その系列の病院も首を傾げたくなるような
ことが多かったです。



検査待ちのとき。


看護師さん達のイライラが兎に角酷くて
同行して下さった施設の看護師さんも
びっくりしていた。


そして、


「ちょっと!ムキームキー
採尿してきてくれます?」



突然、物凄い剣幕で
その同行看護師に言い出した。



僕が連れて行けば良いんですか?



すると、更にヒートアップして
あぁあ もうじゃあいいです!!!ムキー


そうして、検査室に居た祖母を
物凄い勢いで採尿へと連れて行った。



おばあちゃん、
とても不安そうな顔して
私に助けを求めている…


"余裕が無い" はこのグループの
共通問題なのかしら…



病室に入ってからも
対応が素晴らしい看護師さんと
そうでない人との差が激しかった。


「すみません。。祖母の点滴が漏れて
腕が酷く腫れてるんですが…
診ていただけますか?」



はぁ~めんどくせーな の顔。



そして処置をして下さり
私達に一言…ではなく何故か祖母へ



「あのね、○○さん。
こんな事言ったら悪いんだけどね。
その歳になると血管も脆くなってくるの。
だから仕方がないんだよね~変えたから」


と…


え?


嘘でしょ?



それおばあちゃんに言う?
敢えて一生懸命病と闘っている祖母に言う?
いやいや、言ったら悪いと思うなら
言わなくて良くない?



て言うかそれは私達に言えば良くない?



そんな言葉が私の頭の中に
どんどん出てくる、止まらない。



ふと姉の顔を見ると彼女も
どうやら同じ事を考えていたらしい。



二人で同じ顔してる、
ただでさえ似てるのにね。



すると、元々敏感な祖母は
案の定自分のその腫れた腕を
ずーっと不思議そうに見ている。


こうなったら祖母は止まりません。



そのナースが居なくなってから
「大丈夫、大丈夫よ。
今変えてくれたみたいだよ!
すぐ腫れたもの無くなるからね!」



そんな言葉をかけた覚えがある。



おばあちゃん、安心して。
医療系のことは全く分からないけれど
メンタル面は私に任せて!


私が付いてるからね!
何かが変だと感じたらその認知症の
頭と態度で今こそ存分に出して良いからね!
どんどん出しちゃって!
全部拾って受け取るから!



そんな使命感も生まれた。