拉致被害者の家族が署名呼び掛け

北朝鮮による拉致被害者で熊本市出身の松木薫さん=失跡当時(26)=が五十四回目の誕生日を迎えた十三日、松木さんの姉齊藤文代さん(61)=菊池郡菊陽町=ら被害者家族が熊本市の下通アーケードで、拉致被害者全員の早期救出を求める署名を呼び掛けた。
署名活動には拉致被害者で鹿児島市出身の増元るみ子さん=同(24)=の姉平野フミ子さん(57)=八代市=や救う会熊本のメンバーら約十人が参加。松木さんや増元さんら被害者の写真も展示した。
街頭に立った齊藤さんと平野さんは「私たちはわらにもすがる思いで頑張っています。日本人被害者を見殺しにしないでください。一人ひとりの署名が被害者を助ける力になります。どうか家族を助けてください」と訴えた。買い物客らは次々に足を止め、「絶対に救出できると信じています。頑張ってください」と齊藤さんらに声を掛け、固い握手を交わしていた。(横山千尋)
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警視庁公安部、石岡 亨さんらの拉致に関与したとして“よど号犯”の妻ら2人に逮捕状
北朝鮮による石岡 亨さんと松木 薫さんの拉致事件で、警視庁公安部は、北朝鮮にいるよど号ハイジャック事件の実行犯の妻らがかかわったとして、2人の逮捕状を取り、国際手配の手続きを進めている。
結婚目的誘拐の疑いで逮捕状が出た森 順子(よりこ)容疑者(54)と若林 佐喜子容疑者(52)は、1980年、田宮高麿容疑者(享年52)の指示のもと、スペインで石岡さんらに近づき、オーストリアを経由して北朝鮮に拉致した疑いが持たれている。
当時、スペインで4人と行動をともにした女性が、「森容疑者らが独身を装い、言葉巧みに石岡さんらをウィーン旅行に誘っていた」と話した。
4人と行動をともにした女性は「森さんが、松木さんに積極的にしゃべっていた。食事を毎日食べさせてくれるのは変だなと思いましたけども、ここまで大変なことが裏にあるなんて、夢にも(思わなかった)」と話した。
警視庁公安部は、ICPO(国際刑事警察機構)を通じ、国際手配の手続きを行っている。
FNN Headline
総連本部不動産売却、元長官が会見
朝鮮総連中央本部の売却問題で、売却先の会社社長である渦中の元公安調査庁長官が会見し、「在日の人のためを思い、総連中央の明け渡しを防ごうとした」と説明する一方、資金調達が困難な状況に陥っていることを明らかにしました。
「終わったら説明するつもりでした」(緒方重威氏)
元公安調査庁長官、緒方重威氏(73)。朝鮮総連中央本部の土地・建物の売却先となった投資顧問会社の社長です。
「(売買価格は)総額35億円」(緒方重威氏)
総連側代理人の弁護士を通じ、問題の取引が持ち込まれたのは4月中旬。1ヶ月余り後の先月末には土地・建物を35億円で緒方氏の会社に売却する契約が成立し、所有権は緒方氏の会社に。
「『緒方は総連に取り込まれたのか』、それは絶対ありません」(緒方重威氏)
取引にやましい点はないと強調する一方、自分の会社は事実上のペーパーカンパニーと認める緒方氏。なぜ、この不可解な取引に踏み込んだのでしょうか。
整理回収機構から628億円の返還を求める訴訟を起こされている朝鮮総連。今月18日の判決で敗れれば、中央本部の明け渡しを求められることが予想されています。大使館としての機能を持つ中央本部の建物がなくなれば、10万を超す在日朝鮮人が路頭に迷う・・・。緒方氏は、この取引で総連側が得た資金を整理回収機構への返済に充てることで、明け渡しを防げると考えたというのです。
「総連が中央本部を拠点にして、あるいはその組織を拠点にして違法行為をやる、日本に迷惑をかける、それは事実としてあると認識しています。そのために『大使館』を分解してしまえ、追い出してしまえとなると、在日朝鮮人の人たちのよりどころがなくなって、分散して、いわば『棄民』となってしまう」(緒方重威氏)
古巣・公安調査庁からは、「信頼を損ないかねない重大な事態だ」と厳しい批判も噴出。
「今は民間人とはいえ、かつての立場を十分に考えていかなければならないと思いますね」(安倍首相)
「騒がれたため出資者が動揺し、資金調達が難しい状況となっている」と話す緒方氏。総連側に売買代金が支払われるかは、まだ不透明だということです。(13日21:41)
「総連本部不動産売却、元長官が会見」 News i - TBSの動画ニュースサイト