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拉致問題協議:参事官、内容を家族会などに説明

 日朝包括並行協議の拉致問題協議で拉致に関与したとして、日本側が引き渡しを求めた辛光洙(シンガンス)容疑者(76)ら3人について、北朝鮮側は「絶対不可能」などと回答していたことが分かった。外務省の梅田邦夫アジア大洋州局参事官から9日、内容の説明を受けた拉致被害者の家族会などが明らかにした。

 梅田参事官の説明では、辛容疑者について北朝鮮側は「引き渡しは政治問題であり絶対不可能。年齢や健康上の問題もある」と拒否。また、久米裕さん拉致で国際手配されている金世鎬(キムセホ)容疑者(77)については「そのような人物は承知していない」とし今後、日本側から関連情報が提供されれば、人物特定の調査をすると答えた。

 ただ「拉致濃厚」とされる特定失踪(しっそう)者34人らについては、日本側からの詳しい情報提供を元に調査を行うと回答したという。

 説明を受けた後、会見した家族会代表、横田滋さん(73)は「こういう協議を繰り返しても時間がたつばかりで意味がない。経済制裁など圧力がなければ先に進まない」と感想を述べた。【西脇真一】

毎日新聞 2006年2月9日 21時43分 (最終更新時間 2月9日 23時10分)
拉致問題協議:参事官、内容を家族会などに説明-事件:MSN毎日インタラクティブ

特定失踪者を調査 政府間協議で北朝鮮

 北京で8日まで行われた日朝政府間協議で、北朝鮮側が拉致された疑いの強い「特定失踪(しっそう)者」について、日本からの関連情報提供を条件に調査すると答えていたことが9日、分かった。梅田邦夫外務省アジア大洋州局参事官が拉致被害者家族会に説明した。

説明によると、日本は拉致問題をめぐる協議で、36人の特定失踪者の名前を挙げて情報の提供を求めた。政府は関係省庁間で協議した上で、関連情報を北朝鮮に提供する考えだ。

また、北朝鮮側は日本が引き渡しを求めている容疑者のうち工作員金世鎬(キムセホ)容疑者について「このような人物は知らない」と述べたものの、関連情報の提供を条件に人物特定のための調査を行うと答えた。
特定失踪者を調査 政府間協議で北朝鮮 (共同通信) - goo ニュース

拉致解決進展なければ制裁を(新潟日報)

 拉致問題などの日朝協議について北朝鮮による拉致被害者家族会(横田滋代表)は9日、日本側の拉致問題代表を務めた梅田邦夫外務省アジア大洋州局参事官と都内で面会し、協議の報告を受けた。面会後の会見では政府の対応に理解を示しながらも、進展がなければ北朝鮮の貨客船「万景峰号」に対する入港禁止などの経済制裁が必要だとする声が相次いだ。
 家族会によると、梅田参事官は「(協議では)拉致問題の解決なくして国交正常化なし、とする日本側の原則を強調し、相手が言い逃れできないぐらい追い詰めた」と説明した。また、北朝鮮側は新潟市で開かれた横田さんの写真展に触れるなど日本の世論を気にしている様子だった、とした。
新潟日報 NIIGATA NIPPO NEWS