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ルーマニア人拉致で新事実が明らかに

 来日しているルーマニア人拉致被害者・ドイナさんの弟が5日間の滞在を終え夜、帰国します。弟はJNNの単独インタビューに応じ、姉が死ぬ前にジェンキンスさんに語った「あること」をはじめて明らかにしました。

 「(姉・ドイナは)自分の夢を奪った北朝鮮で埋葬されたくないと」(拉致被害者ドイナさんの弟 ガブリエル・ブンベアさん)

 JNNの単独インタビューに応じたガブリエルさん。ジェンキンスさんとの面会で、新たな事実を聞いた事を明らかにしました。

 姉・ドイナさんが97年に北朝鮮で亡くなる前、「自分の夢を奪った国で埋葬されたくない。遺骨は火葬にし、海にまいてほしい」とジェンキンスさんに頼んでいたというのです。

【ジェンキンスさんから聞いた話】
 「『いつも指導員がついていたので、一人で海まで行って遺骨をまくことはできなかった。だから遺骨はドイナの夫に返した』と」(ガブリエル・ブンベアさん)

 ジェンキンスさんも、この事実を認め、当時「ルーマニア人拉致」の事実を遺族に伝える法はないかと模索していました。

 「あるとき、ドイナの夫に『ピョンヤンに行く時、遺骨こっそり持っていこう』と提案したことがある。(ピョンヤンの)ルーマニア大使館に置けばいい。大使館職員が認めるようメモを入れて『これはルーマニア人女性の遺骨です。ルーマニアに送って下さい』と、やればできたのかもしれないが危険すぎてできなかった」(チャールズ・ジェンキンスさん)

 ガブリエルさんは今後、ルーマニア外務省に対し北朝鮮で今も暮らす2人の甥との面会を働きかけ、日本の家族会とともに拉致被害者の救出を訴えたいとしています。(24日16:30)

TBS News-i

2児拉致北女スパイに逮捕状…秘密工作組織リーダー

 1973年に失跡・殺害された渡辺秀子さん=当時(32)=の子供2人が北朝鮮へ拉致された事件で、警視庁公安部と兵庫県警は24日、国外移送目的略取容疑で、事件を指揮したリーダーの女工作員(59)=日本名・木下陽子=の逮捕状を取り、国際手配に踏み切る。一両日中にも関係先などの家宅捜索に着手する。

 調べによると、渡辺さんの長女、高敬美(こうきよみ)ちゃん=当時(6)=と長男の剛(つよし)ちゃん=同(3)=は74年6月、女工作員の指示の下、福井県小浜市の海岸から工作船で北に拉致された。

 女工作員は貿易会社を装った秘密工作組織「ユニバース・トレイディング」(東京都品川区、解散)の実質的責任者。朝鮮労働党の特殊機関「統一戦線部」の所属で、渡辺さんの夫で在日朝鮮人「高大基」が北に召還された後、組織のリーダーとなった。

 渡辺さんは、突然姿を消した夫を捜していた73年12月ごろ、工作活動の発覚を恐れた組織に子供2人とともに拘束・監禁され、渡辺さんだけ殺害されたという。

 女工作員は79年に日本を出国しているが、最近も日本の知人らに連絡があったことから、警察当局では北で現在も生存しており、国外滞在中は除かれる公訴時効(7年)は成立しないとみている。朝鮮名「洪寿恵」で生活しているとの情報もある。

ZAKZAK 2007/04/24

ZAKZAK

北の食糧100万トン不足説、現実と隔たり

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新義州の物価-第一四半期の米代800ウォン代維持

北朝鮮の新義州の市場の物価は、今年の第一四半期は安定の動きを見せていることが分かった。

北朝鮮民主化ネットワーク(理事長ユ・セヒ)が19日に公開した市場の物価の調査資料によると、新義州の米1kgの価格が1月には830ウォンだったのが、3月末には800ウォンと小幅下落した。30ウォン程度の価格の変動は1日でもあり得るため、これは米の価格が今年の初めと比べて、あまり差がないという意味だ。

中国産の米の価格は1月の800ウォンから700ウォンに下落し、韓国産の米の価格は850ウォンの水準を維持している。

市場で米は物価の基準になる。一般的に、地域内の米の生産及び流通量、国境と内陸の違いによって、100ウォンから200ウォンまで差がある。

米の価格は北朝鮮国内の生産量、季節、国際社会の支援、中国との交易量などによって左右される。新義州は交易量が多い国境の町で、穀倉地帯にも近いため、米の価格と工業生産品が安い地域の一つとして知られている。

同ネットワークは“北朝鮮政府が国家の配給を実施していないため、大多数の新義州の住民は市場で食糧を購入している”と述べ、“今年の第一四半期の米の価格が800ウォン代と安定の動きを見せているのは、北朝鮮国内の米の需要をまかなえる十分な供給が成り立っているからであると思われる”と説明した。

更に、“北朝鮮でも米の生産量が昨年に比べて少ないといううわさが流れれば、買いつなぎや販売の保留などの措置が行われるが、今までこのような気配はなかった”と言い、“こうした安い値段で安定していることは、世界食糧計画や国内の対北支援団体が主張する‘食糧100万トン不足説’が、現実と大きく乖離していることを反証するものである”と主張した。

北朝鮮の底所得層の主食であるとうもろこしは、市場で今年の初めに340ウォンであったのが、3月末には350ウォンと小幅上昇するにとどまった。また小麦粉は900ウォンから1000ウォン、塩は230ウォンから250ウォンと小幅上昇し、豚肉は2500ウォンから2200ウォン、たまごは250ウォンから180ウォンに小幅下落した。

これ以外にも、豆油は1月の3300ウォンから3000ウォンに価格が下がり、塩は230ウォンから250ウォンに小幅上昇した。

北朝鮮の貨幤の為替は3月に入って安定の動きを見せている。今年初めには1ドル3270ウォンだったのが、3月末には2940ウォンに下落し、中国人民元も425ウォンから367ウォンに下落した。これは物価の安定により、インフレがおさえられていることを示している。

一方、新義州から南に2時間の距離に位置するクァクサンの米1kg の価格は3月末に800ウォン、韓国産は900ウォン、中国産は750ウォンと、新義州に似ていた。とうもろこしと小麦粉、豚肉もそれぞれ350ウォン、 1000ウォン、2300ウォンと、新義州と大きな差はない。


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▲ 2007年3月末の北朝鮮の新義州/クァクサンの市場の物価

Daily NK - 北の食糧100万トン不足説、現実と隔たり