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有本さんら家族会が講演--30日に高砂で支援集会 /兵庫

 ◇「北朝鮮に制裁」拉致被害者救え

 北朝鮮に拉致された日本人の救出運動を支援する「東播磨ブルーリボンの会」(代表・大矢卓志加古川市議)は30日午後2時から、高砂市高砂町朝日町の市福祉保健センターで集会を開く。

 横田めぐみさんの夫が拉致被害者の韓国人である可能性が高いとする鑑定結果が出るなど、救出運動が新たな局面を迎える中、関係者は北朝鮮への経済制裁発動を訴えるという。

 同会主催の高砂集会は、昨年5月以来で3回目。講演するのは、拉致被害者で神戸出身の有本恵子さん(行方不明時23歳)の両親、明弘さん(77)、嘉代子さん(80)夫妻はじめ、拉致被害者家族連絡会(家族会)の飯塚繁雄副会長(67)、増元照明事務局長(50)と「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(拉致議連)」の西村真悟幹事長(57)=衆院議員。

 大矢代表によると、今月26日か27日に家族会のメンバーらが米国議会の下院公聴会で拉致被害を訴えるといい、飯塚さん、増元さんも同行する。

 大矢代表は「飯塚さんは引き続き米国に滞在する可能性があり、欠席するかも知れない。増元さんには公聴会の模様も報告してもらう」と話している。問い合わせは、ブルーリボンの会(080・1437・5230)。【成島頼一】

〔播磨・姫路版〕

毎日新聞 2006年4月15日
兵庫:MSN毎日インタラクティブ

米、北へ金融圧力強化 スイス口座調査も 金総書記個人資産用

 【ワシントン=有元隆志】ヒル米国務次官補は、北朝鮮が核問題をめぐる六カ国協議への出席拒否を続けた場合、金正日総書記の個人資産用とみられるスイスの銀行口座の調査を行う可能性があることを明らかにした。十四日付の米紙ワシントン・タイムズが報じた。米政府が北朝鮮に対する金融面での圧力をアジアに続いて欧州にも広げることで、北の活動に打撃を与える狙いがあるとみられる。

 ヒル次官補はソウル市内で開かれた米企業関係者との会合で、スイスにあるとされる金総書記の口座を調べるかとの質問に対し、「核兵器を製造し、弾道ミサイルがあると主張する国は、その財源がどこにあるのか詳しく調べられることになる」と答えた。

 これに関連し、北朝鮮の違法活動に詳しい情報筋は、すでに米政府がスイスの複数の銀行に、北朝鮮との取引を凍結するよう非公式に要請していると指摘。実際に北朝鮮との新規取引には応じないことを明確にするスイスの銀行も出てきている。同筋は「スイスやオーストリアも安全ではないと判断したのか、北朝鮮は資金をルクセンブルクの銀行に移す動きをみせている」と明らかにした。

 金総書記がスイスで保有する資金の規模について、西岡力・東京基督教大学教授は一月十二日付の本紙「正論」で、「四十三億ドルから五十億ドル」と推定した。そのうえで、「金正日の独裁統治は、軍、政治警察、党などの中心幹部に対する特権的生活保障によって成り立っており、それを支えているのがこの秘密資金だ」として、米国が圧力を加えた場合の効果は大きいと強調した。

 米政府は北朝鮮と取引のあるスイス企業にも圧力をかけている。米財務省は先月三十日、北朝鮮の武器関連部品調達にかかわったとして、スイス企業「コハスAG」と同社のスイス人社長の在米資産凍結措置をとるとともに、米企業との取引を禁止すると発表した。レビー財務次官(テロ・金融情報担当)は北朝鮮の大量破壊兵器の製造・拡散が「アジアを超えた広範なネットワーク」に広がっていると強調した。

 米政府は昨年九月、北朝鮮の違法金融活動に関与したとしてマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行を「主要懸念先」に指定している。

米、北へ金融圧力強化 スイス口座調査も 金総書記個人資産用 (産経新聞) - goo ニュース

横田夫妻ら松代高校訪問 署名活動の野球部員に感謝

 拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(一三)=の夫とされる韓国人、金英男(キム・ヨンナム)さん=同(一六)=の問題が関心を広げる中、めぐみさんの父、滋さん(七三)と母の早紀江さん(七〇)、拉致被害者家族会の増元照明事務局長(五〇)が十五日、千曲市で開かれた拉致問題講演会に参加、約千四百人の来場者に問題解決への協力を訴えた。また、前日には長野市の県立松代高校を訪れ、拉致被害者救出のための署名活動を続けている野球部員たちに感謝の言葉を述べた。

 横田さん夫妻と増元事務局長は十四日夕、グラウンドに勢ぞろいした松代高野球部員三十人に、「みなさんの署名に感謝します。十万人を目標に始まった署名が累計で五百万人となり、官邸に届けて救出を要請しています」と報告。早紀江さんは「拉致被害者は人生を狂わされ助けを求めています。(めぐみさんが)元気でいると信じています」と心境を語った。

 部長の三年生、石井力平さんは、新たに集めた四百人分の署名を手渡した。また、四月から顧問に就任した元同校教諭、高久静應さんが、「めぐみさんの一日も早い救出を心より祈っています」と書いた真新しい硬球を横田夫妻に贈り、活動を励ました。

 野球部員が署名活動を始めたのは、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための救う会」の塚田俊明・長野代表が、長女の理恵さんがマネージャをしていた同野球部のコーチを引き受けていた時に、「富山県では高校の野球部員が北朝鮮に拉致されている」と話したのがきっかけだった。

 白球を追って夢の甲子園を目指す仲間が、拉致されていることを知った部員たちが、「同じ球児として何か役立ちたい」と取り組みを開始し、今年で五年目を迎える。部員たちの父兄も協力を快諾し、公式戦ではブルーリボンを胸に付けて応援するようになった。

 ブルーリボンは、家族会や救う会が「拉致被害者を一刻も早く帰国させたい」という願いを込め付けるようになったもので、日本と朝鮮半島を隔てる日本海の青、どこでも見ることのできる空の青を意味しており、問題解決を目指す運動のシンボルとなっている。

 富山県で拉致被害者とされているのは、朝日町にある県立泊高三年生で、野球部主将だった水島慎一さん=当時(一八)。昭和四十二年二月、自宅近くの宮崎海岸に「バットの素振りをしてくる」と言って出かけたまま、行方不明になった。海岸にはバットと、はいていたゲタが並べて置いてあったという。

 地元警察や漁業協同組合関係者が周辺をくまなく捜索したが、何の手がかりも得られなかった。水島さんは水産会社に就職が決まっており、文通相手の女性にあてた手紙にも家出、自殺をうかがわせる文面は一切なかったという。
Sankei Web 地方版 || 長野