マイ・エスクワイヤ Esquireを製作しました。

 

製作の概要です。
1) ボディの加工と塗装
2ピースのアルダーを定型に削り出したところから加工を進めます。


コーナーを丸め、表面をサンドペーパーで磨き、各所に穴を空けます。


塗装をして磨くを四回繰り返して出来上がりです。カラーはチェリーサンバーストです。


2) ネックの加工
定型に作られたところから加工を開始します。


フレットの高さ調整、ペグの取付け、ナットのラフ加工でネックの出来上がりです。


3) ピックガードの加工、電気回路の製作

 

4) ボディとネックのジョイント、回路等の組み込み、ナットの仕上げ、弦高等の調整で完成です。

 

詳しいことはつづくで。


 

エレキギター "Paul Reed Smith, SE Custom 22 Semi-Hollow"の二か所を微改造しました。

□その1:エスカッションの交換
交換したピックアップ"Seymour Duncan P-Rails"の色は黒色、元のエスカッションは白色。やや違和感があるので、エスカッションを黒色に交換することにしました。


PRSに合うエスカッションをあれこれ探して見つけたのが、PRS純正の"Pickup Ring"です。

値段はそこそこです。安価なものを買って取り付け穴の再加工にならない様に純正にしました。
 

現物が届いて開封してサイズを測ってみました。
- 縦と横、ネジの位置は同じ。
- 厚さがやや違います。
 元のエスカッション:ネック側は3.0mm、ブリッジ側は5.0mmのフラット
 Pickup Ring:2つとも片側が4.3mm、片側が5.0mmと斜め


(おやおや)と思いながらも、取り付けてみたら何とか収まりました。

黒色で統一されて締まった印象です。

□その2: VolツマミとToneツマミに目印を取り付け
PRSのツマミはスピードノブなので、位置が正確に分かりません。そこでツマミの位置が分かる"ポイントワッシャ"を取り付けました。この呼び方が分からず苦労しましたが、"ポットポインター"とも呼ぶそうです。

こんな感じです。
(写真)
これでVol 9と9.5が正確に分かる様になりました。

4月に壊れたギブソンES-339のマシンヘッド、ペグを交換しました。


(せっかく張ったコーティング弦を一回も弾かないまま交換なの!?)、なんて悩んでいるうちに月日が過ぎてしまいました。

まず、交換するペグを探します。

ペグを取り外した跡のヘッドの穴を測ると直径10mm。元のペグと同じクルーソンタイプでその条件で探すと、GIBSON DELUXEの刻印が入ったギブソンのPMMH-010とGroverの135Nが選択です。

あちこち探すと、ギブソンのPMMH-010は6個セット、全ての店舗で入荷待ち。Groverは6個セットと単体売りがあり壊れた3弦だけを交換することもできます。店舗の価格差もあり、(うーん??)と考えて、この際思い切って6個を全交換にします。

で、"在庫有り"で安価な東京のI楽器に問い合わせをすると、"店頭在庫は無くなり、取り寄せでメーカーに聞く"の返信、翌々日に"確保できました。ネットでオーダーして下さい"とのメールです。直ぐにポチっとしてから週末を経て届きました。


一つづつはこんな形と組み合わせです。


まず、弦を外して、付いていたペグも取り外します。


新しいピカピカのGrover 135Nを取り付けていきます。

 

ネジの位置も元とぴったりと同じです。


丁寧に取り付けても約10分間、あっという間に取り付けが完了です。


弾いてみて、以前よりも音がクリアに聴こえるのは気のせいなのかな?

 

Mesa Boogie MARK IIIタイプをシミュレートしたプリアンプペダルです。

(スタジオやライブ会場にあるギターアンプはそれぞれに音が違うなー)ということで、どこでも同じ音を求めてプリアンプがいいかな?と。マイギターアンプは重くて電車では運べないためです。

このMooreのMicro Preampシリーズは小さくてエフェクターボードにすっぽりと入ります。5つあるツマミは、Tre(ble)、Mid(dle)、Bassの3つのトーンと、GainとVol(ume)です。A/Bチャネル切り替え、キャビネットシミュレータ付きです。

シリーズに数あるタイプの中から選んだのは、このBoogle MARK IIIのモデルです。Rectifierがヘヴィ系ギタリスト愛用になる前のモデルは、フュージョン系のギタリストが使ってましたね。あのドライブトーンが好きだったりします。

動作モードをチャネル切り替えにしておき、AチャネルはGainを小さくVolを大きくしたクリーントーン、BチャネルはGainを大きくVolを小さくしたドライブトーンにしておき、バッキング<->リードをフットスイッチで切り替えられます。アンプのチャネル切り替えと同じです。5つのツマミの位置はすぐにメモリされるので、セーブし忘れもないです。


写真はBチャネルに切り替えた時の赤いLEDです。

 

早速、スタジオで使ってみた感想です。
音はグッド。008をエフェクター群の後段に入れて、スタジオのMarshallヘッドのリターンに入れます。AB各チャネルのツマミを気に入った位置に調整します。Boogieの音が出ます。

A/B切り替えはグッドなんだけど、フットスイッチの反応がイマイチ。踏んでもチャネルが切り替わらない時が3回に1回くらい。踏み方のコツがあるのかな~? あるいは、スイッチャーにこいつを2台つないで切り替えるとか。

スイッチを踏む→ボディが微動する→プラグが揺れる→ガリっとノイズがでる、ことが時々あり。ボディが小さいためにしっかり固定されないためか。


消費電流が300mAあって、ちょっとしたパワーサプライの容量を超えます。十分な容量のあるパワーサプライかACアダプター直結でないと供給できないです。

エフェクターとしてボードに入れてもいいけど、せっかくならパワーアンプ・インプットに接続して常にマイトーンにしたいな、と使い方が悩ましいデス。

 

まず、インスト・フュージョンバンドのセットです。

全てのエフェクター・ペダルを直列に接続してあり、都度のOn/Offです。    
 

ポイントはコンプレッサ:Providence Velvet Comp, VCL-1とオーバードライブ:HAO OD-16です。ドライブしたリード・トーンのメロやソロは、色んなペダルと組み合わせを試してこれに至ってます。

ギターはPRSのCustom 22 SEのホローボディ、アンプはツインリバーブです。

主に80年代のフュージョンにはこの組み合わせがベストなり。

次に、ボーカル&ホーンセクションバンドのセットです。

こちらは演奏の殆どがクリーントーンのカッティングです。ソロ用に一昨日紹介したオーバードライブ:One Control Golden Acron OverDrive Specialを使ってます。こちらも全てが直列です。

ギターはTom Andersonかフェンダーストラトキャスター American Vintage 56です。

ストラトタイプの歯切れのよい音がリズム・カッティングにいい感じ。

共通です。
最初に入れてる、トライアルTrialのRelic Buffer RB-5で音が強く太くなります。電源だったりシールドケーブルだったりを見直すよりも、最初にいいバッファーを入れる方が効果大みたいです。

右足で踏むHotoneのワウ&ボリューム・ペダル Soul Press IIです。普段はボリュームペダルとして、時にワウペダルとして使ってます。ボリュームペダルの音量の増え加減が急なのがやや不満ですが、それ以外はは軽くて小さいことが優先です。

空間系はtc electronicのコーラスとディレイです。tcは信頼のブランドですが、特にこだわりは無く、いい音であれば他でもよしです。


インスト・フュージョンバンドのセットはスイッチャーを用いたプログラムタイプに組み替える予定です

 


今、一番気に入っているドライブ・ペダルです。いわゆるダンブル系です。

浅く太くドライブするベダルエフェクターを探して見つけました。これまでその役目はProvidence SOV-2 Stampede ODだったのだけど、(もうちょっとサスティーンが欲しいかな?)という時があります。

あれこれ探しているうちにこのAcronが見つかりました。エフェクタボードの小型・軽量化にもこのサイズが魅力です。中古で一万円を切る価格でした。

RATIOでドライブ具合が変わります。可変幅が広くて、11時くらいでちょうど良いクランチ感です。3時まで回すと深く伸びる音になります。

ダンブル系ペダルを並べてみました。

HAO Rumble MODもいいペダルです。ちょっと大きいのと、音が硬めなので控えになってます。

取扱説明書には設計者の写真と以下の記述があります。
Golden Acron OverDrive Special (GAOD)は、私がこれまで弾いた多くのダンブルアンプの特徴を備えている。GAODを使う際は、このダイナミックレンジを最大限に活かすよう、出来るだけペダルチェインの先頭、特にコンプレッサーより前に設置することを提案したい。ペダルボードの中でダイナミクスレンジを司る"スペード"となるだろう --- Bjorn Juhl

 

なるほど、なるほど。

 

Fender American Vintage Stratocaster 56のウェザーチェックが進行しました。

ボディの縦方向に塗装のひび割れが見えます。写真の表に加えて裏側も同じです。
ストラトキャスターを手に入れて三か月後にウェザーチェックが入っているのに気付きました。それから8年間が経ち、数も長さも増えました。

ギターに詳しい方々に見せると、風格があってよいのコメントでした。
そのうちの一人がお持ちのビンテージのギブソンと並べて写真を撮ってもらいました。


ギブソンは横方向に入ってます。塗装の仕方の違いだということです。

 

(All photo by ESP-GCA)

2022-08-11

久々にギブソンES-339をハードケースから出して、弦交換をして弾きました。新しく張った弦はダダリオのコーティング弦です。

スタジオの間隔が広くなったので、弦交換のタイミングも空きがち。(永く使える弦を)ということで選んでみました。値段はいつも使っている弦の約三倍。指触りに違和感は無いです。

弦を張ってから一週間後、弾き始めると4弦Dのチューニングが下がります。(おやおや!?)ということで、ペグを回そうとすると(うっ、手応えが。。。)、ということでペグが取れてしまいました。

写真の様にギアカバーが外れました。どうやらカバーを固定していた突起部が折れてます。

 

手で押し込んでも浮いてしまう。ペグを回そうとするとカバーが外れてペグが取れます。
2008年に新品で手に入れたギブソン・カスタムショップのES-339、なんで?

これはペグを交換するしかなさそうです。ネットを検索してみると、品種によってポスト直径や高さ、固定方法などが違う様です。頑張って探しましょう。
ペグの交換もさることながら、新しく張ったコーティング弦が一週間でオシャカとは悲しい。。。

 

2013年に新品で入手してから弾き込んできたフェンダー American Vintage ’56 Stratocasterのフレットを交換しました。

 

 

 


フレットを交換してくれたのは、神戸のRise Guitar Lab。
https://www.riseguitar.net/
お友達が今年の7月に新しくオープンしたギター工房です。
"フレットが減っている"、"1弦が落ちる"、"最近鳴りがよくない"といった問題を伝えると的確にリペアしてくれました。

工房に持ち込んで約二週間、受け取りに行きました。

 

"痕が残るが..."と途中で相談を受けたけど、仕上がりはGood! アンプにつないで音を出してみて、(出音が大きくなった)という感想です。


弦高を出来るだけ低く設定していたのですが、"ストラトは少し上げ気味が鳴るよ"ということで調整してくれました。弦落ちの問題も"一弦のエッジを広くしておいた"と。確かに効果ありです。ナット、ブリッジも綺麗にしてくれました。

ネックを固定している4本のねじの締め方なども教えてもらいました。強く締めた方が振動のロスが少ないかと思っていたけど、上の2本と下の2本では締める強さが違う方がいいそう。

ギターのこと、エフェクターのこと、バンドのことなども話して楽しい時間でした。

今春にピックアップや電気配線を交換した Paul Reed Smith, SE Custom 22 Semi-Hollow にハイパス・コンデンサを取り付けました。

今回取り付けたのはこちら。

 


Jupiter Condenser Vintage Tone Capacitor
Yellow Molded TYPE, 0.001uF/600VDC
大阪日本橋の千石電商で1,650円。
コンデンサのスペックを調べてみると"Polyester/Aluminum Foil"なのでフィルムコンデンサですね。

これをボリュームポッドの入力端と出力端の間に取り付けます。

配線部に隙間があまりないので、縦にして取り付けました。リード線は絶縁チューブで覆いました。

ピックアップをDuncan P-Railsに交換した後でスタジオで弾くと、ボリュームを絞ると高音が極端に下がってモコモコのこもった音になりました。バンドアンサンブルで聴こえなくなります。

 

このギターのボリュームポッドには元々小さく茶色い180pFのセラミックコンデンサが付いていましたが、ピックアップを交換する際に参考にした回路図にコンデンサが無かったので取り付けませんでした。

 

そこで(ハイパスコンデンサを取り付けてみよう)ということで、ネットで色々と調べてみました。"コンデンサで音が変わる"、"無くても良い"など色んな感想や、"容量が大きいほど中低音が残る"などなど沢山の情報が見つかります。

お店に行ってコンデンサのコーナーに行くと、高いもので3~4,000円、安いもので100円台までが吊ってあります。(程よい価格で、ビンテージっぽい音かな?)、(1000pFくらいかな?)ということで選びました。

音を出してみると効果が分りました。ボリュームを絞った状態でも高い音が出てます。何となくフェンダーに近い音のようです。
ということで気に入りました。

 

Paul Reed Smith, SE Custom 22 Semi-Hollowはこちら。