タイでもジェンキンス氏手記
佐渡市の拉致被害者曽我ひとみさん(48)の夫ジェンキンスさん(67)の手記「告白」が、7月にもタイで出版される見通しとなった。北朝鮮に拉致された疑いのあるタイ人女性、アノーチャー・パンチョイさん=失跡当時(23)=について記述されており、関係者は出版によってタイ国内でも拉致問題への関心を高めたい考えだ。
タイ・チェンマイ在住の大学専任講師、海老原智治さん(36)が代表を務める「北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ」が、昨年2月にタイ語版の版権を取得。海老原さんの知人で千葉県在住のタイ人大学講師、斎藤スワニーさんが無償で翻訳を担当し、約1年かけて仕上げた。
タイ語版では、ジェンキンスさんが北朝鮮から持ち帰ったアノーチャーさんの写真を掲載するほか、アノーチャーさんの生い立ちも新たに加筆する計画。自費出版だが、1200冊をめどに近く印刷する予定だ。
海老原さんは国際電話取材に対し「タイでは拉致問題と北朝鮮の事情がまだ結びついていない。ジェンキンスさんの北朝鮮での苦難と証言を合わせて発信することは大きな意味を持つ」と話している。
アノーチャーさんは1978年7月、マカオで失跡。ジェンキンスさんは「告白」の中で、アノーチャーさんとみられる女性が84年から89年まで、曽我さん夫妻と同じアパートで暮らしたと明かしている。
同書は米国での出版も計画されている。ジェンキンスさんは「本がいろいろな言語で出版されることで拉致について知ってもらえるのはうれしい」と話している。
新潟日報2007年6月8日
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北朝鮮人権法改正案、了承見送り=参院選控え民主意識-自民
自民党は8日の総務会で、北朝鮮人権法改正案の了承を見送った。同改正案は、拉致問題の進展がなければ政府は新たな北朝鮮支援を実施できないとの内容。しかし、民主党はより強い姿勢で北朝鮮に臨む案をまとめているため、執行部が参院選への影響を懸念、了承を見合わせた。
時事ドットコム:北朝鮮人権法改正案、了承見送り=参院選控え民主意識-自民
曽我さんが塩崎長官らと面会
北朝鮮による拉致被害者で佐渡市の曽我ひとみさん(48)が8日、首相官邸を訪れ、拉 致問題担当相の塩崎恭久官房長官、中山恭子首相補佐官と面会した。近況を報告するとともに安否不明の母ミヨシさんの真相究明を求めた。
塩崎長官との面会は初めて。中山補佐官によると、塩崎長官は政府の態勢を説明し、ミヨシさんについて「救出に向けて真剣に取り組む」と語った。これに対し、曽我さんは「母のことが大変心配です。よろしくお願いします」と述べた。
中山補佐官は「参院選に出る覚悟を決めた。補佐官の仕事は続ける」と伝え、曽我さんは「じゃあ、大丈夫ですね」と応じたという。
中山補佐官は記者団に、5日夜に開いた拉致被害者家族会(横田滋代表)との食事会で出馬の意向を伝えたことを明らかにし、「拉致問題を前面に立てて頑張ってほしいと応援され、かえって驚いた」と述べ、理解を得られたと強調した。
曽我さんは9日に都内で講演するため、上京した。
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