6カ国協議:無能力化など期限通りの実施は可能、とヒル氏
【ワシントン和田浩明】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で米首席代表を務めるヒル国務次官補は3日、電話会見し、北朝鮮北西部・寧辺(ニョンビョン)にある核施設の無能力化の作業にあたる米専門家チームを来週早々にも現地に派遣すると述べた。北朝鮮のテロ支援国家指定の解除問題については、来週から米朝協議を開始すると語った。
中国が同日発表した6カ国協議の合意文書は、無能力化とすべての核計画の申告を年内に完了すると規定している。ヒル次官補は期限通りの実施について「作業量は多いが、可能だと思う」述べ、北朝鮮の協力が得られるとの見通しを示した。また、申告の関連作業を今月中にも開始すると発言し、ウラン濃縮施設・計画も発見されれば無能力化の対象になるとの見解を示した。
テロ支援国家指定解除の条件や時期について、ヒル次官補は明言を避けたが、「北朝鮮とは明確な了解がある。我々は速やかに行動する」とし、北朝鮮がテロを支援しない確約が必要だと述べた。その上で、解除は「我々(米国)の利益になる」と語り、4日にも議会との調整を開始すると明らかにした。解除条件は拉致問題の全面解決を挙げる日本と緊密に協議すると繰り返した。
一方、マコーマック米国務省報道官は3日の定例記者会見で、北朝鮮によるすべての核計画の申告には核兵器も含まれるとの認識を示した。
毎日新聞 2007年10月4日 10時39分 (最終更新時間 10月4日 10時45分)
6カ国協議:無能力化など期限通りの実施は可能、とヒル氏 - 毎日jp(毎日新聞)
来週にも核計画申告か 米政府高官が見通し
【ワシントン3日共同】ロイター通信によると、米政府高官は3日、北朝鮮が6カ国協議で定められた核計画の申告を来週にも行う可能性があるとの見通しを示した。また米国が供与する重油5万トンの輸送手続きを、今月半ばには始めたいと語った。
3日に発表された6カ国協議の合意文書には、北朝鮮が年内にすべての核計画の「完全かつ正確な申告」を行うと明記されている。
同高官は、申告が1回きりではなく、北朝鮮と申告書のやりとりを重ねる「反復作業」になるだろうと指摘。この最初のプロセスが「来週始まることになると思う」と述べた。
また焦点のウラン濃縮型核開発計画について、合意文書には明示されなかったものの「北朝鮮がウラン問題に対処することは彼らから言質を得ている」と述べ、申告の中に必ず入ると確信していると強調した。
米国からの重油供給については「非常に迅速に」供与できるはずだと指摘。
東京新聞:来週にも核計画申告か 米政府高官が見通し:国際(TOKYO Web)
6カ国協議は「価値あり」 米大統領、イランと対比
【ワシントン3日共同】ブッシュ米大統領は3日、イランの核問題と対比させる形で、北朝鮮の核問題を引き合いに出し「結果を得られる交渉は進める価値がある」と述べ、6カ国協議を成功例と位置付け、同協議が有効に機能しているとの認識を示した。
東部ペンシルベニア州での演説で、聴衆からイランとの2国間対話を拒否する理由を問われて答えた。
大統領は、クリントン前政権時代の米朝2国間交渉が北朝鮮の合意無視により「意味がないと強く感じた」と指摘。「金正日(総書記)が決断し、結果を出せるかどうか」を見極めるため、中国などを交渉の枠組みに加えたことで「北朝鮮を交渉の席にとどまらせ、進展が得られるようになった」と述べた。
一方「イランと交渉の席に着くことがあるのかと問われれば、北朝鮮の場合で実証済みだ。答えはイエス。ただし何かを得られるならば」と述べ、まずイランがウラン濃縮活動を停止しなければ、交渉は始められないとの考えを強調した。
東京新聞:6カ国協議は「価値あり」 米大統領、イランと対比:国際(TOKYO Web)