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蓮池さん夫妻拉致実行犯とされる元工作員 蓮池さんと翻訳の仕事

 北朝鮮による蓮池さん夫妻拉致事件で、拉致実行犯とされる元工作員が86年以降、平壌で蓮池薫さんと一緒に仕事をしたり食事をするなどしていたことがわかった。

 朴と名乗る、通称チェ・スンチョル元工作員は、78年に蓮池さん夫妻を拉致した数か月後に姿を消したとされている。しかし、警視庁が85年に都内のスパイ事件で国際手配した翌年、チェ元工作員は、平壌で蓮池さんと一緒に翻訳の仕事をしていたことが蓮池さんの供述などからわかった。

 また、蓮池さん夫妻が帰国するまでの間、チェ元工作員は蓮池さん家族と一緒に食事をすることも頻繁にあったという。

 警察当局は23日、地村さん夫妻の拉致もあわせて、チェ元工作員と辛光洙容疑者の逮捕状を請求した。
日テレNEWS24

朴ことチェ工作員、日本生まれの可能性

 逮捕状が請求された「チェ・スンチョル」工作員ですが、1932年から33年にかけ、日本で生まれた可能性が高いことが、警察当局の調べで新たにわかりました。

 「チェ」工作員は、日本人2人に成りすまし、スパイ活動をしていたとみられていますが、82年にマレーシアのクアラルンプールに出国したのを最後に、行方がわからなくなっていました。

 その素顔は謎に包まれていますが、警察当局によりますと、「チェ」工作員は1932年から33年にかけ、日本で生まれた可能性が高いことが新たにわかりました。

 関西弁が得意で、大阪や名古屋で生活したことがあるということです。

 「チェ」工作員をめぐっては、北朝鮮国内で監視役として蓮池さん夫婦と生活していたことや、夫婦の子供の世話をしていたことがわかっていて、警察当局は裏付けを進めています。(23日11:04)
朴ことチェ工作員、日本生まれの可能性

拉致被害者家族 進展に期待

地村保志さん夫妻と蓮池薫さん夫妻が拉致された事件で警察が北朝鮮の元工作員2人について拉致容疑で逮捕状を取ったことを受けて、拉致被害者の家族が記者会見し、「こうした圧力をきっかけに拉致問題が進展してほしい」と述べました。
この中で家族会代表の横田滋さんは、「法令を厳格に適用し、やれることはすべてやっていくという政府の方針の一環だと思う。もう少し早く行われていればという思いもあるが、これをきっかけに拉致問題が進展してほしい」と述べました。家族会副代表の飯塚繁雄さんは、「実行犯の身柄の引き渡しは実際には難しいかもしれないが、こうした圧力を強めることで、日本人は怒っていて被害者を早く返すことが得策だと北朝鮮に思わせていってもらいたい」と訴えました。また、横田早紀江さんは、「長い年月を経てようやく2人の大物工作員を逮捕するために国が動き出すというところまできました。被害者と家族の人生の苦しみが解決される日まで頑張っていきたい」と話しました。さらに家族会事務局長の増元照明さんは、「政府の姿勢を目に見える形で示すのはいいことだ。国内法にのっとって粛々とやっていくことが北朝鮮に対する大きな圧力になると思うが、私たちはさらに経済制裁の発動を求めていきたい」と訴えました。
NHKニュース