【スペイン】10dB程度の内蔵ブースターが標準で付いている”スペイン製アンテナ”の研究3 | 東京スカイツリーファンクラブブログ

【スペイン】10dB程度の内蔵ブースターが標準で付いている”スペイン製アンテナ”の研究3

スペイン製アンテナ、TA-3(東京アンテナ3号)の性能は東京アンテナ工事(株)の折り紙付きですが、弊社が折り紙を付ける理由を3回に分けて説明させていただいておりますが、


いよいよ最終回の第3回目を迎えました。


1.トリプルブーム

2.仰角金物

3.内蔵ブースター


3.内蔵ブースターの説明です。

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=結論=

TA-3の内蔵ブースター機能を紹介いたします。

質問:TA-3は、ブースター内蔵型のアンテナだったのですか?

回答:はい。TA-3はDC15V無しの時は「パッシブモード(内蔵ブースターのゲイン無し)」、DC15V有りの時は「オートマチックモード(内蔵ブースターのゲインが約10dB有り)」で動作するアンテナです。この機能については、今まで非公開としてきました。


=なぜ、非公開としてきたのか?について=

TA-3は、スペイン製のアンテナですから、まずスペインのことからお話ししましょう。

スペインの電圧はAC220Vで、コンセントプラグ形状はCタイプです。つまり、電気を利用する機器(電気製品)をスペインから直接輸入した場合、変圧器とかプラグ変換が必要となります。


電気製品の電圧変換にはいくつかの考え方がありますが、簡単に解説しましょう。


まず思い浮かべていただきたいのが、ノートパソコンのACコンバーターです。ACコンバーターというのは、AC(交流)をDC(直流)にコンバート(変換)してくれる機器です。例えば、ノートパソコンは実際にはDC8.4Vとか、いわゆる電池何個分みたいなエネルギーで動いています。したがって極端な話し、DC9Vで動いているノートパソコンをどうしても電池で動かさなくてはならなくなったら、電池を6個買ってきて直列につなげば動くはず。(実際にやってみて、壊れちゃっても責任は負いませんよ。笑。)


つまり、直流の場合だったら、実際に必要な電圧さえ合っていれば、ACコンバーターだけで用が足ります。最近では、このACコンバーター、すご~く発達しており、コンセント側がAC100V~240Vまで対応可能みたいなのが結構スタンダードになりつつありまして、外国にノートパソコンを持って行ってもコンセントプラグだけを変換すれば、変圧器無しでOKな時代となっています。(ACコンバーターの側面に書いてあるのでよく読むこと。)


で、スペイン製品を日本で使う方法に話しを戻すと、ベタな方法で実現しようとすると、日本で100V→220Vの変圧器にCタイプのコンセントの受け側を用意してスペイン製品を差す。というのが、一番簡単なのですが、結構、変圧器が高価だったり、すぐに壊れちゃったりするのであまりいい方法ではないとされています。


そこで、先ほどのACコンバーターの考え方を応用する。


幸運なことに、TA-3の内蔵ブースターに必要な電圧は、DC12~24Vであります。実は、日本のアンテナ業界にはDC15Vで動作するものすごく有名な機器がありますが、ご存知でしょうか。

BSアンテナです。うふふ。BSアンテナはお皿だけでは動作しないんですよ~、お皿の先のコンバーターという部分にDC15Vを流さないと、BS放送を受信できません。デジタルテレビにBSアンテナをつないだことがある方ならご存知ですよね。デジタルテレビ側でDC15Vを流すか流さないかを設定することができるようになっています。

でも、BSアンテナでは地デジを見られませんし、TA-3をデジタルテレビのBSアンテナ接続端子に接続しても地デジはやっぱり見られません。笑。


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上の写真は、日本アンテナというアンテナメーカーのマストブースター用のAC100VをDC15Vに変換する電源供給器(PS:パワーサプライヤー)です。

マストブースターはCN劣化を防ぐ有効手段ですから、マスプロ電工はじめ、DXアンテナ、八木アンテナなど日本の主要メーカーの全てに製品ラインナップがあるというスタンダード製品であります。

TA-3用の電源供給器(PS:パワーサプライヤー)単品の販売については、弊社でいろいろ各メーカーと交渉中です。(笑)。

えっと、解答。(↑の写真ですでに業界人には解答済みですね。)

実は、TA-3と同じ仕組みで動く地デジ用のブースターが日本にもあって、そのブースター用の電源部(パワーサプライヤー:PS)がAC100VをDC15Vに変換できるので、それを代用すればいいというのが結論なのですが、(BSアンテナのコンバーターの話しはただの豆知識か?(笑)ということもありますが)

「そんな簡単なこと、なんで非公開にする必要があるのかな?」ということになると、少し思案が必要な部分になるのであります。


=現在、弊社とスペイン・テレベス社で動作確認中です。=

厳密に言いますと、すでに動作はチェック済みです。ちゃんと動きます。

しかしながら、「壊れ方」がよくわからないので、確認している最中ということになります。いろいろ同時に実験しておりますが、もちろんアンテナ自体の強度も実験中です。ちなみに先月の台風15号は隣接している江戸川区で最大瞬間風速41mを記録しましたが、弊社屋上に設置してあるTA-3はビクともしませんでした。


=パッシブモードとオートマチックモード=

TA-3はDC15V無しの時は「パッシブモード(内蔵ブースターのゲイン無し)」、DC15V有りの時は「オートマチックモード(内蔵ブースターのゲインが約10dB有り)」で動作します。

前段で説明しました通り、電源部(パワーサプライヤー:PS)は日本国内向け製品を使用するので既知の機器でありますし、TA-3もパッシブモードでの実験歴が約1年を経過しましたので、「内蔵ブースター」を紹介させていただくことと致しました。


今回の弊社発表を機に、代理店様との連係を密にして「内蔵ブースター」の使用基準を考慮していきたいと思います。全物件で機能開放ということではありません。ちなみに弊社代理店様に取りましては、「内蔵ブースター」は既知情報です。


また、価格面ではTA-3には電源部(パワーサプライヤー:PS)が含まれていないため別売りとなりますので予めご了承ください。


ちなみに弊社屋上に設置してありますTA-3の試験機では、

パッシブモード時:70.3dB(UHF27ch)

オートマチックモード時:79.8dB(UHF27ch)

(計測機器:LF-986 リーダー電子製品)

でした。

弊社の工事部からは、「このアンテナ、カッコイイだけじゃないな~。」という驚愕の声が漏れていました。


ちなみに第1回目のブログは↓

直接波と大地反射波を”ほどよくとらえる”スペイン製アンテナの研究:TA-3宣伝企画1

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11053469898.html


第2回目のブログは↓

衛星アンテナのように仰角金物が標準で付いている”スペイン製アンテナ”の研究:TA-3宣伝企画2

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11053818726.html


=独特のフォルムの解説の前に=

皆様ご存知のように欧州は地続きでありますから、飛行機に乗らずとも自動車や電車で国際間の移動が可能です。国際間の人の往来・交流・貿易に関する考え方は、日本人の感覚とは全く違っていると言ってよいと思います。共通通貨ユーロを使用している国ではさらに通貨の壁までも無い訳ですから、言語・文化の違いに気づかなければ、「どこの国で何を買っても、ほとんど違和感が無い。」と言えるかも知れません。ある意味、世界中で最も国家間のグローバル化が進んでいる地域なのではないでしょうか。


=アンテナの需要の比較=

日本のアンテナ需要は国内メーカーでほぼ100%のシェアを占めていると考えられますが、ほとんど他国にアンテナを輸出しているという話しを国内メーカーから聞いたことが無いので、おそらく地産地消となっていると思います。かなり大雑把な計算になりますが、日本国内のアンテナが必要な建物の総数を人口1億人の半分、5千万棟

(かなり多めの数字だと思われます。)としても、国内需要のMAXは5千万個ということになります。

対しまして、欧州(ユーロ通貨圏内)の人口は約7億人。人口比だけでも、日本の7倍程度の需要はあると考えて良さそうです。


=テレベス社のグローバル戦略=

テレベス社は、現在、スペイン本社のほか、ポルトガル、UAE、ポーランド、ドイツ、中国、米国、イタリア、イギリス、フランスに支社を展開しています。つまり、欧州圏の他、北米圏やアジアにも進出してきていますので、マーケットターゲットとしては、オーバービリオン(10億超)を見据えていると考えてよいでしょう。


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スカイツリーとTA-3とTA-ZERO、東京アンテナ工事株式会社屋上にて。


=独特のフォルムとカラーリングの秘密=

「アンテナなんて、どれも同じでしょ、テレビが見られればいい。」

「同じ形で同じ色のアンテナばかり、どれを買ったらいいのか、わからない。」

この2つの意見、全くその通りなのです。

少し離れただけで、どこのメーカーのアンテナなのか?が全く見分けがつかなくなるのが、今までのアンテナの「特徴!」なのです。

閉鎖された小さなマーケットであれば、

「アンテナは○○へ」みたいな宣伝でも効果があるかも知れませんが、

大きなマーケットをターゲットにする場合には、

「あのオレンジ色のアンテナ」とか、

「あの3本のブームになっているアンテナ」などのように、

「あの」という接頭語のない商品は、競争力が無いのであります。



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スペイン大使館(港区六本木)に取り付けました。2011.4

スペイン大使に謁見した三矢宏。緊張しました~:今日は3つブログ書くその1

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10848530899.html


=あのアンテナを日本でも取り付けたい!=

TA-3は、「あのアンテナを日本でも取り付けたい!」と言っていただけるようなアンテナを目指し、東京アンテナ工事株式会社が「東京アンテナ」という冠を付けて、スペイン・テレベス社から直接輸入して、プロモーション活動も行っています。


※TA-3(東京アンテナ3号)は物販だけという扱いはありません。必ず弊社で講習を受けた指定代理店(インストーラー)にて材工一式でご注文下さい。弊社では指定代理店様を随時募集しておりますが、まだまだ日本全国をカバーしきれておりませんのでお問い合わせいただいてもお断りするケースもございますので、予めご了承くださいませ。


弊社がテレベス社との取引を開始した経緯については下記をご覧ください。

ガイアの夜明け(東京下町のアンテナ工事屋、スペインにアンテナを買いに行く!の巻)

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10715161622.html



スカイツリーファンクラブとラルフの競演は、

2011年10月22日(土)深夜25:43~

お見逃しなく!


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TOP10では収まりきらず、異例のTOP15になっているという噂もあり。

ランク王国(TBSテレビ)、スカイツリーTOP10に出演予定です。

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11045620116.html



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行商するのは↑のアンテナです。


詳細は、下記!!

東京アンテナ工事(株)テレベスジャパン事業部

http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/televes-japan.html

ちなみにテレベス社も東京アンテナ工事も昭和33年創業、東京タワーと同じ年です。ホワラ、コインシデンス。

What a coincidence!


話題沸騰中!!↓

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坂本龍馬的スカイツリー:東京スカイツリーファンクラブ

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11049682332.html


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スカイツリーと東京タワー同じ高さ:お台場編

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11037161352.html


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ほこ×たて 東京スカイツリー編

6250分の1の「てくてくスケール」の穴に6340分の1の「スカイツリー消しゴム」が通過できるか?!

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11040649295.html



ふざけてばかりいないで、たまには世の中のために。

↓東京アンテナ工事(株)LED導入工事の記録

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LEDって、自社自慢。なんだか、世の中の役に立ったような気になる。(笑)。

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10909166811.html



スカイツリー芸人メディア出演表↓
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/tstfc/tstfc.html#geinin



第1位、東京スカイツリーグッズコレクション

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10605833789.html


第2位、スカイツリーグルメファン

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10525560757.html


第3位、東京スカイツリー周辺マップ(ブリッジ編)

http://ameblo.jp/tstfc/entry-10417555088.html


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グルっぽ 東京スカイツリーファンクラブⅡ
http://group.ameba.jp/group/Cx5AlTkwFlhh/
2011.6.11現在、会員限定記事公開中です。


ブログ読者が100名に。

本ブログの読者が100名になりました。ありがとうございます。キリのイイ数字が好きなのでたいへん嬉しいです。是非、どんどん読者になってください。



大好評!

東京スカイツリーファンクラブ テキスト版

(画像が無いので軽いため、目次代わりにご利用ください。)

http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/tstfc/tstfc-txt.html