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テロ指定解除 「日朝関係と別物」 北朝鮮、米に伝える

 米政府が北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除する問題で、北朝鮮は米国が求める日朝関係の進展を解除の条件とは位置づけていないことが12日、分かった。北朝鮮の動向に詳しい関係筋が明らかにした。北朝鮮は「年内に解除されなければ核施設の無能力化プロセスを中断する」ともしており、日朝関係が非核化の動きを停滞させる可能性も出てきた。

 関係筋によると、北朝鮮は「日朝関係と米朝関係は全く別のもの」と位置づけ、「相互が影響されるべきではない」と主張。「日朝関係の改善を米側が解除の条件としてこだわれば6者協議は前に進まなくなる」との立場がすでに米側に伝えられたという。一方、日本政府は「拉致問題の解決前に指定を解除すべきではない」と米政府に働きかけている。

 3日に発表された6者協議合意文書は、テロ支援国家指定解除について「米朝国交正常化の作業部会の合意を基礎として、北朝鮮の対応と並行して約束を履行する」としている。協議の米首席代表、ヒル国務次官補は「解除作業を進めるにあたり日朝関係の改善を見たい、とはっきり言っている」と述べており、「作業部会の合意」に対する認識で米朝に差があることが浮き彫りになった形だ。

 合意文書を踏まえて解除作業そのものは加速化する見通しだが、最終的に判断するブッシュ大統領は拉致問題に同情的な立場だ。ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の前アジア部長、ビクター・チャ・ジョージタウン大学教授は「拉致問題の進展が全くなければ、解除は非常に困難だ」と指摘する。

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拉致被害者、帰国5年 未帰還者気がかり 「今こそ、一丸で事件解決を」

 北朝鮮による拉致被害者5人が帰国して15日で5年を迎える。5人はこの間、それぞれがさまざまな悩みを抱えながら、必死で人生を“リセット”しようとしてきた。一方で、何ら進展しない拉致問題には、「北に残された被害者が気がかりです」と心を痛める日々が続いている。

 蓮池薫さん(50)、祐木子さん(51)夫妻は12日、5年間の支援への謝意を表すとともに、「米朝間の急接近や拉致事件の風化が取りざたされている今こそ、日本が一丸となって、拉致事件の解決を促していかなければならない」とのコメントを発表。地村保志さん(52)、富貴恵さん(52)夫妻も「今後とも拉致問題の早期解決のため、政府、家族会等を通じ、できる限りの協力をしていきます」とのコメントを出した。

 今年はつらい年だ。「助けてくれよ」。7月の新潟県中越沖地震。避難勧告を受けた蓮池さんは東京の兄、透さん(52)に訴えた。自宅の建物は倒壊を免れたが、裏山の斜面の亀裂が広がる危険があったため避難した。

 北で習得させられた朝鮮語で、韓国の文学作品など11点を邦訳。通訳やブログも手掛け、ようやく仕事が軌道に乗り始めた直後の被災だった。

 「自宅が仕事の拠点だったので大きな影響を受けた。国からの支援金をいただいているが、経済的な面で不安がある」(透さん)という。

 不安は、まだある。柏崎市が薫さん宅の被害を調査した際、「あいつがいるから、調査が早かった」と陰口をたたかれた。透さんは「『優遇されている』という誤解の目で見られ続けている」と打ち明ける。薫さんはそうした目を気にして、旅行や外食はほとんどしない。周囲の無理解や将来の不安…。それを声にすることさえはばかられるという。

 透さんは「帰国を果たしていない拉致被害者もいらっしゃる中、自分たちだけ状況の改善を求めるような声は上げられない」と、薫さんの心境を代弁する。

 地村保志さんの父、保さん(80)も「子供2人は大学生。入学や学費で『優遇されている』という(周囲の)声もある」と漏らす。保志さんは昨年4月、社会人採用試験に合格、福井県小浜市の観光交流課兼国際交流室の企画主査に。妻の富貴恵さんも、県の出先機関の嘱託職員として旅券発給業務をこなす。


国の支援に寄りかかっていない2人だが、「支援を受け、優遇されているのでは」と自らを責めるときがあるという。

 「気がかり…」。曽我ひとみさん(48)は8月に新潟・佐渡で開かれた激励会でこうつぶやいたという。母、ミヨシさん=拉致当時(46)=に話が及んだときだった。29年前に一緒に拉致されてから再会できないまま、あの時の母の年を上回ってしまった。夫のジェンキンスさん(67)、長女の美花さん(24)、二女のブリンダさん(22)を迎えた曽我さんだが、帰国できない被害者を待つ家族でもある。

 「病気で死んでしまう被害者や家族がいるかもしれない」。増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(52)は動かぬ現状に危機感を募らせるが、帰国した5人には、こうした被害者家族の気持ちが痛いほど伝わる。「未帰還者の帰国なくしては、私たちの拉致事件も決して終わりません」(蓮池さん夫妻のコメント)。「拉致は解決済み」との北の主張が、いかに現実とかけ離れたものかを示す言葉だ。

拉致被害者、帰国5年 未帰還者気がかり 「今こそ、一丸で事件解決を」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

田中元外相が福田首相と対決 国会ライブ

 田中氏

 「もちろん、励ましております。友情も感じております。何と言いましても、この方々ご存じないけど、親子3代ですね、なぜかご厚誼をいただいております関係でございますもんですから、個人的には応援をせざるを得ないかなというところもあるんですけれども、あまりにちょっと状況がですね、厳しいんですね。たとえば今年10月3日の平壌での南北首脳会談がございましたけれども、そこで金正日総書記は日本人の拉致被害者はもういないということを盧武鉉大統領に答えたということを、同行しておりました延世大学の教授が発言しております。首相はこのことを受け入れますか。これが質問1つです」

「それからさらにですね、日本政府はずっと拉致と核とミサイル。それから過去の清算ですね。賠償問題を指しますけれども、これを包括的に、首相、予算委員会で何度もおっしゃっています。包括的に解決して、国交正常化を果たしたいという日本政府からのメッセージに対して、このときに、金正日総書記は福田首相の出方を見守ると述べたに過ぎないというふうに、これも言われておりますけれども、この点をどのように評価されますか」

 首相

 「あの、盧武鉉大統領が平壌に行かれて、そのとき同行された先生というのがですね、そういう発言をしたという情報は聞いております。えー、これはですね、えー、まあ、あー、そのー、金正日軍事委員長ですか、が、まあ、言われて、拉致の問題は解決しているという従来通りのですね、ことをいわれたということで、これ、あのー、私どもに直接言ってくれたことじゃないんですね。いわゆる第三者に話をしたことなんですよ。ですから、それがですね、どんなようなニュアンスで、またどのような前後関係の中でそういうのが出てきたのか、それも聞いておりませんので、私どもはですね、それは、そういうふうな話があったというように受け止めております」

 「それから、あの、私はですね、包括的な解決というふうに申し上げておりますけれども、これは平壌宣言通りなんですよ。拉致、ミサイル、核と、この3点セットですね。そして、拉致という人道問題を解決し、そして核、ミサイルという、その、安全保障の問題でございます。大事なことでございますから、この3つをですね、やっぱり同時解決していこうと。こういうことによって国交正常化へのですね、道を開いていきたいと。こういうふうなことは、平壌宣言の中にございますから、それを実行してまいりたいと考えているところでございます」

 田中真紀子衆院議員

 「私のお尋ねはですね、日本人の拉致被害者はもういないと、金正日さんは。小泉さんと安倍官房副長官、当時、初訪朝しました。2002年9月でしたか。あのとき以来ですね、9月17日でしたけれども、あれ以来、拉致問題は解決したと金正日はずっと言っているわけですね。そしてこの間、この話をぜひ認めるかどうかということ、まずお答えいただいてからにします。どうぞ。拉致は終わったんですか」

 福田康夫首相

 「あの、今までの交渉の経緯、そして北朝鮮の方からいろいろな回答あったと思います。そういうものについて日本側としては満足していないと。ということです。これは拉致の問題ですけどね。そういう状況でございます」

 田中氏

 「満足していないとおっしゃることは、3家族だけではないと。あれだけで終わりではないというふうに確認してよろしいですね。もっと返してもらわなければいけないというふうに、政府は当然、思っていると思いますし、われわれ国民もみなそのように考えているわけです」

 「首相はこの間の所信表明演説でこうおっしゃっています。拉致問題は重大な人権問題です。すべての拉致被害者の一刻も早い帰国、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図るべく最大限の努力を行うとおっしゃってますけれども、ということは、あの拉致は終わっていないと。私どもはみんな、全員が無事に安全に一刻も早く帰してほしい、帰ってくるべきだというふうな立場でいるんです」

 「そこでですね、ここでもって所信表明でおっしゃっているんですから、首相も当然、そういう思いでいらっしゃると思うのですけれども、この不幸な過去の清算、これ賠償問題ですけれども、これはもう完全に財政出動を伴う問題、国民の税金を支払う問題ですから、だいたい、どのぐらいのことを言われるというふうに、何度も何度もこのことをおっしゃっているわけですから、だいたい積算しておられますか」

 首相

 「それはあの、今後のですね、日朝交渉の中で話し合われる。国交正常化交渉の中で話し合われるべき問題だと思っています」

 田中氏

 「ですがですね、あの平壌宣言から5年も過ぎてしまっていて、そうあるべきだ、みたいな話をしていて、拉致被害者の方々は、ご家族もですよ、時間との競争じゃないですか。その中で、何でそんな悠長なことを自民党政権が言っているのか」

 「特にですよ、これは申し上げますよ。包括的と言っていますけれども、6カ国協議が進んでいます。5カ国は良しとします。シックス・パーティーズ・トーク。しかしこの中でもってですね、日本も各国が言っている中で、共通の問題、6カ国が思っていることは、核でありミサイルであります。ところが賠償の問題と拉致の問題はもちろん、韓国も拉致がありますが、日本特有の固有の問題が、この拉致と賠償問題じゃないんでしょうか」

 「そしてこの間、ウランバートルでもって美根慶樹大使、それから北朝鮮の代表が話をしましたけれども、新しい進展はなかったと承知しています。それから、金正日体制が自分の体制を保持するために、ずっと始めの時から言っていることは、何としても米国との2国間協議を始めたいということがあったわけですが、この5年間の間でずいぶんそれが実現して、いつぞやもジュネーブでヒル米国代表と、北の代表が話をしています。そして数日来、予算委員会を拝見していましたら、首相は、就任時にブッシュ大統領から電話がきて、そして拉致の問題は置き去りにはしないということを、日米同盟であるからと。それは当然、そういうと思います。同盟ですからね。当たり前ですけれども」

 「しかし日本が、どのぐらいの賠償金を払う腹があるのか。それはだから、どれだけ本気でですよ、拉致を完全に解決しようとしているのかということが、これだけ時間がかかった中で、何もはっきり伝わってこないわけですよ」

 「そこで申し上げます。初訪朝の日のこと。これは大変、お嫌かと思いますが、ぜひ記憶を喚起してください。朝11時、ちょうど今ごろ。ちょっと前ぐらいですか。9月17日ですね、2002年。小泉・安倍初訪朝の日の朝11時に、小泉さんと金正日の首脳会談が始まりました」

 「そして日本では、午後からでしょうか、拉致被害者のご家族が衆議院第1議員会館の大会議室で待機をしていました。午後3時過ぎ、外務省の差し回しのバスで飯倉公館に移動しました。そして午後4時30分過ぎになりましてから、まず横田めぐみさんのご両親が別室に招き入れられて、そこで当時の植竹繁雄外務副大臣が死亡情報を伝えました。そして、その後、その時のお父様の号泣ぶりは、その後、5時30分から7時7分までのテレビで放映されて、われわれ国民は本当に驚愕し、胸のつぶれる思いがいたしました。記憶に新しいと思います。4時30分過ぎから呼び込まれて、その死亡情報がもたらされたのですが、5時30分になって平壌では日朝平壌宣言が署名がされたわけですね」

 「そして、このご家族が飯倉公館で個別に呼ばれているとき、3人目の時から福田官房長官が官邸から合流したというふうに聞いております。間違いがないと思います」

 「そしてですね、8時46分、夜になってから小泉さんと安倍さんは平壌の空港をたって、夜の11時近くになって日本に帰り着くわけですけれども、1日の私はこれはタッチ・アンド・ゴーだと言っているのですが、こんなことでもってよく解決なんかするわけもないのに、と思っておりましたけれども、結局はそこでもって5人生存・8人死亡ということについて、後でいろいろ報道がありましたけれども、実際には午前11時に首脳会談が始まる直前に、北朝鮮の馬と書いてマというのでしょうか、発音、分かりません。北朝鮮のアジア局長が日本側からの田中均局長に対して安否リストを手渡した」

田中氏

 「死亡した人たちの年月日、すべて記入されていると。それが首相が金正日に会う寸前に渡されている。完全に北がですね、土俵に乗っているわけですよ。その段階で。ところがそれを、なぜか飯倉公館では発表しなかった。そのことが9月19日の朝日新聞で朝刊でスクープされました。そうしましたら、それを受けて、当時の官房長官、福田官房長官はですね、午前の記者会見で安否リストの存在があったじゃないかと2日後に言われたときにこうおっしゃっています。ご記憶だと思います。家族に連絡した通知文とは別に、北側から非公式に死亡年月日の提示があった。私は、官房長官ですよ、官房長官は知らなかった。不確かな情報のため、現場の判断で公表しなかったと説明しています」

 「現場の判断、質問2番目です。現場の判断とは誰ですか。このときは高野紀元審議官も行っていますし、当然、田中局長が行っています。首相と官房副長官なんでしょうか。どなたのことを現場の判断とおっしゃっているのか、明言してください」

 「それから続けてこの件について申し上げます。その後、福田官房長官は一種の非公式情報という注釈をつけて、被害者の家族の方に知らせた方がよかったかなあ、と思うと述べて、政府の対応に落ち度があったということは認めておられる、ということなんです。そして小泉さんは、例の調子で、安否情報は北側の発表なんだと。日本政府が認定したわけではない。日朝正常化交渉を再開していく中で真相解明を求める、といわれているのですけれども、言ってみれば、ピッチャー役で小泉さんと安倍さんが平壌に行き、キャッチャーとしては福田官房長官がおられたわけですね。先ほどの質問に対してお答えください」

 首相

 「あの、9月17日の事実関係ですねぇ。まあ、これは私も、あの、覚えているでしょうねというふうに言われたけどね、正直申し上げまして、私もいい年ですからね、そんな正確に覚えていないんですよ。ですからね、もしですね、正確に聞きたいというのであれば、あの、質問前日に出しておいていただきたいんですよね。そうすればここで、正確にお答えすることができたんです。ですからね、私もいい加減な記憶でもってお話をしたいと思いません。ですから、その質問に答えることは差し控えさせていただきます」

 田中氏

 「それは年をとったということは理由なりませんね。私は当時の植竹、えー、外務副大臣、引退されましたし、お年を召されていますけれど、しっかりとそのことは時系列に入っています、頭に。なぜかと言ったらこれだけのショッキングな出来事はなかったと、おっしゃっているんですよ。官房長官だったんじゃないですか。官房長官じゃないですか。そしてご自分で手を挙げて首相になりたいと言って総裁選挙に出られて、そして結果、所信表明の中でも先ほど言ったように速やかに解決するとおっしゃって、拉致の問題は小泉、安倍、福田内閣でずっと横めざしで通っているんですから、おっしゃってください」

 首相

 「ですからね、あのー、何時にですね、その現地でもってそういう情報をもらったか、それが何時にですね、私どもに伝えられたか、そういうことはですね時系列的に今申し上げられないって言っているんですよ。それぐらい、おわかりになるでしょ」

 田中氏

 「時間をうかがっているんじゃありません。現場の判断、覚えておられるでしょ、あのときは非常にですねデリケートな状況で、日本中が息を詰めてですね、平壌訪問を見ていたときなんですよ。官房長官も胃が痛むような状態で官邸におられたんじゃないですか。そのときにこの安否リストをですね、公表するかしないかというのは大きな政治判断ですよ。それはですね、現場の判断だったと、公表しなかったとおっしゃっているのは、じゃ官房長官の判断ですか」

 首相

 「あの、現地のですね、に行っている人はたくさん行ってます。そして外務省の人もたくさんいっているわけです。それがですね、誰が誰に連絡をするかという、そういう事実関係については私今申し上げられないって申し上げてるんです」

 田中氏

 「じゃあ、情報をはっきり国民の前で、拉致被害者や関係者皆さんの前でですね、はっきり申し上げられないと、5年たっても、そういう政治家であるということがはっきりと証明されたわけでございます。そこでですね、もう1つ申し上げたいことは、このときの、このときのですね、このときの、質問中なんですけれども」

(委員長:質問を続けてください)

 田中氏

 「質問を続けさせていただきます。このときに大きな政治判断があって、よく聞いてくださいね、1つはですね、この安否リストの問題をどうするか、公表するかしないか、マスコミのスクープがあったから討論したっていうのが事実だったわけでございます。もう1つは平壌宣言の署名をする時間帯と、拉致被害者、飯倉公館で待たせている方たち、その方たちを呼び込んで死亡の情報を伝える、このこととの署名のタイミングを計る、これは非常に神経がすり切れるような作業であったと思います。外交ですから」

 「ところがですね、結果として帰ってこられたときはマツタケをしょって帰ってきた、それでもって話はそっちに行ってしまったんですけれども、当時の北朝鮮、どんなだったですか。当時の北朝鮮は経済的に非常に困窮していて、そして脱北者も増えていて、ところがアメリカからもですね、悪の枢軸といわれ、そしていろいろな非難を受けている中でテロ支援国家であるといわれていたわけですから、金正日体制にしてみれば何としても金体制を温存すること、持続すること、それ自体がいってみれば自己目的化していたわけです」

 「かたや自由民主党の小泉内閣はですね、50%、51%に、なぜか理由は知りません。たぶん首相のほうがご存じでしょうけれど、支持率が急落したんですよね。なぜでしょう。そして急落してそれを何とかはね起こしてですね、もう一回、人気を挽回しなければいけない状況だったんですよね。この平壌訪問によって、61%に一時、また小泉内閣の支持率が上がったんです。マツタケも誰もただと思っていません」

 「あれほど経済的に困窮した国がただでおみやげを出したとは誰も思ってはいないわけでして、これは決算委員会です。今は外交上の秘匿うんぬんでおっしゃらないでしょうけれども、どれくらいの税金が使われていたのか、このことは将来ですね、国民のみなさまに納税者に、つまびらかにしなければならないと思っています。その中でですね、先ほどの、その安否リストの問題と平壌に関係ありますけれども、平壌宣言についてこれの履行をずっとおっしゃっていますが、これは非常に有効ないいものであったと、今も確信しておられますか」

 首相

 「あの平壌宣言の有効性ですか、これは大変大事なものだというふうに思っております」

 田中真紀子氏

「ここに平壌宣言ございますけど、この中には平壌宣言の中には、拉致を金正日総書記が謝ったということも書いてありませんし、拉致について具体的に盛り込んでありません。しいて言えば3番目のところですね。4つ項目があるわけですけど。日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については今後ですね、このような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な処置を取ることを確認したと書いてあるわけですね」

 「ここで言ってみれば、完全に拉致問題というものは、ピリオドを打たれてしまったわけですよ。いいですか。それを金科玉条のように見ておられた。現実を見てください。解決してないんです。5年間も。自民党政権の下で。解決されていないんです。それで先ほどのような、いってみれば、福田官房長官は当時の政府高官。今はご自分から希望されて首相のいすに座っていらっしゃるから、もっと大きな地位におられるわけですね。小泉さんと安倍さんが行ったことによって、本当だったら、安倍さんがいったんですから飛行機使って。ねばって泊まり込んでですね。ところが、マツタケもらって帰ってしまって。それで5年間も・・・。政権の所信表明になると。どういう勝算があると国民に対して説得できるのか。具体策をおっしゃってください」

 福田康夫首相

 「まああのー、過去のことはいいんですね。これから私がどうやって取り組むかと、こういうご質問だったと理解してよろしいですね。相手のあることで交渉ごとでございます」

 「相手の出方などを見ながら、交渉を進めるわけでございますが、まああのー、6者協議によりまして、核の問題について一定の進展があった。これは間違いなくということは今の段階ではいえませんけどね、今年中にですね、核の問題を北朝鮮の核の無能力化を実現するというという合意ができて、具体的な手続きがいま進行中でございますから、そういう意味においては核の方はですね、これはうまくいくのであればですね、拉致とかミサイルとかそういった問題についてもこれから真剣に取り組んでいく、そういった状況が生まれつつある。こういう風に考えております」

 田中氏

 「事実を見ますと金正日という人はですよ、拉致は終わった、と。先ほど冒頭言ったようにも、日本人の拉致被害者はもういない、と。全部終わったんだ、片付いたんだ、と繰り返し繰り返しですね国際社会に対しても発信しているんです。理由を申し上げます。北の通告を2002年のあのときのまま政府高官である首相と副長官と官房長官がそのまま受け入れて、公式に伝えた」

 「すなわち小泉内閣のあのことによって、もうこれはコンクリートに、確実に公式に日本政府も納得したことだと、金正日体制は、高々と叫んだと思いますよ。それで今になって6カ国協議があるから核とミサイル。しかし冒頭に言いましたように拉致の問題と賠償の問題は、日本国にかかっていることですよ。だから申し上げているんじゃないですか。もっといえば死亡情報、これを撤回させないと、そこからじゃないと、拉致は前に出ないんですよ。今まで認めたまんまいつまでもいつまでも同じこと繰り返していったら、本当にそんなことで救えるんですか」

 「この政権は、安倍さんにはもう言ってもしかたがないですけども、本気でですね、当事者が政権を取っているから申し上げているんですよ。本気でですね、拉致を解決する気あるなんてことはですね、拉致被害者の家族もわれわれ国民もとても感じられません。そのことを申し上げたいと思います」

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