韓国大統領の会見要旨 金総書記、福田首相の対話意思評価
【ソウル19日共同】韓国の盧武鉉大統領の会見要旨は次の通り。
▽日朝関係
一、北朝鮮の金正日総書記に伝えた福田康夫首相のメッセージは「日朝関係改善の意思がある。改善のためには拉致問題が解決されなければならない。この問題解決のため、日本は対話の意思がある」との内容。
一、拉致問題をどのようにしないといけないとか、拉致問題に関する基本認識や解決策は入っていなかった。
一、金総書記は「日朝関係改善は必要だ。福田首相の対話の意思を評価し、期待する」と述べた。拉致問題についてどんな話をしたか良く覚えていないが、同問題に関しては具体的な言及がなかったと考えてもよい。
一、拉致に関する基本的な立場に変化は感じられなかった。
一、私は、朝鮮半島と北東アジアの平和のため、こうしたことを解決しなければならないと金総書記に話した。
▽核問題・米朝関係
一、6カ国協議履行と米朝関係改善が速い速度で進むことを期待。
一、核問題を扱うのは6カ国協議。既に解決の道筋に入り、南北首脳会談で新たに強調する理由もない。南北首脳宣言に(履行努力が)記された6カ国協議共同声明には、朝鮮半島の非核化や平和体制の問題まで入っているので十分だ。
一、在韓米軍問題には言及しなかった。
▽南北経済協力
一、南北間の協力が進展し、北朝鮮のインフラ建設の必要性が持ち上がるだろう。(日本を含めた)外国の資本参加も必要ではないか。
一、北朝鮮は外国の資本の受け入れに近づくために準備しなければならない段階だ。
一、北朝鮮は崩壊しない。韓国は吸収統一せず、ドイツのような統一費用も発生しない。人道支援や借款は財政の許容範囲内で実施する。
▽北京五輪
一、来年の北京五輪の際に南北の応援団が乗った京義線鉄道の列車が北朝鮮を通過するのは、1回きりの行事で難しい問題ではない。
一、中国と事前協議が必要だが、障害はないと思う。
中国新聞・詳報