息子が6歳になりました | 美味いもの日記

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ボクの好きなお店

数ヶ月前に触れた幸せな光景。

 

とあるカフェチェーン店の午後。

エスプレッソを飲みながら仕事をしていたボクの隣席にOLさんの3人組が着席。

OLさんらしいカフェランチを前にしてリラックスタイム。

14時くらいで来客も落ち着いていて静かな時間でした。

 

聞こえてきたのは3人の中の一人が最近、犬を飼いはじめたという楽しい話題でした。

ボクも会話に参加したと言っても過言でないくらい近距離。

最初から最後までほぼ丸聞こえだったのですが、覚えている限りこんな内容でした。

 

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子供のころから犬を飼いたかったが何度お願いしても親御さんから許可がもらえなっかった。

社会人2年目になり再度相談したところ「すべて自分で世話をする。家族は一切世話しない。自室で飼う。家族、ご近所に迷惑をかけない。家を傷つけない、汚さない」を条件にしぶしぶ許してくれた。

連日のペットショップ巡りをする中で、3か月のメスのポメラニアンに運命的な出会い。

名前は「マルコ」と名付けた。

毎朝の30分の散歩のため苦手な早起きを頑張っている。

夜は散歩のため、残業したくないから以前より仕事を頑張っている。

マルコと一緒にいたいから飲み会、ウインドウショッピングの回数が激減。

帰宅後はマルコのいろんなトレーニングを頑張っている。

彼氏がマルコに嫉妬し始めた(爆笑)(ちなみに彼氏は犬が苦手だそうだ)

最近、驚いたのは帰宅したら父親が彼女の部屋にいて、サークルの中のマルコをそろりと撫でていたこと。

父親がマルコに話しかけるときに赤ちゃん言葉が混じりはじめたような気がする(笑)

 

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ワンコを飼っている方ならいろんなことが想像できると思います。

 

ボクが内心ニヤリとしてしまったことがひとつ。

生後3か月で迎え、2ヵ月を経過して当時は5か月。

飲み会、彼氏の誘いも断る時は「とにかく、いまが一番可愛い。いまだけはマルコを優先させて」と「いまだけ」を強調しているそうです。

 

ボクがニヤリとしてしまった理由は・・・

 

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「いまが一番可愛い」

 

その気持ちは、その子がいる限り延々と続くことを知っているからです。

 

その時「いまが一番可愛い」は彼女にとって絶対的な真実だと思います。

彼女にとってウソ偽りのない実感のはずです。

でも、「いまが一番可愛い」は時間の経過に伴い、ドンドン更新され、さらに大きな気持ちになります。

 

ボクは庄助を迎えて以来ずっと「いまが一番可愛い」です。

 

 

家族にワンコがいる方に聞いてみたい。

子供のころは可愛かったが、年をとって可愛くなくなったというような人がいるでしょうか?

以前よりも愛情を感じなくなった人はいるでしょうか?

少なくとも家族として向かい合っている家庭でそのようなことを言う人はいないはずです。

 

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こんな幸せを体感し、ボクの幸せの新しい経験値が加わりました。

 

 

ワンコを飼っている方なら散歩中に「可愛い」と声をかけられた経験をお持ちの方は多いと思います。

飼い主にはとても嬉しい言葉です。

ボクは庄助がこう声をかけていただくたびにトリミングは少し高いけど、やっぱりいまのところにお願いし続けなきゃとか思います(ちなみに庄助のトリミング代は一回あたり11,000円程度。ボクの年間の散髪代より高い、笑)

ワンコとの出会いを一目惚れという言葉で表現される方ってけっこういらっしゃいますね。

ボクは一つの縁のカタチとしてそれはそれで素敵なことだと思います。

 

 

でも、一緒に生活をするようになると見た目の可愛さとは別軸の可愛さを体感する時が訪れます。

 

 

例えば、寒い夜にふと目を覚ますと庄助がボクにピタリと密着して眠っていることがあります。

ボクはそんな時、庄助を起こさないように注意しながら片方の手のひらでそっと触れます。

真っ暗な中、手のひらから伝わる庄助の鼓動、体温を感じている時間は世界中でボクだけのもの。

その幸せは育ててきた人だけが感じることのできるもの。


ワンコに触れば誰しもその体温は体感できますが、その体温の向こうにあるもっと暖かなものに触れることのできるのは、家族だけです。

そして、幸せの総量は1日1日重さが加わってきます。

 

 

こういう時に感じる愛おしさは容姿が愛らしいとかいうこととはぜんぜん異なるもの。

と、自分で書いて、自分で気がつきました。

幼いころに感じるのは愛らしさ、一緒に生きる中で積み重なるのが愛おしさかもしれません。

うちの奧さんは「庄助がどんな容姿であっても、この子が一番好きだ。この子以外にうちの子はいない」と言います。

 

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トイプードルの寿命は近年は15年程度のようです。

 

もし、庄助がそのくらいまで生きたとするとボクが60歳くらいということになります。

ボクには子供がいないこともあり、高齢になってからワンコを飼うことは考えていません。

おそらく庄助がボクの人生で唯一の息子となるはずです。

縁あってボクの息子になってくれたこの子にだけはあらん限りの愛情を注ぎたいと思います。

 

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庄助をわが家に迎えて5年5か月。

今日で6歳になりました。

 

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そして、今が一番可愛いです。

 

庄助、ボクの息子になってくれてありがとう。

 

【過去記事】

 

ボクの息子が5歳になりました

 

ボクの息子が4歳になりました

 

三歳になりました

 

阪田庄助、2歳になりました^^

 

息子が一歳になりました