trycomp2のブログ -261ページ目

金王朝のほころび伝えます…“北暴露”雑誌その中身

核に反発、韓流ドラマブーム、渦巻く不満

 北朝鮮人記者による北の内情を暴露する初の雑誌が日本で発刊される。脱北者が危険を冒して再び北内部に潜伏、取材した。韓国で先行発売された韓国語版では、核実験の陰で渦巻く金正日政権への不満の声や、中朝国境を越えて膨大にもたらされた海賊版ソフトの影響で「韓流ブーム」まで起きている実情を紹介。統制がほころび始めた社会変化の兆しを鮮明に描き出している。

 雑誌は「リムジンガン」(臨津江)と名付けられ、来年1月に英語版とともに刊行。今月20日にはインターネット版を立ち上げる。

 中朝国境で取材を重ねてきた「アジアプレス」のジャーナリスト、石丸次郎氏に、これまでも北内部のビデオ撮影に成功してきた脱北者のリ・ジュン氏(ペンネーム)が「定期的な発表の場を」と持ちかけたのが発刊のきっかけだった。

 リ氏が北に戻り、取材の仕方や機材の使い方を仲間に教え、計16人の取材網を作り上げた。リスクを減らすため、リ氏ら取材陣は基本的に潜伏したまま、別の人間が中朝国境でビデオテープなど取材素材を受け渡す。

 先行販売された韓国語版では、昨年のミサイル発射と核実験を受けた人々の声を収録。金正日への司法機関幹部の言葉として次のように記す。《多くの人々が飢え死にしているのを知りながら食料配給を整備せず自らの安全のため核実験に膨大な金を使い切った。「核実験成功」の宣伝は結局、国家指導者として犯罪行為を自ら認めたようなもの》。工員の1人は《ミサイルを撃ち、核爆発までさせても誰も遊んではくれない。無駄に経済封鎖を招いただけじゃないか》と語る。

 また、食糧難をよそに活況を呈する闇市場や支援物資を横流しする幹部らの姿が描かれる。ある女性は支援物資の布団が倉庫に積まれたままの病院の状況をこう話す。

 《患者が使っちゃうと誰が洗うの? 国連から人が来るとき「送ってくださった布団はちゃんとあります」って見せるためだけにあるんですよ》

 中でも特筆すべきは情報流入の実態だ。石丸氏によると、北ではテレビ普及率が約50%と意外に高い。ここにVCDと呼ばれる映像を見るための安価なプレーヤーが中国から入り、党の宣伝映像を流すための機器として国内でも生産、普及。さらに中朝国境を越え、「冬のソナタ」など韓流ドラマの安価な海賊版VCDソフトが大量に流入しだした。

 この状況を《韓国ドラマがブームだ。といっても非公式なブームで、見たり流通させたりして政治的罪に問われる人も多いが、そのにおいが生活のいたるところに漂い、北朝鮮の住民生活の空気を変えている》と指摘。平気でソウル言葉を使う娘世代に戸惑う父親の姿を紹介している。

 「人々の情報量はここ5年で飛躍的に伸びた。韓流ドラマは人々の一番の楽しみで、韓国人が数段いい生活をしていることは常識になっている」(石丸氏)

 国内では一切報じられなかった凶悪事件などを収録したのも大きな特徴で、昨夏、帰国した元在日朝鮮人一家3人が住民を監視する政治警察の「保衛員」に金品目的に殺害された事件を詳述。《不正腐敗が横行するなか、保衛員が犯した強盗殺人は救い難い国家の本性をさらけ出した》と結んでいる。

 リ氏らにとってこれら北の内情を内部の人々に広く伝えることが最終目的で、その方法を検討している。

ZAKZAK 2007/12/12

ZAKZAK

<6カ国協議>北朝鮮へ提供の資機材、百数十品目に

【北京・西岡省二】6カ国協議の「経済・エネルギー協力」作業部会が12日、北京で開かれ、非核化の見返りに北朝鮮へ提供する資機材リストについて協議した。日本側の説明によると、前回部会(10月)や中韓朝実務者協議(11月)を踏まえ、北朝鮮が求める資機材のうち、供与を確約できないものや疑問のあるものを除き、百数十品目に絞り込んだ。

 日本はこれまでどおり支援不参加を表明したうえ「拉致問題を含む日朝関係で進展があれば、日本は経済・エネルギー分野を含め、より大きな役割を果たす用意がある」との立場を改めて強調した。

<6カ国協議>北朝鮮へ提供の資機材、百数十品目に(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

拉致解決へ「連携大切」 家族会代表、福岡で講演

 北朝鮮による拉致被害者田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(69)の講演会が12日、福岡市であり、飯塚さんは「国内外で連携を強め、拉致はテロとアピールすることが大切」と今後の活動方針などを語った。

 講演会は、拉致問題の早期解決を呼び掛ける北朝鮮人権侵害問題啓発週間(10‐16日)にちなみ、同市が主催。市役所内の会場には約180人が集まった。

 飯塚さんは10日に東京で開かれた会議で、脱北者から「日本の拉致被害者は60人以上」とする新証言が得られたことなどを紹介。拉致の可能性がある特定失踪(しっそう)者は470人に上るといわれ、飯塚さんは「同じ被害者として、特定失踪者の家族とも連携していきたい」と話した。

 13日には福岡県春日市で拉致被害者家族の斉藤文代さん(62)=熊本県菊陽町=らの講演会が開かれるほか、同県八代市で16日まで、大分県別府市で14日まで支援者らの活動を振り返る写真パネル展が開かれる。

=2007/12/13付 西日本新聞朝刊=

[拉致解決へ「連携大切」 家族会代表、福岡で講演] / 社会 / 西日本新聞