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よど号関係者帰国の途 逮捕へ

北朝鮮で、よど号ハイジャック事件の実行犯らと行動をともにしていたとされ、旅券法違反の疑いで国際手配されている熊本県出身の男が、ピョンヤンから帰国するのを前に5日午前、経由地の北京空港に到着しました。警視庁はこの男が帰国しだい逮捕することにしています。

北京に到着したのは、熊本県出身の赤木邦弥容疑者(52)です。赤木容疑者は、昭和62年、当時、渡航が禁止されていた北朝鮮に入国した旅券法違反の疑いで国際手配され、北朝鮮では、よど号ハイジャック事件の実行犯らと行動をともにしていたとされています。赤木容疑者は5日午前、ピョンヤンからコリョ航空機で北京空港に到着し、空港内で記者団からよど号グループとのかかわりなどの質問を受けましたが、いっさい応じませんでした。赤木容疑者は、このあと関西空港に向かう便に乗り換え、夕方には日本に帰国する予定です。赤木容疑者は、当時、ヨーロッパで複数の日本人拉致に関与した疑いが持たれているよど号グループの活動拠点だったウィーンの事務所に、昭和57年ごろから数年間、出入りしていたとみられており、警視庁は赤木容疑者が帰国しだい逮捕し、よど号グループの当時の活動実態について事情を知っている疑いもあるとみて調べることにしています。

NHKニュース

麻生外相、脱北者移送は「きちんと調べたうえで」

 麻生太郎外相は5日午前の閣議後の会見で、青森県・深浦港で保護された北朝鮮の脱北者とみられる4人の韓国移送について「武装難民でなかったことははっきりしているが、偽装難民でないという保証はない。きちんと捜査当局が調べた上での話で、今の段階でいつかは分からない」と述べた。捜査当局の取調べには、一定の時間がかかるものとみられる。

麻生外相、脱北者移送は「きちんと調べたうえで」|事件裁判|社会|Sankei WEB

脱北船「軽油200リットル準備」 平均収入の16年分

 青森県・深浦港で保護された脱北家族4人が乗っていた小型船に、燃料として軽油が約90~100リットル積まれていたことが、捜査当局の調べでわかった。北朝鮮では軽油は非常に高価で、簡単には入手できないとされる。船はエンジンも2基載せていた。捜査当局は、一家が生活苦にあえぐ一方で、周到に脱出を準備できた背景事情に関心を示している。

 調べなどでは、燃料のタンクには、深浦港で保護された段階で90リットルほどの軽油が残っていた。一家は、出発時には200リットルほど積み込んでいた、と話しているという。

 一家が乗っていたのは老朽化した木造船(全長約7.3メートル)だが、予備用とみられるものを含めて2基のディーゼルエンジンを搭載していた。もともと次男がタコ漁に使っていた船だが、内湾でタコ漁をするだけならエンジンは1基で十分という。

 4人は、進む方向を確認するのに重要なコンパスも持っていた。

 北朝鮮の生活事情などに詳しい宮塚利雄・山梨学院大教授は「北朝鮮では軽油は非常に高く、1リットルの価格が平均的な給与の1カ月分に相当すると言われる」と指摘。一家が準備した軽油の価格は、相場通りなら、16年分の収入に相当する。

 「船は古く見えても、軽油が大量に積まれ、予備用のエンジンまであったことを考えると、貧しい状況にあった人たちとは決して思えない」との見方を語った。

 海上の交通に詳しい関係者は、日本海の天候や波が1年で最も安定するこの時期に海路での脱出を実行したことに着目。「冬の間に燃料やエンジンを少しずつ調達し、この時期を待っていたと思う」と、見方を示す。

 捜査当局はこうした状況を踏まえ、いつごろから脱北の準備を進め、どのような方法で燃料などを用意したのかについても事情を聴くとみられる。

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