新旧タワー、同じ高さ！東京新聞2011.8.18プレイバック：アポロニウス11号1.2記念第二弾

アポロニウス11号のバージョンアップ（1.1→1.2）を記念して、2011.8.18の東京新聞記事、「新旧タワー同じ高さ！」をプレイバック公開！！

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以下、2011.8.18の東京新聞朝刊より

新旧タワー、同じ高さ！

新聞紙面裏面一面、占拠であります。A4サイズでは収まりませんでした。

一橋ゼミナール押上校の桜井博生塾長（以前の朝日こども新聞掲載時にもご協力いただいた東邦大学付属東邦高校時代の同級生）と東工大の横山真之介さん（ZIP!（日本テレビ）でも共演しました。今回の記事のため、川上竜生ディレクターに連絡係をお願いし、一緒に掲載されることになりました。）と揃って競演という「算数系」のなかなか良い感じの記事に仕上がっております。

↓東京新聞2011.8.18PDF

http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/pdf/tokyo-news.pdf

以下、紙面記事より。

新旧タワー同じ高さ

完成時の高さに到達した東京スカイツリー（634m）と、その約半分の東京タワー（333m）が、同じ高さに見える。青空に並んで立つツインタワーは、過ぎ去った昭和の時代と、未来をつなぐ回路のようだ。不思議な感覚を味わいながら各地を歩いた。

三茶、お台場、新宿御苑

住宅街や商店街の背後に、超高層いビルが山脈のようにそそり立つ。左端に銀色に輝くスカイツリー、右端には赤と白の東京タワーがあった。二つの塔の頂点に視線をやれば、ほぼ同じ高さに見えた。

世田谷区・三軒茶屋駅前の「キャロットタワー」26階にあるレストラン・スカイキャロットからは、こんな絶景が楽しめる。探し方は、葛飾区のアンテナ工事会社社長の三矢宏さん（45）が教えてくれた。

三矢さんは熱烈なタワーファンで、ツリーの足元の墨田区で塾を経営する桜井博生さん（43）と協力し、スカイツリーと東京タワーが同じ高さに見える場所を理論的に割り出した。

まずは、直線上で仮定した。スカイツリーと東京タワーの高さ比はほぼ2対1なので、スカイツリーと東京タワーを結ぶ直線の延長で、2つの塔との距離が、それぞれ2対1になる地点を探す。スカイツリーと東京タワーの距離は約8.2kmなので、スカイツリーから約16.4km離れた場所が、眺望ポイントとなる。世田谷区の奥沢付近だ。

直線上でなくても、2つの塔からの距離が2対1なら、どこでも同じ高さに見える。この場所をつなぐと正円になる。2つの定点からの距離比が一定である点を結ぶと正円の軌跡を描く、高校数学で登場する「アポロニウスの円」だ。円の軌跡は、お台場、新宿御苑など行楽地も通過する。

奥沢に近い目黒区の東工大キャンパスでは、同じ敷地内で2つの塔が入れ替わって見える。大学院生の横山真之介さん（25）が見つけ、ブログで写真を紹介している。

キャンパス東側ではスカイツリーの左に東京タワー、西側ではスカイツリーの右に東京タワーが見える。スカイツリーと東京タワーを結ぶ直線が、キャンパス内を通るからだ。

同じ高さに見える地点に住んでいても、気がつかない人は多い。三矢さんは「アンテナ工事会社にとっては、電波塔は神様のような存在です。いろんなことを知って、見え方を楽しんでほしい」と話す。新たなツリー観賞の提案だ。

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