こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者でEJ EXPERT代表のブラッドリー純子です。
年々出張の日数も増え、スーツケースの中に入れる持ち物も少しずつ最適化されてきました。
できるだけコンパクトに必要なものだけを選んでいるつもりですがあまり吟味する時間もなく、まだまだ発展途上な気もします。
久しぶりに出張用に私が使っている小型スーツケースの中身をご紹介したいと思います
なかなかの長編になりますので、お時間のあるときにでも読んでもらえると幸いです。
「時短&ストレスフリー」がテーマ
アメリカ西海岸在住だと、時差の関係で日本との会議は夕方からのスタートが多くなります。
出張先でも会議終了後、ホテルに帰ってログインということもしょっちゅう。
フライト時間を調節して空港ラウンジでリモート通訳をすることもあります。ラウンジではこのようにブースが付いている所も多いです。
例えばLAXの国内線ターミナルのUnited Clubには6つほど付いていていつも空いています。予約なしで2時間まで利用OK。
ホテルもコロナ後はWiFiが安定したので、出張先でもリモート通訳の対応が気軽になりました。
仕事着はシワにならず軽い素材で
丸洗いできるスーツやシワや毛玉ができにくい軽い素材のジャケットやパンツ、スカートなどを購入するようにしています。
スーツは数年経つとデザインや形も微妙に変わってしまうので、毎年新しいものを少しずつ買い足して回転させています。
講座の受講生から通訳現場に着ていく服装について聞かれることがあります。
これもTPOに応じて変わってきます。
工場視察、オフィスでの商談、ホテルでの基調講演、国際会議場でのバイ会談、案件の趣旨によって服装も履く靴も調整する必要があると思います。
例えば、黒やグレーのスーツ軍団に同行する場合は、同じような服装で行くと「あれ?通訳さんどこ?」となることがあるので、私はベージュやアイボリーなど見つけやすいスーツで行きます。
また、いかにもリクルートスーツに見える地味な服装より、自分の背丈よりワンランク上に見えるような服装を心がけると業務がスムーズに行く気がしています。
初対面の人は9割見た目で判断されるのが現実。
「プロフェッショナルで仕事ができる風」の服装がクライアントの安心感にもつながります。
ちゃんと仕事をしているのになぜか、クライアントに雑に扱われるとか、存在を忘れられる.. と最近感じている方は、この「仕事ができるオーラづくり」を意識してみるといかがでしょう。
そういう私も仕事用のワードローブを考えたり...という時間があまりなく、そもそもコーディネートは得意ではありません。
なのでブティックの店員さんにプロの意見を聞いたり、Instagramのフィードを参考にしています。
ちなみに仕事用も含めて、ジム用ウェア以外の洋服は日本で調達することが比較的多いです。
空の旅の必需品AirTag
AirTag便利ですよね!
私はスーツケース全部の内側ポケットに忍ばせています。機内に乗ったら、預けた荷物もちゃんとついてきているか、スマホで確認したりして。
うちの息子は、AirPods、お財布、歯科矯正用のリテーナーケース、すべてAirTag付きですw
先日ユナイテッド航空がApple AirTagとのコラボを発表しました。
つまりスーツケースにAirTagを入れておけば、ラゲッジトラッキング機能と連動し、万が一紛失した場合もAirTagで追跡してくれるわけです。
そのまま入れると傷が付きやすいですが、今はアマゾンなどでいろんなAirTagホルダーが売られているのでチェックしてみてください。
ワンちゃんのホルダーは、我が家のマルチーズにそっくり
ノートPC用ポケット付キャリー
前面にノートパソコンや書類を入れられるタイプのスーツケースに変えてから使い勝手が良くなりました。
待ち時間にパソコン作業をする時も出し入れが簡単。
機内持ち込み時や新幹線移動時にもパソコンだけさっと取り出して、座席のポケットにスムーズに入れられます。
何年かこの白いタイプを使っていたのですが、夫に譲ったので私のを新調しました。
サンフランシスコの店舗でたまたま見かけたのがこちら
私の知る限り、デキる通訳者の多くは必ずと言って良いほど、なぜかRimowaなのです
何しろ小回りが良く、どんなに重くても車輪がスムーズなので、アメリカの広い空港ターミナルを突っ切る時も移動が快適になりました
デンバーやシカゴオヘアなどのハブ空港に降りることが多いので、歩く距離も半端ではありません。
ちょっと引っかかったり、ハンドル部分が持ちにくかったり、これに変えてからそういうストレスが皆無になりました。
キャリーケースに千ドル以上とお高めですが、ほぼ週に1度使うこと、永久保証付きらしいし機能性の良さを考えると、これにして良かったと思います。
出張用PCと軽量折りたたみ式ケース
以前使っていた出張用のパソコン(Microsoft サーフェスプロ)のスピードが落ちてきたので、自宅で使っているタイプのサーフェス・ノートブックより一回り小さい薄型のノートPCに最近買い替えました。
ケースも軽量でZoom用に高さが調節できるタイプをMOFTというサイトで見つけて購入。
雑に扱っても耐久性があり、デザインもかなりシンプルです。
MOFTのスマホスタンドを私も娘もずっと使っているのですが、パソコンケースも薄くて使いやすく気に入っています。
ノート型パソコンもケースもリモート通訳やハイブリッド通訳に対応できてコンパクトであることが条件です。
トラベル用のガジェット類
充電器やヘッドホンなどは油断すると嵩張るので可能な限り軽いのをコンパクトにまとめて持ち運んでいます。
左上から無印のナイロンガジェットケース、ゼンハイザーのUSB式マイク付きヘッドホン、同じくゼンハイザーのワイヤーイヤホン、通訳タイマー、有線ケーブル、PC用アダプター、スマホ・Apple Watch・AirPods用の充電チャージャーです。
どれもホテルの部屋からリモート通訳ができる最低限のものを揃えています。
超軽量傘、アクセサリー入れ、折りたたみ式ボトル
無印の化粧ポーチ
コスメポーチは無印のをずっと使っていてもうこれで4代目。いろいろ使ってみましたが、結局これに落ち着いています。
仕切り用にプラスチックの深型ケースを3つ入れています。
このポーチ自体はそれほど大きくないので、これにフィットするなるべく小さいサイズの化粧品を選ぶようにしています。
いちいち入れ替えるのは面倒なので、化粧品は自宅用と旅行用を別々に用意しています。つまり買うときは2つずつ、同じものを購入することが多いです。
旅行用ポーチは常にスーツケースの中に入れていて、たまに中を見直すようにしています。
Refaのヘアアイロン
夏にRefaのドライヤーをデパートで見つけて購入以来、数ヶ月経って髪質がかなり良くなりました。
オイルなどいろいろ試しても変わらなかった以前の乾燥と切れ毛が大幅に改善。
髪はもっとも年齢が出やすいので、会議の当日ボッサボサ❗️ということがないように気をつけたいところです。
先月日本に行った時に同じRefaのヘアアイロンを行きつけの美容院のWiLLで使っているのを見て購入。軽量でコンパクト、髪の毛がツルツルになります。
このドライヤーとアイロンは間違いなく今年買って良かったものベストワン。
在庫切れだったのですが、翌日わざわざ電車で片道30分以上はかかる店舗まで取りに行ってくださったそう。おかげでアメリカに持って帰ることができました。
美容院とネイルサロンは日米でサービスの質があり過ぎて、最近アメリカではほとんど行かなくなってしまいました。また来月も娘と一緒に予約を入れているので楽しみです。
無印トラベルポーチ
吊り下げ用のトラベルポーチも無印良品のもの。これも何代目か忘れましたがずっと愛用しています。
中身が減ってきたら補充してこちらもスーツケースに常備。
特にこだわりもなく、必要最低限のものしか入れていないつもりですが、こう見ると結構たくさん入ってますね。
全て機内持ち込みができるように液体容量は100ml以下です。
ボールアンドチェーンのエコバッグ
お土産やノベルティグッズなどを仕事先で頂いたり、出張先で買い物したり、
ちょっと荷物が増えた時のためにBall and ChainのエコバッグのLサイズかMサイズのどちらかを入れています。
丸めて放置して付いたシワも使うとすぐ消えます。
頻繁に色んなデザインが出るし値段もお手頃なので、日本に行く度についつい手が伸びてしまいます。
サイズが大容量で頑丈、デザインも種類がすごくたくさんあって見ているだけでも楽しいです。
最近は店舗も増えていてわざわざポップアップストアを探す必要もなく、プレゼントやお土産用にしたりします。
現地でパートナー通訳者とちょっとした買い出しに行ったりもするのでエコバッグは必需品になっています。
インスタントスープやティーバッグ類
お茶のティーバッグやカフェオレやコーヒー、スープやドライフリーズのお味噌汁などはポーチに入れてスーツケースに忍ばせています。
朝食はホテル、昼食は会議場やオフィス、夕食はレストランで会食か外食が定番。
ですが睡眠を優先したり、集合時間が早朝だったりすると朝食を取らずにインスタントスープのみと言うこともあります...
じつはアメリカ国内の出張では、お茶漬け海苔やフリカケが意外と重宝します
ホテルの朝食ブッフェで必ず登場する温かいオートミールにかけて食べます。そこにスクランブルエッグを添えても美味。おかゆよりもヘルシーでオススメです。
トラベル用電気ケトル
荷物に多少余裕がある時はこの折りたたみ式の電気ケトルを持って行きます。アメリカのホテルには湯沸かし器が付いていない所がほとんど。
コーヒーメーカーでお湯だけ沸かすこともできますが、これだと瞬時に沸騰するし、スープやお茶を飲みたい時に大活躍。
ラスベガスへ出張時は、ホテルのお部屋にコーヒーメーカーが付いていない(1階のカジノに来て飲んでもらうため)ので、必須アイテムです。
ラスベガスに行かれる方は覚えておくと良いですね。
ちなみに、こちらもAmazonにて購入。
その他にもスーツケースに入れるのは、ジム用の軽いランニングシューズやウェア、携帯用スリッパなど。
基本的に自宅では、仕事用のスーツやジャケットなど以外はすべてスーツケースの中に入れてスタンバイ状態にしています。
まず出張から戻ったら、洋服はクロゼットかランドリールームへ、下着やパジャマも新しいのに交換して次回のためにセットしてスーツケースはそのままウォークインクローゼットに。
出発当日は、そこにスーツやジャケットなど衣類と靴を入れるだけ。
前日に決まって翌日にはフロリダへ... みたいな超特急出張も過去にあったので
いつでも出動できるように急に決まっても、慌てなくて済むように準備を整えておく
それだけでストレスもかなり軽減できます
さて、2025年最初の出張はラスベガスの予定です。帰宅したら翌日早朝の便で日本に向かいます。
今回の出張では、半年に1度のイベントも以下の通り予定しています
1月17日(金)に大阪にて会議通訳ワークショップを開催いたします!
日程:2025年1月17日(金)
時間:10時〜17時
場所:大阪難波 NAMBA SkyO 27階
(オンライン参加可能)
懇親会 : 18時〜20時 大阪難波駅近
ネットワーキングランチや対談・Q&Aなど、初参加の方も同業者と交流できる機会になっています。
詳細&申し込みはこちら公式ページリンクでご覧ください:
https://www.ejexpert.com/interpreting-training-jp
すでにお申込みいただいた方々、ありがとうございます。
中にはワークショップは出席率100パーセントというコアファンもいて、ハイブリッド開催のイベントは結構大変なのですが(スタッフが一番大変)楽しみにしてくださる方々のために年に2回は東京または開催しています。
通訳者として入るのはもっと大規模なイベントが多いですが、少しでも主催者側の苦労がわかるので個人的にはとても勉強になります。
まだ残席がありますので、初めての方もぜひ参加をお待ちしています!
EJ EXPERTの会議通訳養成プログラムのご案内: 新規受講生を募集中、2025年1月スタート!
弊社の通訳養成プログラムは、ベーシックからプロフェッショナルレベルまで多数の講師が長年の経験を活かして丁寧に指導を行っています。
また、受講生に通訳デビューの機会を提供するプロボノ制度も設けています。
通訳スキルの習得に興味のある方は、コーディネイターの角(すみ)まで sumi@ejexpert.com メールにてぜひご相談ください。
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