拉致家族から政府に厳しい声
拉致被害者の家族は、先週の日朝作業部会で拉致問題に具体的な進展がなかったことについて、11日、政府から説明を受け、「このままではいつまでたっても解決しない」と厳しい意見が相次ぎました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さんら拉致被害者の家族は11日、内閣府を訪れ、日朝作業部会で日本の代表を務めた美根大使らと面会しました。この中で、美根大使は、北朝鮮と協議を継続していくことで合意したものの、拉致問題に具体的な進展はなかったことなどを説明しました。これに対して、家族からは「このような話し合いを繰り返すだけではいつまでたっても解決しない」といった意見や、「政府内で『今回、北朝鮮は誠意ある対応をした』と評価する声もあるが、被害者の救出につながる動きがないのに『誠意があった』と評価していいのか」といった厳しい声が相次ぎました。面会のあと、家族会副代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは「われわれはもう待てないという気持ちが強くなっている。交渉を続けても肉親が帰って来れないのではないかと不安を感じており、政府にはもっと強い態度で臨んでほしい」と話しました。また、横田早紀江さんは「こうして北朝鮮との交渉のたびごとに何十回と政府の説明を聞きに来ているが、ほんとうに解決できるのか心配になっています。政府の対応を見守りたい」と話しました。家族たちは来週、東京で集会を開いて、あらためて被害者の救出を訴えることにしています。
NHKニュース