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メコン東西回廊に2000万ドル 東南ア外交再構築 ばらまきに対し着実援助

 日本が、昭和52(1977)年に「福田ドクトリン」を打ち出した故福田赳夫元首相を父に持つ福田康夫首相の下で、対東南アジア外交の立て直しに動き始めた。中国の対東南アジア支援がばらまき型ならば、日本の援助は貧困地域の改善とASEAN(東南アジア諸国連合)との連携強化を着実に目指す援助といえる。存在感を強めている中国に伍(ご)して再び同地域で影響力を回復できるのか。今後の対東南アジア外交の行方は日本外交再興への試金石となる。(赤地真志帆、坂本一之)

 ≪高い評価≫

 日本は福田ドクトリン以降、タイへの経済支援で同国を「中進国」に引き上げ、初のPKO(国連平和維持活動)要員を派遣してカンボジア和平を主導するなど、東南アジアの発展に大きく寄与してきた。一方的な経済進出を排し、経済的・商業的成果を日本と東南アジア双方が共有することを目指した同ドクトリンは、東南アジア地域の安定的な発展に貢献したと評価は高い。

 一方で、新興援助国として台頭している中国は同地域で為政者の銅像や党大会を行う中国文化会館などを相次ぎ建設。国際的な援助ルールに従わないやり方で各政府とのパイプを急速に強めている。

 日本側を驚かせたのは、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指した平成17年、日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)が採決を目指した枠組み決議案について、共同提案国にシンガポール以外の各国が応じなかったことだ。背景に反対キャンペーンを展開していた中国の影響があったことは明らかだった。

 ≪危機感強め≫

 危機感を強めた日本政府は16年末に始めたカンボジア、ラオス、ベトナム3カ国(CLV)と日本との首脳会談を年1回定例化。政府開発援助(ODA)予算が削減される中、CLVへの支援額は拡充していく戦略を取った。

 昨年9月に就任した福田首相はASEAN外交重視の姿勢を鮮明にしている。12月に国連総会で採択された拉致問題を含む北朝鮮の人権状況を非難する決議案には前年棄権だったカンボジアが賛成に回るなど、効果は表れつつあるようだ。

 16日の日本・メコン外相会議では、CLVの国境貧困地帯「開発の三角地帯」で日本が実施を約束した総額2000万ドル支援の個別プロジェクトも決まる。来年を「日メコン交流年」に定め、政治、経済、文化の各分野で交流を拡大することも検討しており、日本にとっては、中国を横目でにらみつつ、東南アジアで再び存在感を高めることができるかが問われる一年となる。

メコン東西回廊に2000万ドル 東南ア外交再構築 ばらまきに対し着実援助(産経新聞) - Yahoo!ニュース

米に平和協定呼び掛け 北朝鮮が新年共同社説

 【北京1日共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」など三紙は一日、昨年を総括し今年の国政課題や方針を提示する「新年共同社説」を発表し「米国の敵視政策を終わらせ(朝鮮戦争)休戦協定を平和協定にかえる」ことを呼び掛けた。

 しかし、核施設無能力化や核計画申告など六カ国協議合意の履行状況や、二月に韓国大統領に就任する李明博イ・ミョンバク氏には具体的に言及せず、対日関係も十一年連続で取り上げなかった。

 対米平和協定締結の主張は一九九五年以来。当時は九四年に米朝枠組み合意が結ばれ、対米関係改善への機運が生まれた時期だった。今回は六カ国協議で合意した非核化プロセスが履行段階に入り米朝対話が断続的に行われていることを受け、あらためて対米関係改善への意欲を示唆したとみられる。対米非難も極めて抑制された。

 社説は、今年が建国六十周年(九月九日)となる節目の年として意義を強調。故金日成キム・イルソン主席の生誕百年となる二〇一二年に国家建設の目標である「強盛大国」を実現するよう訴え、そのためには国民生活向上を第一にした経済再建が必要と主張した。

 「強盛大国」実現を一二年とする目標設定は昨年末から明示され始めた。今後四年間に金正日キム・ジョンイル総書記の後継体制準備が表面化するのではないかとの観測もある。

 韓国との南北関係では、昨年十月の「南北首脳宣言」を統一に向かうための「実践綱領」と位置付け、経済協力を進展させる立場を強調した。同宣言や経済協力の再検討に言及している李氏や十年ぶりに政権復帰するハンナラ党をけん制したとみられる。

中国新聞ニュース

「救う会長野」が北朝鮮拉致解決訴え署名活動 善光寺参道

 北朝鮮に拉致された日本人救出を支援する「救う会長野」は1日、長野市の善光寺で問題解決を訴える署名活動をした。被害者地村保志さんの父保さん(81)=福井県小浜市=と、拉致問題について学んでいる豊科高校(安曇野市)JRC福祉クラブの生徒5人も参加した。

 署名活動は今年で6回目。参加者は、早期救出を願うシンボル「ブルーリボン」を胸に着け、横田めぐみさんの写真を掲げながら「お願いします」と声を掛けた。参拝帰りの通行者が次々と、雪よけのビニールカバーをめくって署名。地村さんらは傘を差し出し、笑顔で見守っていた。

 豊科高2年生の小西加織さん(17)は「拉致は重大な人権侵害と思う。私たちの若い力が問題解決に向けた動きの活発化につながってほしい」。地村さんは「福田首相は安倍前首相ほど強硬路線ではないが、関心は示している。今年は直接会い、被害者の全員帰国実現を訴えたい」と話した。


信濃毎日新聞[信毎web] 「救う会長野」が北朝鮮拉致解決訴え署名活動 善光寺参道