ベテラン看護師のつづき
関連記事はこちらどうぞ↓
※2年程前の出来事です。
天使の方
"白衣の天使"とはこういう方のことを
言うんだと感じた方。
目がとても綺麗で、笑顔も素敵。
ご自分でも、看護師が天職と感じて
お仕事されているようだった。
祖母への対応一つ一つが思い遣りに
溢れていて安心感があった。
私達家族が安心できていることは
もとより祖母の笑顔が全てを物語っている。
認知症患者は心と顔の表情が
表裏一体。すごいことだ。
ある時、私達家族が病室に着くころ
そのナースと祖母が二人きりで
病室に居たときがあった。
二人共こちらには気付いていない。
祖母が
「どうもありがとう」と言うと、
「いいえ～！いつも ありがとうって
言ってくれるねぇ。可愛いねぇ」
そんなやり取りをしていた事があった。
もぉ～！なに
私からしたら二人とも可愛いわ！
お薬を飲む時に時間がかかって
中々飲み込めずにいたこともあった。
そんな時も、
「ゆっくりでいいよ～ゆっくりで。
お水で飲めなかった？
そしたら舐めて溶かしてもいいよ～」
「でも苦くない？
そっか、苦くないならいいよ～」
そうして飲み込むまで待っている間も
祖母の顔を見ながら癒された顔して
見守ってくれていて
そんな看護師さんを見て
祖母もニコッと笑った。
それ見て
「可愛いね～！
きっと苦かったと思うんですけど…笑」
って😊
いつからか、その方が病室にくると
私ではなくその看護師さんが
孫と思っている感もあった…笑
良いよ～おばあちゃんが
幸せそうなら私はもう孫じゃなくても
何だっていいさ！
そして、その白衣の天使が
粋な計らいをしてくださった…
つ づ く