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金総書記、ベトナムを答礼訪問

北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が「ベトナム答礼訪問」の要請を受け入れた。国営ベトナム通信が18日に報じた。

ベトナム共産党トップとしては50年ぶりに北朝鮮を公式訪問したノン・ドク・マイン書記長が17日、金総書記との会談で金総書記のベトナム訪問を正式に要請したという。94年に金日成(キム・イルソン)主席が死去した後政権を取った金委員長が、中国とロシア以外の国家を訪問したことはない。

そのため専門家らは、ベトナム訪問が実現する場合、北朝鮮の外交パラダイムの変化を意味するもの、と分析している。故金日成主席や金委員長は、独特の志向とセキュリティー上の問題を理由に鉄道旅行を固守してきた。金委員長がベトナムへ向かう際、飛行機に乗ることも可能だが、中国大陸の鉄道・高速道路を利用することもできる。

50年間も相互訪問がなかった「未知の国家」を訪れる特別な目標があるのでは、という見方も出ている。これに対し、高麗(コリョ)大のキム・ソンハン教授は「ソウルを経由しようがベトナム・ハノイを経由しようが、金委員長の最終の目的地は米ワシントンだろう」とし「米国も訪問できるという暗示」と述べた。

金委員長にとってベトナムはどんな国だろうか。北朝鮮とベトナムには、国土分断以降米国との戦争を経験した、という歴史的な共通点がある。ベトナムは「過去は忘れないものの、こだわらない」という実用主義に基づき、終戦から約20年後に米国との国交正常化を実現した。「ドイムイ(Doi Moi、刷新)」と呼ばれる包括的な改革政策と、対米関係の改善という政治的決断を通じ、高度成長・対外開放の道を開いたのだ。

86年に採択したドイモイが即時経済成長につながったわけではない。同じ社会主義国家の中国との関係が冷え込み、社会主義の宗主国・旧ソ連も解体した状況で、ベトナムには資本導入に向けた新たなパートナーが必要とされた。ベトナムのリーダーらは米国を選んだ。米国との国交正常化を通じ体制安定が立証付けられれば、様々な国から資本が入ってくるだろう、と判断したのだ。

韓国労働研究院・蠔圭植(ペ・ギュシク)研究委員は「米国と国交正常化した後ベトナムには日本・台湾・シンガポール・韓国などアジアの資本が入り、成長に弾みがついた」とし「北朝鮮もそうしたベトナムの道を選ぶのが現実的だ」と指摘した。したがって、朝・米国交正常化に努める金委員長の視線は「ベトナムモデル」に向けられている可能性がある。

ベトナムも「反米情緒」を体制維持の軸にしていたことから、敵対関係をやめ和解に至った「関係転換のノウハウ」に金委員長が注目するだろうとのこと。金委員長は、南北(韓国・北朝鮮)首脳会談で盧(ノ)大統領に「米国の態度を前向きに評価する。今回は米国も誠意を見せているようだ」と述べた。金委員長の究極的関心を示す部分であり、ベトナム訪問に結びつけられる発言でもある。

金総書記、ベトナムを答礼訪問

韓国大統領の会見要旨 金総書記、福田首相の対話意思評価 

 【ソウル19日共同】韓国の盧武鉉大統領の会見要旨は次の通り。

 ▽日朝関係

 一、北朝鮮の金正日総書記に伝えた福田康夫首相のメッセージは「日朝関係改善の意思がある。改善のためには拉致問題が解決されなければならない。この問題解決のため、日本は対話の意思がある」との内容。

 一、拉致問題をどのようにしないといけないとか、拉致問題に関する基本認識や解決策は入っていなかった。

 一、金総書記は「日朝関係改善は必要だ。福田首相の対話の意思を評価し、期待する」と述べた。拉致問題についてどんな話をしたか良く覚えていないが、同問題に関しては具体的な言及がなかったと考えてもよい。

 一、拉致に関する基本的な立場に変化は感じられなかった。

 一、私は、朝鮮半島と北東アジアの平和のため、こうしたことを解決しなければならないと金総書記に話した。

 ▽核問題・米朝関係

 一、6カ国協議履行と米朝関係改善が速い速度で進むことを期待。

 一、核問題を扱うのは6カ国協議。既に解決の道筋に入り、南北首脳会談で新たに強調する理由もない。南北首脳宣言に(履行努力が)記された6カ国協議共同声明には、朝鮮半島の非核化や平和体制の問題まで入っているので十分だ。

 一、在韓米軍問題には言及しなかった。

 ▽南北経済協力

 一、南北間の協力が進展し、北朝鮮のインフラ建設の必要性が持ち上がるだろう。(日本を含めた)外国の資本参加も必要ではないか。

 一、北朝鮮は外国の資本の受け入れに近づくために準備しなければならない段階だ。

 一、北朝鮮は崩壊しない。韓国は吸収統一せず、ドイツのような統一費用も発生しない。人道支援や借款は財政の許容範囲内で実施する。

 ▽北京五輪

 一、来年の北京五輪の際に南北の応援団が乗った京義線鉄道の列車が北朝鮮を通過するのは、1回きりの行事で難しい問題ではない。

 一、中国と事前協議が必要だが、障害はないと思う。

中国新聞・詳報

「日本と関係改善必要」=金総書記発言を紹介-韓国大統領

【ソウル19日時事】韓国の盧武鉉大統領は19日、外国メディア特派員と会見し、第2回南北首脳会談で金正日労働党総書記が「(日朝の)関係改善は必要だ。福田康夫首相の対話の意思を評価し、期待する」と語っていたことを明らかにした。
 また、盧大統領は福田首相のメッセージとして金総書記に、「(日本は北朝鮮と)関係改善の意思がある。そのためには拉致問題が解決されないといけない。日本は話し合う意思がある」と伝達したという。

時事ドットコム:「日本と関係改善必要」=金総書記発言を紹介-韓国大統領