カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者でEJ EXPERT代表のブラッドリー純子です。

 

 年々出張の日数も増え、スーツケースの中に入れる持ち物も少しずつ最適化されてきました。


できるだけコンパクトに必要なものだけを選んでいるつもりですがあまり吟味する時間もなく、まだまだ発展途上な気もします。


久しぶりに出張用に私が使っている小型スーツケースの中身をご紹介したいと思います気づき


なかなかの長編になりますので、お時間のあるときにでも読んでもらえると幸いです。


「時短&ストレスフリー」がテーマ


アメリカ西海岸在住だと、時差の関係で日本との会議は夕方からのスタートが多くなります。


出張先でも会議終了後、ホテルに帰ってログインということもしょっちゅう。


フライト時間を調節して空港ラウンジでリモート通訳をすることもあります。ラウンジではこのようにブースが付いている所も多いです。


例えばLAXの国内線ターミナルのUnited Clubには6つほど付いていていつも空いています。予約なしで2時間まで利用OK。


ホテルもコロナ後はWiFiが安定したので、出張先でもリモート通訳の対応が気軽になりました。


仕事着はシワにならず軽い素材で


丸洗いできるスーツやシワや毛玉ができにくい軽い素材のジャケットやパンツ、スカートなどを購入するようにしています。


スーツは数年経つとデザインや形も微妙に変わってしまうので、毎年新しいものを少しずつ買い足して回転させています。


講座の受講生から通訳現場に着ていく服装について聞かれることがあります。


これもTPOに応じて変わってきます。


工場視察、オフィスでの商談、ホテルでの基調講演、国際会議場でのバイ会談、案件の趣旨によって服装も履く靴も調整する必要があると思います。


例えば、黒やグレーのスーツ軍団に同行する場合は、同じような服装で行くと「あれ?通訳さんどこ?」となることがあるので、私はベージュやアイボリーなど見つけやすいスーツで行きます。


また、いかにもリクルートスーツに見える地味な服装より、自分の背丈よりワンランク上に見えるような服装を心がけると業務がスムーズに行く気がしています。


初対面の人は9割見た目で判断されるのが現実。

「プロフェッショナルで仕事ができる風」の服装がクライアントの安心感にもつながります。


ちゃんと仕事をしているのになぜか、クライアントに雑に扱われるとか、存在を忘れられる.. と最近感じている方は、この「仕事ができるオーラづくり」を意識してみるといかがでしょう。


そういう私も仕事用のワードローブを考えたり...という時間があまりなく、そもそもコーディネートは得意ではありません。


なのでブティックの店員さんにプロの意見を聞いたり、Instagramのフィードを参考にしています。


ちなみに仕事用も含めて、ジム用ウェア以外の洋服は日本で調達することが比較的多いです。


空の旅の必需品AirTag


AirTag便利ですよね!


私はスーツケース全部の内側ポケットに忍ばせています。機内に乗ったら、預けた荷物もちゃんとついてきているか、スマホで確認したりして。


うちの息子は、AirPods、お財布、歯科矯正用のリテーナーケース、すべてAirTag付きですw


先日ユナイテッド航空がApple AirTagとのコラボを発表しました。


つまりスーツケースにAirTagを入れておけば、ラゲッジトラッキング機能と連動し、万が一紛失した場合もAirTagで追跡してくれるわけです。


そのまま入れると傷が付きやすいですが、今はアマゾンなどでいろんなAirTagホルダーが売られているのでチェックしてみてください。


ワンちゃんのホルダーは、我が家のマルチーズにそっくりビーグル犬しっぽ


ノートPC用ポケット付キャリー


前面にノートパソコンや書類を入れられるタイプのスーツケースに変えてから使い勝手が良くなりました。


待ち時間にパソコン作業をする時も出し入れが簡単。

機内持ち込み時や新幹線移動時にもパソコンだけさっと取り出して、座席のポケットにスムーズに入れられます。


何年かこの白いタイプを使っていたのですが、夫に譲ったので私のを新調しました。


サンフランシスコの店舗でたまたま見かけたのがこちら下矢印





私の知る限り、デキる通訳者の多くは必ずと言って良いほど、なぜかRimowaなのですスター


何しろ小回りが良く、どんなに重くても車輪がスムーズなので、アメリカの広い空港ターミナルを突っ切る時も移動が快適になりましたダッシュ


デンバーやシカゴオヘアなどのハブ空港に降りることが多いので、歩く距離も半端ではありません。


ちょっと引っかかったり、ハンドル部分が持ちにくかったり、これに変えてからそういうストレスが皆無になりました。


キャリーケースに千ドル以上とお高めですが、ほぼ週に1度使うこと、永久保証付きらしいし機能性の良さを考えると、これにして良かったと思います。


出張用PCと軽量折りたたみ式ケース


以前使っていた出張用のパソコン(Microsoft サーフェスプロ)のスピードが落ちてきたので、自宅で使っているタイプのサーフェス・ノートブックより一回り小さい薄型のノートPCに最近買い替えました。


ケースも軽量でZoom用に高さが調節できるタイプをMOFTというサイトで見つけて購入。


雑に扱っても耐久性があり、デザインもかなりシンプルです。


MOFTのスマホスタンドを私も娘もずっと使っているのですが、パソコンケースも薄くて使いやすく気に入っています。


ノート型パソコンもケースもリモート通訳やハイブリッド通訳に対応できてコンパクトであることが条件です。


トラベル用のガジェット類


充電器やヘッドホンなどは油断すると嵩張るので可能な限り軽いのをコンパクトにまとめて持ち運んでいます。


左上から無印のナイロンガジェットケース、ゼンハイザーのUSB式マイク付きヘッドホン、同じくゼンハイザーのワイヤーイヤホン、通訳タイマー、有線ケーブル、PC用アダプター、スマホ・Apple Watch・AirPods用の充電チャージャーです。


どれもホテルの部屋からリモート通訳ができる最低限のものを揃えています。


超軽量傘、アクセサリー入れ、折りたたみ式ボトル


折りたたみ傘は以前LOFTで見つけた超軽量タイプです。夏にニューヨークに行った時も、秋にシアトルに行った時も、天気予報が外れて急に雨が降ってきたということがありました。

太陽が灼熱の時は日傘としても使っています。

トラベル用のアクセサリーケースは幼なじみにもらったので、サイズがちょうど良くてずっと愛用しています。

あまり大きなアクセサリーは着けないですが、細いネックレス、イヤホンを装着しても邪魔にならない程度のピアスは持参します。

シリコン製のウォーターボトル空港やホテルで重宝しています。折り畳むとコンパクトなのでバッグに入れても邪魔になりません。

最近のホテルはウォーターサーバー設置のところも増えているので1つ持っておくと便利です。

あと写真にはありませんが、プラスチックのカードケースに現金を100ドル(5ドル、10ドル、20ドル、50ドル札に分ける) と予備のクレジットカードを入れて、スーツケースの内側ポケットに忍ばせています。

万が一お財布を紛失した時のために入れておくと、気持ち的に安心です。


無印の化粧ポーチ


コスメポーチは無印のをずっと使っていてもうこれで4代目。いろいろ使ってみましたが、結局これに落ち着いています。


仕切り用にプラスチックの深型ケースを3つ入れています。


このポーチ自体はそれほど大きくないので、これにフィットするなるべく小さいサイズの化粧品を選ぶようにしています。


いちいち入れ替えるのは面倒なので、化粧品は自宅用と旅行用を別々に用意しています。つまり買うときは2つずつ、同じものを購入することが多いです。


旅行用ポーチは常にスーツケースの中に入れていて、たまに中を見直すようにしています。


Refaのヘアアイロン


夏にRefaのドライヤーをデパートで見つけて購入以来、数ヶ月経って髪質がかなり良くなりました。


オイルなどいろいろ試しても変わらなかった以前の乾燥と切れ毛が大幅に改善。


髪はもっとも年齢が出やすいので、会議の当日ボッサボサ❗️ということがないように気をつけたいところです。


先月日本に行った時に同じRefaのヘアアイロンを行きつけの美容院のWiLLで使っているのを見て購入。軽量でコンパクト、髪の毛がツルツルになります。


このドライヤーとアイロンは間違いなく今年買って良かったものベストワン。


在庫切れだったのですが、翌日わざわざ電車で片道30分以上はかかる店舗まで取りに行ってくださったそう。おかげでアメリカに持って帰ることができました。


美容院とネイルサロンは日米でサービスの質があり過ぎて、最近アメリカではほとんど行かなくなってしまいました。また来月も娘と一緒に予約を入れているので楽しみです。


無印トラベルポーチ


吊り下げ用のトラベルポーチも無印良品のもの。これも何代目か忘れましたがずっと愛用しています。


中身が減ってきたら補充してこちらもスーツケースに常備。


特にこだわりもなく、必要最低限のものしか入れていないつもりですが、こう見ると結構たくさん入ってますね


全て機内持ち込みができるように液体容量は100ml以下です。


ボールアンドチェーンのエコバッグ


お土産やノベルティグッズなどを仕事先で頂いたり、出張先で買い物したり、


ちょっと荷物が増えた時のためにBall and ChainのエコバッグのLサイズかMサイズのどちらかを入れています。



丸めて放置して付いたシワも使うとすぐ消えます。


頻繁に色んなデザインが出るし値段もお手頃なので、日本に行く度についつい手が伸びてしまいます。


サイズが大容量で頑丈、デザインも種類がすごくたくさんあって見ているだけでも楽しいです。


最近は店舗も増えていてわざわざポップアップストアを探す必要もなく、プレゼントやお土産用にしたりします。


現地でパートナー通訳者とちょっとした買い出しに行ったりもするのでエコバッグは必需品になっています。


インスタントスープやティーバッグ類


お茶のティーバッグやカフェオレやコーヒー、スープやドライフリーズのお味噌汁などはポーチに入れてスーツケースに忍ばせています。


朝食はホテル、昼食は会議場やオフィス、夕食はレストランで会食か外食が定番。


ですが睡眠を優先したり、集合時間が早朝だったりすると朝食を取らずにインスタントスープのみと言うこともあります...


じつはアメリカ国内の出張では、お茶漬け海苔やフリカケが意外と重宝します気づき


ホテルの朝食ブッフェで必ず登場する温かいオートミールにかけて食べます。そこにスクランブルエッグを添えても美味。おかゆよりもヘルシーでオススメです。


トラベル用電気ケトル



荷物に多少余裕がある時はこの折りたたみ式の電気ケトルを持って行きます。アメリカのホテルには湯沸かし器が付いていない所がほとんど。


コーヒーメーカーでお湯だけ沸かすこともできますが、これだと瞬時に沸騰するし、スープやお茶を飲みたい時に大活躍。


ラスベガスへ出張時は、ホテルのお部屋にコーヒーメーカーが付いていない(1階のカジノに来て飲んでもらうため)ので、必須アイテムです。


ラスベガスに行かれる方は覚えておくと良いですね。


ちなみに、こちらもAmazonにて購入。


その他にもスーツケースに入れるのは、ジム用の軽いランニングシューズやウェア、携帯用スリッパなど。



車やリムジンバスの移動で連日出張だとついつい荷物も増えます。


荷物が多い場合は、ホテルの会場で仕事をしている間に部屋に届けておいてもらったり、なるべくエネルギーを温存できる方法を選びます。


基本的に自宅では、仕事用のスーツやジャケットなど以外はすべてスーツケースの中に入れてスタンバイ状態にしています。


まず出張から戻ったら、洋服はクロゼットかランドリールームへ、下着やパジャマも新しいのに交換して次回のためにセットしてスーツケースはそのままウォークインクローゼットに。


出発当日は、そこにスーツやジャケットなど衣類と靴を入れるだけ。


前日に決まって翌日にはフロリダへ... みたいな超特急出張も過去にあったので


いつでも出動できるように急に決まっても、慌てなくて済むように準備を整えておく


それだけでストレスもかなり軽減できます!


さて、2025年最初の出張はラスベガスの予定です。帰宅したら翌日早朝の便で日本に向かいます。


今回の出張では、半年に1度のイベントも以下の通り予定していますキラキラ



1月17日(金)に大阪にて会議通訳ワークショップ気づきを開催いたします!

 

📅 日程:2025年1月17日(金)

🕒 時間:10時〜17時

📍 場所:大阪難波 NAMBA SkyO 27階

(オンライン参加可能)

🥂 懇親会 : 18時〜20時 大阪難波駅近

 

ネットワーキングランチや対談・Q&Aなど、初参加の方も同業者と交流できる機会になっています。

 

 

詳細&申し込みはこちら公式ページリンクでご覧ください:

https://www.ejexpert.com/interpreting-training-jp

 

すでにお申込みいただいた方々、ありがとうございます。

 

中にはワークショップは出席率100パーセントというコアファンもいて、ハイブリッド開催のイベントは結構大変なのですが(スタッフが一番大変アセアセ)楽しみにしてくださる方々のために年に2回は東京または開催しています。

 

通訳者として入るのはもっと大規模なイベントが多いですが、少しでも主催者側の苦労がわかるので個人的にはとても勉強になります。

 

まだ残席がありますので、初めての方もぜひ参加をお待ちしています!

 

  

EJ EXPERTの会議通訳養成プログラムのご案内: 新規受講生を募集中、2025年1月スタート!

 

弊社の通訳養成プログラムは、ベーシックからプロフェッショナルレベルまで多数の講師が長年の経験を活かして丁寧に指導を行っています。

 

また、受講生に通訳デビューの機会を提供するプロボノ制度も設けています。

 

通訳スキルの習得に興味のある方は、コーディネイターの角(すみ)まで sumi@ejexpert.com メールにてぜひご相談ください。

 

プログラム全体の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者でEJ EXPERT代表のブラッドリー純子です。

 

2024年も気が付けばもう終わりに近づき、イブの今日で通訳業務は仕事納めです。まあ、他の業務はまだ残っていますが...

 

年を重ねるごとに1年が経つペースが加速していくのに驚いていますが、今年も忙しく充実した1年を無事に終えられることが何よりありがたいです。

 

特に秋後半の繁忙期も突っ走ってこれたのは、スタッフと通訳チームの活躍が本当に大きかったですキラキラ

 

年々アメリカだけでなく日本国内の通訳案件も多くなってきているため、来年は日本出張の機会が増えるかも。

 

 

企業価値グローバル一位になったNvidiaの新しく増設されたオフィスで通訳してきました。



 サンフランシスコ市内への出張も今年は多かったです。クライアント企業のPwCとアクセンチュアの素敵すぎるオフィス。


 

スタンフォード大学のキャンパスにて。特にGSB(経営大学院)で教授によるプレゼン講義を同時通訳したり、日本の大学や企業が集うイノベーション関連のイベントで通訳したりも割と多いです。



こちらも毎年、通訳機材と通訳サービスを提供させていただいている国際会議。今年は、シリコンバレーのフォーシーズンズとリッツカールトン・ハーフムーンベイが会場でした。



11月には第65回 ATA(全米翻訳者協会)カンファレンスでオレゴン州ポートランドへ



去年の夏に東京ビックサイトで日本翻訳者協会カンファレンスの基調講演をさせていただいて以来、

 

他のイベントやカンファレンスにも登壇のお話がいくつかあり、今回もその一つでした。

 

歴史ある協会からお声がけいただき、同業者の皆さんの前でお話できる機会は貴重です。

 

 

 ”From Commodity to Valued Partner: Ten Strategies to Stand Out and Transform Your Language Service Business”というトピックでお話させていただきました。


数多いセッションの中からたくさんの方が参加くださって嬉しかったです。

 

ランサムはなさんYouTubeチャンネルでATA日本語部門の佐藤さんがポイントを分かりやすくレポートしてくださっています。

 

 

11月は大阪でお世話になっているクライアント企業に出向き、年明けの案件の打ち合わせも。

 

 

リモート案件も抱えているのでスケジュールの合間を縫って、カットやネイルやお買い物などを済ませた後、大阪空港から新千歳空港へ。

 

 

自力で札幌コンベンションセンターにたどり着きました。

 

 

毎年この時期に開かれる日本ライフオーガナイザー協会の年次カンファレンス、札幌は2度目の開催です。

 

 

本番中の姿があまりにも絵的に使えなかったので、広報担当スタッフが終了後に取り直してくださいました。

 

わざとらしい感じはお許しください…



札幌駅タワービルの日航ホテルの最上階に温泉が入っていたので延泊して疲れを癒してきました。


 

実は札幌カンファレンスと同じタイミングで別の国際会議が重なりました。

 

弊社登録の通訳者さんたちに行ってもらったブラジルの首都、ブラジリア開かれたICMRAサミット。3人とも日米で活躍するベテラン会議通訳者です。

 

 

さらに同じ日に東京の渋谷ヒカリエで開催されたGRIC2024

 

こちらも初開催依頼、弊社で同時通訳を担当させていただいているハイブリッド開催のグローバル会議です。


私も札幌の会場から休み時間にこちらの通訳チームの様子確認のためリモートで視聴していました。

 

 

年々スケールが大きくなっていて、今年は石破総理のリモート出演、サントリーの新浪社長や楽天の三木谷社長なども登壇。

 

 

日本国内の通訳機材およびブースはいつもバルビエコーポレーションさんにお願いしています。私が推しているDigiwaveも扱っておられるし、事前の打ち合わせを含めて対応がとても丁寧なベンダーさんです。

 

今年も長時間のイベントでしたが、通訳者3名体制+スタッフ2名の連携でクライアントからも高評価をいただきました。

 

セッションの内容や通訳形態など、戦略的に通訳者をアサインしたのが功を奏したと思います。

 

 

 

ここでEJ EXPERTから半年に一度のイベントのお知らせです。

 

1月17日(金)に大阪にて会議通訳ワークショップ気づきを開催いたします!

 

通訳業界は過去イチとも言える忙しさでしたが、同時に関連テクノロジーが大きく進化していることも否めません。

 

来月には米国の政権交代によるグローバル経済への大きな影響も予測されています。これに伴い通訳業界のニーズにも変化が予想されます。

 

今年、私が同時通訳を担当したGAFAMのカンファレンスでは、参加者が「生成AI通訳」と「人間通訳」を選択できるシステムが導入されていました...🤖

 

まさに来年以降、通訳者の在り方が変わっていく兆しを実感しています。

 

かといって通訳という職業が無くなる訳ではなく、

私たち通訳者に、ますますスキルや専門性の強化、収入源や事業形態の見直し、テクノロジーとの協業が不可欠になってくる。

 

長く活躍し続けるためには、変化に適応しつつ、プロとしての付加価値や競争力を高めることが重要だと考えます。

 

2025年以降をどう駆け抜けるか?

 

まずは、未来を見据えた「心づもり」と「戦略」が不可欠。

 

変化を先取りし、適切な準備を進めることで、漠然とあるAIの脅威に対する不安な気持ちも払拭できます。

 

本ワークショップでは、参加者一人一人が自身のキャリアを2025年以降に向けて再構築するためのヒントを得られる内容となっています。

 

📅 日程:2025年1月17日(金)

🕒 時間:10時〜17時

📍 場所:大阪難波 NAMBA SkyO 27階

(オンライン参加可能)

🥂 懇親会 : 18時〜20時 大阪難波駅近

 

ネットワーキングランチや対談・Q&Aなど、初参加の方も同業者と交流できる機会になっています。

 

 

詳細&申し込みはこちら公式ページリンクでご覧ください:

https://www.ejexpert.com/interpreting-training-jp

 

すでにお申込みいただいた方々、ありがとうございます。

 

中にはワークショップは出席率100パーセントというコアファンもいて、ハイブリッド開催のイベントは結構大変なのですが(スタッフが一番大変アセアセ)楽しみにしてくださる方々のために年に2回は東京または開催しています。

 

通訳者として入るのはもっと大規模なイベントが多いですが、少しでも主催者側の苦労がわかるので個人的にはとても勉強になります。

 

まだ残席がありますので、初めての方もぜひ参加をお待ちしています!

 

 

 

 

 

EJ EXPERTの会議通訳養成プログラムのご案内: 新規受講生を募集中、2025年1月スタート!

 

弊社の通訳養成プログラムは、ベーシックからプロフェッショナルレベルまで多数の講師が長年の経験を活かして丁寧に指導を行っています。

 

また、受講生に通訳デビューの機会を提供するプロボノ制度も設けています。

 

通訳スキルの習得に興味のある方は、コーディネイターの角(すみ)まで sumi@ejexpert.com メールにてぜひご相談ください。

 

プログラム全体の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者でEJ EXPERT代表のブラッドリー純子です。

 

今回で9回目となる通訳者インタビューシリーズ、今回は通訳現場からのレポートです。

 

カンファレンスの現場アシスタントとして会議通訳プロ養成講座の受講生2名に参加いただきました。

 

体験した内容をレポートでまとめてくださったのでご紹介します。

 

※SNSへの写真は許可を得て掲載しています。

 

 

 

現場体験レポート 〜関根舞さん

はじめまして、米インディアナ州でフリーランス通訳者として歩み始めた関根舞と申します。今年秋にEJ EXPERTプロ養成講座の一環として通訳アシスタントとして体験させていただいたイベントについてレポートをしていきます。

 

 

左から私、同じくプロクラスの受講生で日本在住の高木三枝さん、講師でありEJ EXPERT代表のブラッドリー純子先生、長年のあいだ純子先生と通訳パートナーを組んでいるカナダ在住でベテラン通訳者のフリイ・マクウィリアムスさん。

 

世界100か国以上の起業家たちが賞金100万ドルとトロフィー、そして投資家からの資金調達の機会を競う、注目の高いスタートアップワールドカップの決勝戦がサンフランシスコで開かれました。

 

 

開演後しばらくすると、あっという間に会場はたくさんの人でいっぱいに!写真も取れないほど受付前には大勢の参加者が集まり、すごい盛り上がりでした気づき

 

 

大盛り上がりの会場一番後ろに卓上型の通訳ブースが設営されていました。

 

イベントはこの最終日を合わせ丸3日間のあいだ開かれ、毎年全日程の同時通訳業務をEJ EXPERTが担当しているそうです。

 

こちらは2日目のワークショップでの通訳シーン。

 

決勝戦当日も純子先生とフリイさんが朝9時の開演から18時の閉演までの長丁場を担当。ひぇ~!アセアセ

 

ちょっと、この写真をよく見てください…

 

そう、私関根舞ですキラキラ

 

なんと、純子先生が音声をテストや調整しているあいだ、サポートで同時通訳をする機会をいただきました!

 

通訳席に実際に座ってみる高木さんと私。真剣そのもので顔をつくっている余裕はありません。

 

通訳アシスタントのIDバッジと通訳モニタリング用の受信機

 

通訳業界の第一線で活躍されている純子先生やフリイさんの間近でパフォーマンスを拝聴したり、

 

交代で音声調整のあいだ同時通訳をさせてもらったり、とても刺激的でした!

 

卓上ブースの中はこんな感じで窓越しに会場やステージの様子を見ながら通訳をします。

 

ステージ上の講演者のマイクの声が直接私たちのヘッドホンに入ってくる仕組みです。

 

会場の左側に見える仕切りの向こうに音響エンジニアチームが担当箇所にそれぞれ座っています。イベント中でもマイクに入ってくる音のボリュームやノイズが気になる時は純子先生がサッとエンジニアのところに行って調整をお願いしていました。

 

その他にも先輩方の様子を見ていると、現場では臨機応変に対応できる能力が求められると実感しました。

 

ちなみにこれらの機材や卓上ブース、受信機はすべてEJ EXPERT社所有のもので純子先生が車で持ち込んでいました。パパッと早業で設営と解体をしていて手際の良さに脱帽。でも結構な重さですよ・・・

 

通訳は体力勝負なのだと感じましたダッシュ

 

講演がすべて終了した後は、隣の会場で開かれたレセプションにも参加させていただきました。そしてその後・・・

 

 

 

そう、無人タクシーのWaymo(ウェイモ)です!気づき

 

ちゃんと無人でハンドルがくるくる回って走行しているのです。スクリーンには歩行者を感知している様子が映し出されて、自律的に減速したり車体の位置を調整したりしているのがわかります。賢い!

 

みんなで感動しながら乗車しました。Waymoはサンフランシスコ市内をたくさんの車両が走っていました。今回のスタートアップワールドカップ決勝戦で起業家たちの驚くようなアイデアやイノベーションを聞いた後に、まさにホンモノのイノベーションを体験することができました。

 

さすがはシリコンバレーに近いサンフランシスコです。通訳の面白さは、常に最先端のホットな話題を体感できることが結構大きいと思っています。

 

無人タクシーで向かった先は、サンフランシスコ湾に面したホテルにあるお店です。しっかり純子先生がワイン付のキャリアコンサルティングまで私たちに提供してくださいました。

 

二人ともここぞとばかり真剣に通訳の仕事や今後のキャリア構築について相談しました(真剣なので酔っ払ってはいませんw)。

 

そして最終日が終わった翌日には・・・

 

なんとEJ EXPERTから同時通訳案件のチャンスをいただきました!

 

ありがとうございます!キラキラ

 

 

某IT企業の取締役会を含め、丸1日半のエグゼクティブが集まるリトリートでの業務でした。

 

サンフランシスコ市内から少し離れたリゾート地が会場でした。ホテルのお部屋も一人には広すぎるほど。

 

サンフランシスコのランドマークであるゴールデンゲートブリッジが一望できる場所でした。夕方に散歩がてらきれいな写真をパチリ。

 

今回の経験から、まずは動いてみることの大切さ、実際に走り始めて気づくことが多くあると感じました。

 

自分が目指したい姿がより明確になる、そんな体験になりましたイエローハーツ

 

言葉ではおすすめしても足りないくらい。ぜひ皆さんも自ら行動を起こすことで違う世界を見てみてください。

 

運命の神様には前髪しかありません!

 

 

  

 

現場体験レポート 〜高木美枝さん

はじめまして、宮城県仙台市在住のフリーランス通訳の高木三枝と申します。

 

今回関根舞さんと一緒にサンフランシスコで開かれたスタートアップワールドカップ2024決勝戦でEJ EXPERT様の通訳アシスタント・見学に参加いたしました。

 

この募集を見た時、直感的に「これは行かなきゃ!」と思い、すぐに応募しました。

その勢いでSF行きの飛行機とホテルも予約。後から純子先生に無事参加許可をいただいた時はホットしました。

 

 1日目準決勝の会場をブースから

 

私が日本から現地に到着したのは午後だったので、2日目のワークショップには残念ながらギリギリ間に合わず・・・

 

 2日目のワークショップが開かれた会場からはSalesforceタワーが見えます。

 

純子先生から、海辺にあるレストランに直接来るように連絡があり、サンフランシスコ国際空港からそのまま向かいました。

 

そこでディナーをご一緒させていただきました。

 

 サンフランシスコとイーストベイを結ぶベイブリッジ

 

サンフランシスコベイの夕日を眺めながら、純子先生やフリイさんから今回のイベントの様子、これまでのお仕事のエピソードなどたくさんお話を伺いました。

 

 海が見渡せるレストランWaterfrontにて

 

私にとっては雲の上の存在のお二人、それだけに内心ドキドキでした。

 

でもとても気さくに話し掛けてくださったおかげで緊張も一瞬で吹き飛びました!

 

現在はカナダ在住で日米でも会議通訳者として活躍中のフリイさんと

 

 ホテルに戻る前にサンフランシスコのピアを散歩

 

そして翌日はいよいよグランドフィナーレです。

 

 サンフランシスコのユニオンスクエアにあるホテルのメイン会場にて。

 

会場に到着後、純子先生はマイクや受信機の音声チェックをしてから、舞さんと私に会場のレイアウトやその日のアジェンダと流れを簡単に説明。

 

さらに会場にいらっしゃるクライアントや関係者に挨拶まわりなど、次々のこなされていました。

 

もちろん通訳ブースではお二人が交代で一日中通訳をされていて、そのものすごい精神力と体力に圧倒されました!

 

 

元祖アメリカ版マネーの虎「シャークタンク」の人気キャストも登壇。

 

スタートアップ各社のピッチ部門では、時間制限が2分、質疑応答が4分という形式が厳しく決められているので、話すスピードがものすごく早い!

 

聞くところによると、1日目と2日目も、セッションにかなり専門的な内容が含まれていたり、会場の雰囲気に慣れていない発表者もいてさらに通訳が大変だったようです。

 

 

まくしたてるように話す発表者もいる中で、落ち着いたトーンで聞き手に分かりやすく訳されていく先生方の姿には「凄い!」のひと言で心から感動しました。

 

そして、なんと同時通訳ブースにも座らせていただきました!

 

純子先生やフリイさんの近くでパフォーマンスを拝聴したり、

 

イベント後半には純子先生が音声調整をされているあいだに同時通訳をする機会をいただいたり、

 

これまで夢見ていた世界が一気に現実のものとなりました。

 

 

終了後は今話題沸騰中のWaymoに乗ってレストランへ移動。

 

移動時には純子先生が毎回Waymoを予約して下さり、サンフランシスコに滞在したわずか2日間で3回も乗車体験ができました。

 

「せっかく日本から来たのだからお土産話に」とおっしゃって、ずっと色々と気遣ってくださった純子先生の優しさが身に染みました。

 

レストランではワイン片手に、舞さんも私も真剣に今後のキャリア・コンサルの時間を頂きました。

 

 

 

私は特に今回ご相談したかった通訳案件について、具体的なアドバイスをたくさん頂き、大満足でした。

 

純子先生に「頑張ってね!」と力強く背中を押して頂いたおかげで、今後の仕事への大きな弾みとなりそうです。

 

通訳者として第一線でご活躍されている純子先生、フリイさん、そしてEJ EXPERTの会議養成プログラムでクラスメイトだった関根舞さんとご一緒したこの2日間は、私にとって何ものにもかえがたい体験でした。

 

人生何が起こるかわからないし、今あたり前だと思っている日常がずっと続くとは限らない。

 

だから、チャンスが来た!と思ったら、直感を信じて「えいや!」で行動しようと、最近年齢を重ねるごとに強く思うようになりました。

 

 

今回実際に行動を起こして本当によかったと心の底から思っています。

 

最後に、大事な現場のサポートを任せてくださった純子先生、

 

そして快く対応してくださったフリイ・マクウィリアムスさんに心から感謝申し上げます。

 

本当にありがとうございました!

 

 

【編集後記】

EJ Expertの受講生の皆さんは、本当に学習熱心で、目標に向けての努力を惜しまない高いモチベーションを持っています。

単に片手間で通訳スクールに通うというレベルではなく、下のクラスの受講生でさえ、プロとして成長することを真剣に考え、意識の高い方が多いのです。

今回の機会に参加されたお二人は、特に努力家で、通訳者として優秀であるだけでなく、自分の目標に向かって確固たる信念を持ち、ひたむきに進んでいらっしゃいます。

東海岸と日本という物理的な距離、そして家庭や子育て、仕事といった日常の忙しさがある中で、今回のチャンスを逃したくないと自ら決断し、現地に赴くその行動力には感心させられます。

私も出張案件が続き、機材の準備や現場での対応に追われることもありますが、覚悟を持って参加してくださる皆さんのために、できる限り食事会やキャリアコンサルの機会を設けるよう努めています。

ただ通訳現場を体験するだけでなく、何か感じたことを持ち帰っていただきたいと思うからです。

それは、会議通訳という仕事の魅力であったり、自分にもできるという可能性や自信、あるいは行動を起こせば目標に一歩近づくという実感かもしれません。

目標に向かって努力する際、自分が何のためにその道を選んでいるのかを具体的にイメージすることで、達成へのスピードは格段に早まると信じています。

 

私も今回お二人と有意義な時間を過ごすことができ、本当に感謝しています。純粋に通訳という仕事をしたいとひた向きな姿勢を目の当たりにし、初心を忘れずに向上心を持つことの大切さを再認識しました。

 

お二人の活躍を願いつつ、できる限りサポートをしていきたいと思っています。お互いこれからも頑張りましょう!
 

 

 

 

 

 

EJ EXPERTの会議通訳養成プログラムのご案内

 

弊社の通訳養成プログラムは、ベーシックからプロフェッショナルレベルまで多数の講師が長年の経験を活かして丁寧に指導を行っています。

 

また、受講生に通訳デビューの機会を提供するプロボノ制度も設けています。

 

通訳スキルの習得に興味のある方は、コーディネイターの角(すみ)まで sumi@ejexpert.com メールにてぜひご相談ください。

 

プログラム全体の詳細はこちらをご覧ください。