってあげて
あなたの通り道から岩をどかし
あなたから奪う
「自分でやったんだ!」と言える喜びを
アンジェリン・ミラー
注意しなければならないのは、
問題のある依存症の場合は、
という事です。
発達障害などの理由でサポートが必要な場合は当てはまりません。
本はいつも答えをくれます。
止めよう、もう変わる気のない人を変えようとするのは止めよう。私には最悪に思えても、本人は満足しているかもしれない。
これは今でも自分の教訓になってます。
今の自分は少しだけ分かってきました。
共依存に陥らないサポートは、
本人ができる事は任せ、
本人がどうしても出来ない事は本人の希望で助ける。
指図はしない。
支配もしない。
自分に優越感を覚えない。
相手が弱い人間だと思い込まない。
相手が何も出来ない人間と思い込まない。
そして、まわりに隠さない。
その人生は私のものではない。彼(彼女)のものだ。
人を支えるとき、
共依存に陥らないよう気をつける
お手伝いが出来るかもしれません。ご連絡をください。
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