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北朝鮮による拉致問題に取り組んでいる「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(東京・文京区、荒木和博代表)は28日、「拉致された可能性を否定できない」として、1971年に今治市で失跡した看護師山下綾子さん=当時(28)、明瀬姓=を特定失踪者リストに追加、情報提供を呼び掛けている。本県関係の特定失踪者は3人目で、県内が失跡場所とされたのは初めて。
調査会によると、山下さんは71年4月、今治市の自宅から外出したまま行方不明となった。勤務先の病院は失跡の一週間前に辞職。当時、病院には自転車で通勤し、鉄道は利用していなかったが、国鉄今治駅(当時)で自転車が見つかった。前かごには桜の小枝が1本あった。普段着のままの外出で、自宅には預金通帳や印鑑などが残されていたという。
調査会は今後、特定失踪者の北朝鮮での生存を前提として、独自の情報収集に加え、政府や捜査機関への調査要請、北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」による救出の呼び掛けなどに取り組む。
愛媛新聞社ONLINE 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの母早紀江さん(70)は27日午後(日本時間28日未明)、米下院外交委員会の公聴会での証言を終え、「多くの人の後ろ盾があって、うまくやれた。ほっとしました。今後の大きな動きにつながってほしい」と語った。早紀江さんは疲労のためその後の行事を欠席。28日午前11時(同29日午前0時)すぎからのブッシュ大統領との面会に備えて休養した。
公聴会では、出席した議員が「めぐみさんの娘キム・ヘギョンさん(18)と連絡は取っているのか」と質問した。早紀江さんは「『会いに来てほしい』とメッセージが届いた。すぐ会いに行って抱きしめたいが、訪朝すれば北朝鮮当局が『ここがめぐみさんのお墓です』と言って、拉致問題の幕引きをしかねない(ので行けない)」と明かした。
公聴会を終えて、米下院外交委アジア太平洋小委員会のリーチ委員長は「胸に迫るものがあった。拉致問題が具体的になった」と語った。外交委人権小委員会のスミス委員長は「拉致問題は日本と韓国だけの問題ではない」と述べ、ブッシュ大統領に手紙で、ライス国務長官には会談で直接、公聴会の内容を伝える意向を明らかにした。
また、早紀江さんら拉致被害者家族と公聴会後に面談したハイド下院外交委員長は「拉致問題を北朝鮮との交渉の中心とするよう、政府に働きかけたい」と述べた。
めぐみさんの弟の拓也さん(37)は公聴会の間、早紀江さんのすぐ後ろの席で見守った。早紀江さんの証言について「感情を込めて伝えることができたと思う。後ろからでもそれがわかった」と評価した。しかし「姉の話をするたび、母は悲しい思いをさせられる。繰り返しつらい話をしなければいけないのかと思うこともある」と心配もした。
前夜は未明まで証言の原稿を手直ししていた早紀江さんは、公聴会を終えて疲れた様子で、27日夕(日本時間28日午前)はホテルの部屋で休んだ。拓也さんが肩をもみ、「大役」を果たした母をねぎらった。
asahi.com:早紀江さん、「今後につながって」 米大統領と面会へ?-?社会 拉致被害者・横田めぐみさんの母親・早紀江さんは27日、アメリカ議会の北朝鮮の人権問題を扱う公聴会で証言し、拉致問題解決のため協力を訴えた。訴えを聞いたクリストファー・スミス下院議員は「これほど力強く、心に残った公聴会はなかった」などと述べた。
「めぐみは歌の好きな明るい少女でした。この寂しそうな顔を見て、私は思わず写真をなでながら『めぐみちゃん、こんなところにいたの?どれほど不安だったでしょう。まだ助けてあげられなくてごめん』と話しかけました」「世界が心を合わせ、『拉致は許せない、全被害者をすぐ返しなさい。それがないなら経済制裁を発動します』とはっきり言っていただきたいのです」-日本人拉致被害者の家族として初めてアメリカの議会で証言をした早紀江さん。夫・滋さんを日本に残し、体調も万全ではない中、「大事な局面だから頑張る」と公聴会に臨んだ。27日の証言で早紀江さんは、写真を使いながら、約30年にわたる苦悩を話し、問題解決に向け協力を訴えた。
早紀江さんの訴えを聞いたスミス下院議員は「人権問題は何よりも重要。平たく言えば、核問題よりも重要」「26年議員をやっていて、ずっと人権問題を扱っているが、これほど力強く、さらに心に残った公聴会はなかった」と述べた。
早紀江さんは日本時間28日深夜、ブッシュ大統領と30分にわたり面会する。大統領に直接、問題解決を訴えることで、アメリカでの拉致問題の関心は高まることになりそうだ。
日テレNEWS24
