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地村保志さん(50)夫妻を拉致した疑いが持たれている北朝鮮の元工作員、辛光洙(シングァンス)容疑者(76)が日本国内で同居していた女性(69)の元から76~80年ごろ姿を消していたことが分かった。韓国側の捜査では北朝鮮で工作員教育を受けていたとされる時期だが、警視庁などの調べでは日本に潜伏し、拉致をしていた疑いが浮上。警察当局は「拉致のために日本へ入ったという痕跡を残さないように、親しい女性にも会わなかった可能性がある」とみている。
◇警視庁が逮捕状
警視庁など捜査本部は23日、地村さん夫妻拉致事件について国外移送目的略取容疑で辛容疑者の逮捕状を取った。女性によると、2人は73年に知り合い、東京都内で同居を始めた。ところが76年に辛容疑者は「外国へ行く。3年ぐらい帰らない」と言い残し失跡。再び姿を現したのは80年だったという。
辛容疑者は85年に韓国でスパイ容疑で逮捕された。「76年から80年まで平壌で工作員教育などを受けていた」と供述し、女性の証言とも一致していた。しかし、地村さんが昨年「辛容疑者に拉致された」と証言したことから、警察当局が周辺を改めて捜査。その結果、辛容疑者に協力していた元補助工作員が「(北朝鮮にいたとされる時期に)東京で会った」と証言したという。
政府認定の拉致事件(11件16人)は77~83年に発生。辛容疑者は80年の原さん拉致事件のほか、78年の地村さん夫妻や77年の横田めぐみさん拉致事件への関与の疑いも浮上している。いずれも同居女性から姿をくらましていた時期で、警察当局は辛容疑者が日本への出入りを繰り返し、拉致事件を主導していた可能性もあるとみている。
毎日新聞 2006年2月23日 15時00分
北朝鮮拉致事件:シン容疑者に逮捕状 地村さん夫妻拉致で-事件:MSN毎日インタラクティブ北朝鮮による拉致事件で、警察当局は、地村保志さん夫妻と蓮池薫さん夫妻を拉致した疑いで、辛光洙(シン・ガンス)容疑者(76)ら2人の逮捕状を請求した。
警察当局が逮捕状を請求した辛光洙容疑者は1978年7月、福井・小浜市で地村さんと妻の富貴恵さんを、「朴(パク)」ことチェ・スンチョル容疑者は、同じく7月に、新潟・柏崎市ので蓮池さんと妻の祐木子さんをそれぞれ船に乗せ、北朝鮮に拉致した疑いが持たれている。
チェ容疑者については、小住健蔵さんになりすました旅券法違反容疑でも、逮捕状が請求された。
小住健蔵さんの妹の本郷紀代子さんは「(今回の逮捕状)だって、日朝協議したって、何も進展しないでしょ。みんないいあんばいでやって、逃げられてる感じじゃないですか。いら立ちありますよ。(北朝鮮に対して)拉致した人を全部出せって感じに、なぜ強く言えないのか。本当にもどかしい。早くけりをつけてほしいと思います」と話した。
警察庁はICPO(国際刑事警察機構)を通じて、2人を国際手配することにしている。
FNN Headline 蓮池さんと地村さん夫妻を拉致した疑いなどで、警察当局は23日、辛光洙(シン・グァンス)元工作員と、「朴(パク)」と呼ばれていたチェ・スンチョル工作員の逮捕状を取りました。チェ容疑者は、蓮池薫さんに「自分の家族が北朝鮮にいたので、仕方なく拉致した」と話していたことが分かりました。
チェ容疑者は、これまで「朴」と呼ばれていましたが、蓮池薫さんが去年暮れの事情聴取で、「北朝鮮ではチェ・スンチョルと呼んでいた」と証言したため、警察当局は、この名前で逮捕状を取りました。関係者によると、チェ容疑者は在日朝鮮人で、強い関西なまりの日本語を話し、蓮池さん夫妻に「申し訳なかった。北朝鮮に家族がいるので、仕方なく拉致をした」と話していたということです。警察当局は2人を近く国際手配し、北朝鮮に身柄の引き渡しを求める方針です。
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