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 以前、あるアスリートの叔父さまが運営していた幼稚園が話題になりました。

勉強と運動をカリキュラムに添って行い、運動能力や勉強を養う幼稚園。

幼児達が次々と倒立したり、カードを使って勉強したり、、、

最近ではテレビで見かけなくなりましたが、

10数年前はかなりテレビで取り上げられていました。



夏には川に連れて行って、

男の子は川に次々と飛び込みをさせていました。

楽しんでいる子もいましたが、

ある子は泣きじゃくり出来ませんでした。

次の日、その子は飛び込む決心をして飛び込みます。


その時の大人達のキラキラとした目が忘れられません。みんなに褒められて、その子も嬉しそう、、、という感じで番組は作られていました。



この光景を見て、「乗り越えなくてはいけないの?」と考えてしまいました。



私も小学校5年生の時に同じ様な事がありました。

担任の先生が授業の時に、

体育館の舞台を降りたところに厚いマットをひき、

舞台の上には大きな跳び箱、

その上には小さな跳び箱、


先生は次々と不安定な跳び箱の上から生徒を飛び降りさせていました。

ほとんどの子は喜んでいましたが、

私は高所恐怖症、

恐ろしくて恐くて💦


見ると後二人の男女の子がやりたくないと言っています。一人は大泣きです。


私はその二人と同じにはなりたくなかった。先生は頑張って乗り越えろというスタンス、自分は、、、そんな事をさせる担任にムカついてた。だから、

震える体に耐えながら、跳び箱の上から落ちます。



小6私がそれを乗り越えてどうなったか?

それから何度も何度も悪夢を見ます

夢の中で海に「飛び込め!」高い所から「飛び降りろ!」



大人の自己満足は、子どもがちょっとした事を乗り越えた時に起きます。これで色々な事を乗り越えられると信じます。本当にそうでしょうか?



スポーツや勉強、などなど

もちろん乗り越える事はとても大切です。


上記の二つの例で間違ってるのは、

大人が乗り越えさせる為に場を作っている事と

本人が望んでない事です。



こんな風に思っている私にも失敗はあります。

子どもを、子どもの為にとスイミングスクールに連れて行きます。3ヶ月周期に上のクラスにあがるスイミング。楽しそうに通う子どもに満足していました。ただ、2ヶ月経った頃、スイミングの数日前に泣くようになります。どうして泣くのか聞いいたら「スイミングが嫌だ」とだけ。

スイミングでは楽しそうな場面も多かった。泣く理由が分かりません。その後も4~5ヶ月目は楽しそう。6ヶ月目にはまた泣き出します。


6ヶ月目に泣くようになった時にどうしてか判明します。

顔を下にして浮くように言われ

「手も足も動かしていけないって。私、死んじゃう」

そのスイミングスクールは、上のクラスに上がるには、ただ浮く事をクリアしなければいけません。

掛け合ってみましたが、その場で説得され、やらされる。

先生は「やる?」と聞いたら本人が「やる!」と言ってましたと嬉しそうなに報告します。

いやいや、言わんといけない状況をつくってるじゃん💦


結局、6ヶ月通って、他のスイミングに変わりました。



しばらく我慢させた事は間違ってました。



うちの子が弱いのか?いいえ、

命の危機を察知して逃げる事は賢い事です。

今回は理由がたまたま分かったけど、上手く説明できない場合もあります。

子どもの野生の勘には無条件で従った方が賢明でした。といっても即決断は難しいか、、、



人生には、乗り越えなければならない事がいっぱい出てきます。

その大切な時に乗り越えられるように、子どもの頃は力を温存し、嫌な事は嫌と言わせるべきです。




私はこんな風にイメージしています。


本人が必要でないと思う事を無理に乗り越えさせると、細胞の中に小さな傷が出来る。

つまりトラウマです。

もちろん本人が乗り越えたいと心の底から思っていたら、どんなに困難でも苦しくても傷は出来ません。



失敗した時の大人の声かけによっては、失敗した事も自信になります。


乗り越えたいことは、全力で応援しますが、乗り越えたくないと思っていたら全力で止めます。

時には、全力で止めると、「乗り越えたい」という力が湧く事もあります。逆境は力ですね。



時には、親のためにと勝手に頑張る時があります。それも本人の意志なので尊重しますが、しょっちゅうではいけません。自尊心がなくなってしまいます。たま~にあってもいいという程度です。


本当はどんな事でも「自分のため」が大切ですよね


自分が望んだ事だけ

乗り越えさせる



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