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米ポスト紙 拉致事件を特集

 16日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は北朝鮮による日本人拉致事件を特集し、日本が米政府に北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除しないよう求めていることを報じた。

 記事は横田めぐみさんが、北朝鮮工作員に拉致されてからすでに30年たったことに触れ、「なぜ彼女は帰ってこれないの」と訴えるめぐみさんの母、早紀江さんの声を紹介した。また、早紀江さんと夫の滋さんが北朝鮮へのテロ支援国家指定継続を求める手紙を100人以上の米議員に送ったことなども取り上げた。

 ただ、記事では米政府が指定解除と拉致事件の関係について「必ずしも明確に関連しているわけではない」(ケーシー国務省副報道官)として、切り離して進める方針であることも指摘。11月に訪米した増元照明・家族会事務局長が「指定解除は米政府の既定路線」とみていることも伝えた。(ワシントン 有元隆志)

米ポスト紙 拉致事件を特集 - MSN産経ニュース

横田夫妻、拉致解決訴え 「北朝鮮人権週間」最終日

 「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(10~16日)の最終日となる16日、政府の拉致問題対策本部は東京都内で「拉致問題を考えるみんなの集い」を開催した。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親、横田滋さん(75)、早紀江さん(75)が「拉致は皆さんの家庭に起こっていたかもしれないこと。どうぞ助けてください」と解決に協力を訴えた。
 横田さん夫妻は、漫画「ベルサイユのばら」作者で拉致問題に取り組む声楽家、池田理代子さんと対談。ベルサイユのばらのファンだっためぐみさんの小さいころの写真をスライドで見ながら、拉致によって続く苦しみや怒りを話し合った。

 池田さんは「5年前に拉致被害者5人が帰国したときには問題の関心が高まったが、それがすっと引かないようにずっと『忘れない』ことが大切」と呼びかけた。
 集会には被害者家族を支援している歌手、南こうせつさんも参加。曲を披露した後、横田さん夫妻や参加者と「ふるさと」を熱唱した。
 また、支援組織「特定失踪(しつそう)者問題調査会」も都内で「しおかぜの集い」を開催。北朝鮮の拉致被害者などに呼びかける短波放送を公開収録し、支援を訴えた。

「横田夫妻、拉致解決訴え 「北朝鮮人権週間」最終日」事件です‐事件ニュース:イザ!

北人権問題週間最終日 都内で政府主催集会 国民結束、改めて求められる

 今年の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」では、拉致被害者の家族や支援者が、海外の被害者家族や関係者と「国際拉致解決連合」を結成するなど、拉致問題をめぐる「国際連携」がクローズアップされた。

 ルーマニア人の拉致被害者、ドイナ・ブンベアさん=拉致当時(28)、北朝鮮で死亡=の弟、ガブリエル・ブンベアさん(40)は、ルーマニアの外務省に支援を求めたが「子供扱いされた。私に何ができるのか」と集会で告白。国際連携に期待を寄せた。

 海外から招かれた専門家や関係者も、国際連携の重要性を提唱。斎賀富美子人権担当大使も「国際社会で北朝鮮の人権状況への懸念は強い」と各国の関心が高まる中、日本が問題意識を共有して北朝鮮に解決を促す必要性を強調した。

 一方、日本人の被害者家族らは、国際連携とは別の点にも心を砕いている。田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表、飯塚繁雄さん(69)は、シンポジウムや集会で「家族一人一人は何もできない。皆さまのお力を借りて(解決に)取り組みたい」と、国民が拉致問題に関心を持ち続けるよう何度も呼びかけた。

 人権週間直前の9日、家族会メンバー8人は東京・銀座で署名を集めた。「頑張ってください」と声をかけ署名する人がいるものの、涙をにじませながら街頭で救出を訴えた家族を横目に、無表情で通り過ぎる通行人も目立った。

 拉致問題をめぐる国際連携の前に、国民一人一人の良心の結束が、改めて求められる。(尾西央行)

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