拉致家族から政府に厳しい声
拉致被害者の家族は、先週の日朝作業部会で拉致問題に具体的な進展がなかったことについて、11日、政府から説明を受け、「このままではいつまでたっても解決しない」と厳しい意見が相次ぎました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さんら拉致被害者の家族は11日、内閣府を訪れ、日朝作業部会で日本の代表を務めた美根大使らと面会しました。この中で、美根大使は、北朝鮮と協議を継続していくことで合意したものの、拉致問題に具体的な進展はなかったことなどを説明しました。これに対して、家族からは「このような話し合いを繰り返すだけではいつまでたっても解決しない」といった意見や、「政府内で『今回、北朝鮮は誠意ある対応をした』と評価する声もあるが、被害者の救出につながる動きがないのに『誠意があった』と評価していいのか」といった厳しい声が相次ぎました。面会のあと、家族会副代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは「われわれはもう待てないという気持ちが強くなっている。交渉を続けても肉親が帰って来れないのではないかと不安を感じており、政府にはもっと強い態度で臨んでほしい」と話しました。また、横田早紀江さんは「こうして北朝鮮との交渉のたびごとに何十回と政府の説明を聞きに来ているが、ほんとうに解決できるのか心配になっています。政府の対応を見守りたい」と話しました。家族たちは来週、東京で集会を開いて、あらためて被害者の救出を訴えることにしています。
NHKニュース
「力不足」と担当大使 拉致家族から不満相次ぐ
拉致被害者の家族らが11日、モンゴル・ウランバートルで5、6両日に開かれ、拉致問題を取り上げたが進展がなかった日朝作業部会について、美根慶樹日朝国交正常化交渉担当大使から東京・永田町の内閣府で説明を受けた。
「このままで解決すると思えない」「いつまで待てばいいのか」という家族のいら立ちの声に対し、大使が「非常に心苦しい。力不足を感じる」と述べる場面もあった。
田口八重子さん=失跡当時(22)=の兄で家族会副代表の飯塚繁雄さん(69)や横田めぐみさん=同(13)=の母親早紀江さん(71)らが出席。飯塚さんらによると、大使は「誠意をもって協議を継続していくことで合意した」と説明した。
「進展がないのは北朝鮮に誠意がないからではないか」と家族側が指摘、出席した中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)は「不誠実であると国民に向けはっきり示すべきだ」と外務省の姿勢に苦言をもらしたという。
(共同)
中日新聞:「力不足」と担当大使 拉致家族か ら不満相次ぐ:社会(CHUNICHI Web)
北朝鮮豪雨被害への支援、当面は見送り…佐々江局長
外務省の佐々江賢一郎・アジア大洋州局長は11日午前、自民党の外交関係合同部会で、北朝鮮の豪雨被害に対する人道支援について、「拉致問題の進展なしに、通常の(支援)形態では行わないという方針に変わりはない」と述べ、北朝鮮への直接支援は当面見送る考えを示した。
その上で、「国連のアピールにどう対応するか、結論は出ていない」と語り、各国に支援を呼びかけた国連緊急アピールへの対応については明言しなかった。
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