川崎市茶華道協会 いけ花と茶の湯の会 2024年 (アートガーデン川崎) | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・川崎市茶華道協会 いけ花と茶の湯の会 2024年 (アートガーデン川崎)

 

斎藤です。

 

今日までとなりました。

3月2日(土) 11:00-18:00

3月3日(日) 11:00-16:00

アートガーデンかわさき

入場無料

 

わかりにくいですが

駅に直結です(笑)

 

1. JR川崎駅北口から出る

2. 右の方に向かう

3. 進行方向 左奥のエレベータ/階段で

 1つ下(2階)に降りる

4. 渡り廊下を歩くと

  アートガーデンかわさきの建物へ

5. エスカレーターで1つ上に上がる

 

1回行ったことがあれば

楽なんですけれどね。。。

 

 

前置きが長くなりましたが、

作品を紹介します。

 

草月流 德安 興(以下、敬称略)

みかん、流木、ラン、

コデマリ、アセビ。

 

理事長さんの作品です。

 

いつも豪快にいけられますが

気さくで、心くばりの方です。

 

あ、みかんの木は

お家で切ってきたんだとか(笑)

 

その飾らない人となりに、

 

つい「德安さん、いえ德安先生」と

話しかけてしまっています~

 

 

池坊 上田 耕陽

クロユリ、モモ、スイトピー、

タマシダ、ゼラニウム、カシワ、

ゴム、フリージア

 

すべての花材が

宝石のように かがやいています。

 

このとき(↓)の作品にくらべ

大きさはちがいますが、

作品のもつエネルギーは

変わらず大きいです。

 

 

草月流 藤倉 清佳

カナバ、ヒカゲカズラ

 

カナバとは、ひのきをカンナで

けずったときに できるものです。

 

力づよい回転のうずのなか、

 

カナバはヒカゲカズラを取り込み、

そして取り込まれつつ、

 

1つの集合体へと同化していきます。

 

 

青蘭流 伊藤 紅華

スイトピー、モンステラ、ドラセナ、

コルヌス、ブプレリウム、ミモザ

 

上半分は大胆に

かつシンプルに しあげつつも

 

下半分には、

さまざまな花材を織り交ぜて

繊細にしあげて

 

作品全体に懐の深さを

もたらしています。

 

 

草月流 石倉 菘清 

れんぎょう、グロリオーサ、モンステラ

 

リズミカルなれんぎょうは

光のシャワーのようです。

 

鄙びた民家の

れんぎょうの生垣を

思いだしました。

 

 

草月流_古家 賀苑 

コデマリ、レッドウィロウ、

サンゴミズキ

 

自由奔放な赤い曲線が

 

作品全体を

軽やかに包み込みます。

 

この赤い曲線は

制作の最後にいれたもの。

 

マジックのように

作品に生命が吹き込まれました。

 

 

草月流 斎藤 隆信(わたし)

桃、チューリップ、経木

 

いけこみのとき、

花器が重くて、、、

 

まず花器を会場に持ち込み、

次に花材を会場に持ち込みました。

 

家と会場のあいだを

2往復した結果、

 

いける時間はわずか1時間!?

 

おかげさまで(?)

勢いのある作品になりました。

 

 

カンナくずに見えるのは経木です。

 

水に浸して柔らかくなった経木を

まるめてつかっています。

 

 

今朝(3/3)、手直ししました。

銀葉アカシアをくわえました。

あーっ、しまった!

 

銀葉アカシアが

作品に にあわない!

 

黄色がくすんでみえますし、

ゴチャゴチャしてしまいました。

 

まぁ、

これも経験ということで、、、

 

 

池坊 齋藤 龍幸美

サンシュユ、コデマリ、アイリス、

タマシダ、トガ、コギク

 

立花(りっか)って、

 

前準備をふくめて、

ぼうだいな時間をかけて

 

綿密に制作するものなのですね。

 

知れば知るほど、立花を

いける方を尊敬してしまいます。

 

 

いけ手は、

新年会で席が隣り合った男性で

 

漢字ちがいの「さいとう」さんです。

 

今回の花展でもお隣同士。

 

運営側で気を

利かせてくれたのでしょう、

 

おかげさまで、わたしは

リラックスしていけられました。

 

 

草月流 斎藤 崇人

寒緋桜、オンシジューム、小手鞠

 

みごたえたっぷりな寒緋桜を

上品な花器で支えています。

 

ご本人が

神奈川に引っ越してくる前に

 

引っ越し元の先生から

餞別にくださったものだそうです。

 

この花器って、いけやすく

作品がよく映えるんですよね。

 

先生の生徒さんへの思いが

感じられます。

 

 

実は、

もう一人のさいとうさんです。

 

さいとうさんが3人も、

すべて男性なんですよね(笑)

 

 

草月流 孝治 蓮唱

グロリオーサ、アレカヤシ、

竹、着色石化柳、着色雑木。

 

竹が、花入れのようにも

オブジェのようにもみえます。

 

具象と抽象のあいだを行き来する

ふしぎな作品です。

 

 

池坊 武井 生乃

 

シンプルに、造形的に、都会的に

しあげていますが

カエルの泳ぐ姿がかわいい!

 

作品に親しみがあらわれて

つい、見とれてしまいます~

 

 

青蘭流 清水 恭華

ヘコゼンマイ、ミニゼンマイ、

アルストロメリア(2種)、

カンガルーポー、モンステラ

 

春夏秋冬が1つの作品のなかに

同居しています。

 

いけ手にお聞きすると、

 

ゼンマイが〇〇のように見える、

花器が割れるといった

 

想定外のエピソードの数々が、、、

 

そんなことにも

みじんも動揺の感じさせない

 

堂々たる作品です。

 

 

草月流 村田 夏紅

ケイオウザクラ、ルピナス、

リキュウソウ、カラー、

ユキヤナギ、オクラレルカ

 

竹と花材の緑が

若々しく、清々しい。

 

あぁ、竹っていいですね~

 

 

池坊 下田 裕子

グロリオーサ、タマシダ、ヘリコニア、

コギク、オクロウレウカ

メリー、ゴットセフィアナ

 

黄色を帯びた花材の存在が

 

おだやかな春の一日を

思わせます。

 

花材の種類の多さにびっくり。

 

こんなにも多くの花材が

1つになって

作品を演出しているんですね。

 

 

草月流 北島 和子

染め枝、かすみ草、

グズマニアヴィノ(ネイティブフラワー)

ラナンキュラス、カーネーション

 

おぉ、川崎市のシンボルカラー!

アイデア賞です。

 

協会の名誉会長である

川崎市長さんも

会場にいらっしゃるとか。

 

この作品をつうじて

お話がはずみそうです~

 

 

そうそう、光栄なことに

 

3月17日の週、

川崎市本庁舎1階の迎え花を

 

担当させて

いただくことになりました!

 

「花って、ほんと いいなぁ」

 

市庁舎を訪れる方が、

そう思っていただけるよう、

 

がんばります。

 

 

いけばなの先生も

楽しみながらがんばってますよ。


くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。