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原 敕晁さん拉致事件 原さん勤務の中華料理店など大阪市内の関係先を一斉捜索

26年前、大阪の中華料理店店員、原 敕晁(ただあき)さん(当時43)が北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は、原さんが勤めていた中華料理店など、大阪市内の関係先を一斉捜索している。
大阪の在日本朝鮮大阪府商工会は、原さんの拉致にかかわった中華料理店の経営者が、当時、幹部を務めていて、23日午前8時40分ごろ、捜査員数十人が入り、午前11時半現在も、建物の5階で捜索が続いている。
国外移送目的略取や監禁などの容疑で捜索が行われているのは、このほか大阪市内にある原さんが勤務していた中華料理店や経営者の男(74)の自宅など、あわせて6カ所。
原 敕晁さんは、1980年、北朝鮮の元工作員、辛光洙(シン・ガンス)容疑者(76)と経営者の男ら4人に宮崎県の青島海岸から、北朝鮮に拉致されたとみられている。

原さんが勤めていた中華料理店の経営者で「(原さん拉致を手伝ったことは?)ありません。それだけは言っておく。何十年たっても同じ。死んだら墓石をたたいて聞いてくれ」と原さん拉致を否定していた。
北朝鮮の元工作員、辛光洙容疑者(73)。
辛容疑者は、蓮池 薫さん夫妻や横田 めぐみさんの拉致に関与したとされている。
1980年、日本に潜入した辛容疑者は、日本人に成り済ますのにふさわしい人物を探していた。
中華料理店経営者は、従業員の原さんが、独身で身寄りもないと薦め、辛容疑者は、原さんを会社採用の面接と称して、宮崎県の海岸に誘い出したという。
原さんが海岸に来ると、工作員4人が現れ、辛容疑者は「会社の船を持ってきた人たちだ」と安心させ、原さんをボートに乗せて出発したという。
これに対し、経営者は関与を否定している。
経営者は「(寝台列車に乗って宮崎に入って?)わからん、わからん。記憶にない。事実にない。当局もそう言っているけど、わからない。事実はない」、「(辛光洙容疑者に会ったことは?)ないです。記憶にない。彼が店で働いていたのは事実。否定しない。わたしがあそこのオーナーだったということと、公な役員( = 在日朝鮮人大阪府商工会の理事長)をしていたという政治的な理由で、こうなったのではないか」と話した。
辛容疑者は、その後、原さんに成り済まし、日本などでのスパイ活動を活発化、1985年、韓国で逮捕され、原さん拉致を自供した。

北朝鮮は、原さんは1984年に田口 八重子さんと結婚し、1986年に病死したとしているが、公安部は、原さんは、拉致以降も監禁状態が続いたため、時効は成立しないと判断し、強制捜査に乗り出したもの。
辛容疑者と韓国にいる元工作員の男(78)は、韓国の裁判で原さんの拉致を認めていて、警視庁は2人の逮捕状を請求する方針。
FNN Headline

原敕晁さん拉致事件で家宅捜索 国内で起きた拉致で初の強制捜査

 北朝鮮による原敕晁さん拉致事件で、警視庁公安部は23日朝から、大阪府内の関係先に対して家宅捜索を行っている。国内で起きた拉致事件での強制捜査は初めてとなる。

 大阪市北区の在日朝鮮人大阪商工会の捜索は、23日午前8時半過ぎから始まった。捜索はこのほか、原さんが拉致された当時、働いていた中華料理店や、料理店の店主の自宅など大阪府内の数か所で行われている。

 原さんは80年6月、北朝鮮の工作員・辛光洙容疑者や、勤務先の中華料理店店主ら4人に宮崎・青島海岸まで連れ出され、工作船で北朝鮮に拉致されたとみられる。辛容疑者はその後、原さんになりすまして日本や韓国などで工作活動を続けていたが、85年に韓国で逮捕された。

 今回の容疑は国外移送目的拐取と監禁などで、国内で起きた拉致を対象とした捜索は初めてとなる。警視庁公安部は今後、店主ら関係者からあらためて事情を聴き、事件の全容解明を目指す方針。
日テレNEWS24

原さん拉致で関係先捜索

大阪の原敕晁さんが拉致された事件で、警視庁は、北朝鮮のシン・グァンス元工作員のほかに、現在韓国にいる元工作員の男が事件に中心的にかかわっていた疑いが強まったとして、23日朝から関係先を一斉に捜索しています。今後、拉致容疑で2人の逮捕状を請求し国際手配する方針です。
拉致の疑いが持たれているのは、北朝鮮の元工作員で地村さん夫妻の拉致事件で国際手配されているシン・グァンス容疑者(辛光洙)(76)と、現在韓国にいる78歳の元工作員の男です。警視庁は、当時、原さんが勤めていた大阪の中国料理店や、在日本朝鮮人総連合会の傘下団体の在日本朝鮮大阪府商工会など6か所を一斉に捜索しています。調べによりますと、シン元工作員と元工作員の男の2人は、昭和55年6月、原敕晁さん(当時43歳)を、貿易会社の面接を装って酒に酔わせて宮崎市の海岸に誘い出し、北朝鮮に拉致した疑いがあるということです。この元工作員の男は、シン元工作員の活動を支援していた補助工作員で、昭和60年に韓国でスパイ容疑で拘束され懲役15年の判決を受けましたが、平成2年に恩赦で釈放されています。警視庁は、今後裏付け捜査を進めたうえで、拉致容疑で2人の逮捕状を請求し国際手配する方針です。また、在日本朝鮮大阪府商工会の当時の幹部2人が、拉致を手助けしていたとみて、原さん拉致の全容解明を進めることにしています。23日の捜索について在日本朝鮮人総連合会は「拉致問題を朝鮮総連の傘下団体と意図的に結びつけようとする悪質な世論操作であり、不当きわまりない政治弾圧だ」というコメントを出しました。
NHKニュース