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核専門家 北朝鮮の原子炉視察

北朝鮮の核施設を使えなくする「無能力化」に向けてアメリカ、中国、ロシアの核問題の専門家が、12日、「無能力化」の対象となるニョンビョンの核施設のうち、実験用の原子炉を視察しました。

アメリカ国務省のマコーマック報道官は、12日の記者会見で、北朝鮮を訪れているアメリカ、中国、ロシアの核問題の専門家チームが、12日、ニョンビョンの核施設のうち、出力5000キロワットの黒鉛減速型の実験用原子炉を視察したことを明らかにしました。マコーマック報道官は「視察団の代表を務める国務省のソン・キム朝鮮部長からヒル国務次官補に報告があり、実験炉については北朝鮮側に公開を求めたすべてのものを見ることができたということだった」と述べて、視察にあたっては北朝鮮側も協力的な姿勢を示したことを明らかにしました。視察団は、13日、使用済み核燃料棒からプルトニウムを取り出す施設などニョンビョンのほかの核施設を視察し、14日にはピョンヤンで北朝鮮側の当局者とともに核施設を無能力化するための具体的な措置について意見を交わす予定だということです。

NHKニュース

6か国協議 19日開催で調整

北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の議長で日本を訪問中の中国の武大偉外務次官は、6か国協議を今月19日から北京で開催することを目指して調整を進めていることを明らかにしました。

6か国協議の議長を務める武大偉外務次官は、中国の最高指導部の1人、賈慶林全国政治協商会議主席に同行して12日から日本を訪れているもので、13日、東京都内でNHKの取材に応じました。この中で、武次官は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の本会合の再開について「現在、各国と調整しているところだ」と述べ、今月19日から中国の北京で開催することを目指して調整を進めていることを明らかにしました。そのうえで、武次官は、現在、アメリカ・中国・ロシアの専門家チームが、北朝鮮の核施設を使えなくする「無能力化」に向けてニョンビョンの施設を視察するため15日までの日程で北朝鮮を訪問しているとして、専門家チームの視察結果を待って最終的に日程を決めたいという考えを示しました。

NHKニュース

「米国よ、もう北朝鮮に譲歩するな」

 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権が危機に陥っているとして、ブッシュ政権に対しもうこれ以上、北朝鮮に譲歩しないよう促した。

 同紙は、社説面に北東アジア専門家のゴードン・チャン元コーネル大学理事が寄稿した「平壌ブルース」という文を掲載、「北朝鮮が最近、寧辺の原子炉閉鎖をはじめとする一連の融和的な姿勢をとっているのは、韓国の大統領選・北朝鮮の経済難・金正日総書記の健康問題・後継者選びといった複合的な要素を計算した結果だ」と分析した。

 チャン氏は「北朝鮮がなぜこの時点で核兵器を放棄するとの姿勢を見せているのか、疑問が残る。その理由として考えられるのは、まず12月に予定されている韓国の大統領選で北朝鮮に懐疑的な野党が政権を執らないようにする必要があるため。そしてもう一つの根本的な理由は、経済・後継ぎ問題のためだ」と指摘した。

 北朝鮮の経済成長率は2005年の3.8%から昨年は1.1%へと下がるなど、経済が8年ぶりに縮小傾向を示しており、チャン氏は今年さらに状況が悪化するとみている。特に、「40年ぶりの集中豪雨でコメやトウモロコシの耕作面積の11%相当が被害に遭い、この10年間で200万人が餓死して以来の新たな大ききんが懸念されるとの声もある」と述べている。

 また、「金正日総書記は今年5月、ドイツの医療団から極秘に心臓手術を受けた。7月初めの写真を見ると、髪がだいぶ抜け、疲れやすくなったようだ。このため、長男・正男(ジョンナム)氏と二男・正哲(ジョンチョル)、三男・正雲(ジョンウン)氏をめぐる後継者問題を考えるのも難しい状況だ」と述べた。

 そして「94年、金日成(キム・イルソン)主席が死去した3カ月後に行われた北朝鮮と米国の核交渉協議は、当時の金正日政権を安定化させるのに貢献した。そして政権強化後、核兵器計画を推進させた。北朝鮮の核交渉戦略にはパターンがある」とも主張している。

 チャン氏は「北朝鮮は政権の承継が危機的だと判断したため、核問題交渉に乗り出した。政権が安定すれば核兵器を放棄しないだろう。北朝鮮が揺らいでいる今は、ブッシュ政権がさらなる譲歩をすべき時期ではない」と訴えた。
NEWSIS/朝鮮日報JNS

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