今日はグリーフカウンセリングをさせていただきました。
90分間、お子さんを亡くされたママのお気持ちに寄り添わせていただきました。
子供を亡くすことは
底なしの地獄を生き続けること。
こんなに苦しいことはありません。
この苦しみは
大変申し訳ないけど
経験した人にしか
本気の共感はできないと
私は思ってます。
だからこれも大変申し訳ないけれど
子供を亡くした経験のないカウンセラーさんには
心からの共感は少し難しいのではと思うのが
私の正直な気持ちです。
寄り添いたいって気持ちは
尊いけど
グリーフを学んだから
カウセリング技法を学んだから
とそれらを元に
額面通りのカウセリングを
していても
実際にクライアントさんの本当の痛みには
たどり着けないと思うのです。
時には、
そのクライアントさんにとっては
言って欲しくない言葉を言ってしまって
逆に傷つけることになっているかもしれません。
カウンセラーになる人は
ご自身が辛い経験を沢山して来たという方も多く
それがあるから、
辛い方の気持に寄り添える
というのはそうだと思います。
ただ、そのカウンセラーの中でも
子供を亡くすという経験はそう多くの人が
してはいないと思います。
その分、
子供を無くした時に
どんな精神状態になり、
どんな気持ちになり、
自分を取り巻く世界がどんな風に
変わって見えるのか。。。
そこまでは分からないと思うのです。
今日の相談者さんから
違うカウンセラーさんに言われたことを
聞かせて頂いて、改めてそう感じました。
例えば
グリーフの癒しとしては
感情を解放する。ということがセオリーとして教えられます。
だから、時としてカウンセラーは辛そうな方に
泣いていいですよ。
ということもありましょう。
でもね、感覚鈍麻している間は
泣きたくても、泣けないのです。
我慢してるわけではなくて
泣けないんです。
というか、泣くとか以前の問題で
お子さんが亡くなった環境に適応していないから
泣けない。感覚が分からなくなってしまっていると泣けないのです。
私も子供を亡くした時そうでした。
お葬式の時には笑ってさえいました。
その後、感情は一切なくなりました。
笑顔をつくれるようにはなりましたが、
心から楽しいという感覚
心から嬉しいという感情
心から幸せという思いは
一切、全く感じなくなりました。
長い、長い時間がかかりました。
もちろん、泣ける方もいます。
心の準備が少なからずともできていた
時にはできるかなと思います。
が、突然、亡くなった場合には
なかなかそうはいきません。
相談者さんの立場になる
１人１人違うからこそ
良く相手を診る。
とてもとても、大事なことだな
と改めて思います。
私は当事者として
お子さんを亡くされたママの心に
パパの心に優しく寄り添える
カウンセラーとして
これからも、居続けたいと思います。
もし、これを読んでくれている人が
お子さんを亡くされて哀しみの中にいるなら
よかったら、私までご連絡下さいね。
さて、今日はグリーフケアだったけど
苦しさの原因は違えど
訴える内容は違えど
その苦しさから開放されるための
方法は
どんな悩みもみんな同じ。
感情と思考の整理をすること。
だと私は思ってます。
途中から
沢山涙を流されつづけ90分。
セッションのあと笑顔になっていただけ
勇気をもらえましたと言っていただけて
良かった
直接会えなかったことが
残念とおっしゃっていただけたことも有難すぎた。
やっぱり私は、前に進む力を引き出せるカウセリングが、好きだ。下を向いていた人が顔を上げる瞬間をみることが好きだ。
人は必ず這い上がれるとしんじてるから
悩んでる人、苦しんでる人を
美しいと思う。
さ、年末！
12月30.31ギリギリまで皆様の気持ちの
ケアさせていただきます
12月心のお掃除キャンペーン中
何でも話してください。
または、苦しそうな方がいらしたら
繋いでいただけませんか？
そうしてくださると有難いです。
よろしくお願いいたします。
さおり