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日本政府に入った情報によると、北朝鮮が5日未明、ミサイル発射基地から射程の短いミサイル3発を発射した。いずれも日本の国土から数百キロ離れた日本海に着弾したという。その後も2発が発射され、あわせて5発となった。
発射時間は午前3時半ごろ、同4時ごろ、同5時ごろの3回。ミサイル発射の情報を入手した直後から、政府は首相官邸の内閣危機管理センターには安倍晋三官房長官らが集まり、情報収集と分析にあたった。
政府は関係閣僚による官邸対策室を設置するとともに、午前7時から安全保障会議を開き、対応を協議する。また、安倍長官らは米国のシーファー駐日大使と対応を協議する。
午前6時すぎに首相官邸で記者会見した安倍長官は「我が国の安全保障、国際社会の平和と安定という観点から重大な問題で、北朝鮮に抗議し、遺憾の意を表明する」と述べた。
米国の報道によると、北朝鮮が米国の一部も射程に入る長距離弾道ミサイル「テポドン2号」も発射したとの情報もある。
北朝鮮:ミサイル5発を発射 日本海に着弾-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ ホワイトハウスのスノー報道官は、アメリカ東部時間の夕方、日本時間の朝早く、記者団に対し「北朝鮮は国際社会の中で自らをより孤立させている」とミサイル発射を非難しました。
ミサイル発射は6発で、長距離弾道ミサイル「テポドン2」も含まれているという事ですが、アメリカ政府は「テポドン2」の発射は失敗に終わった、と分析しています。
スノー報道官は、「アメリカに対する切迫した脅威ではない」と話していますが、ライス国務長官が関係国の外務大臣らと電話連絡を取っているほか、北朝鮮問題担当のヒル国務次官補が6日にも日本、中国、韓国などの関係国を訪問し、協議を行うというすばやい動きを見せています。
また、ブッシュ大統領は直接のコメントはしていませんが、大統領にミサイル発射を報告したハドリー大統領補佐官は「大統領は特に驚く事はなかったが、国際社会に対する挑戦と受けとめたと思う」と記者団に語っています。
さて、今後、ブッシュ政権がどう出るか、という事ですが、繰り返し、お伝えしているように、ホワイトハウスは今回のミサイル発射を「挑発」と受けとめており、国連安保理での協議など北朝鮮に対する圧力を強める事になると予想されます。
アメリカ議会などには行き詰まっている6か国協議を打開するため北朝鮮との直接対話を行うべきだ、との声も出ていましたが、ミサイルという「挑発」があった後にブッシュ政権が北朝鮮との直接対話の道を選ぶ可能性は少ないと見られます。
ただ、アメリカ政府も6か国協議での話し合いは再開させたいという立場で、圧力は強めながらも中国を通じて北朝鮮に対し、今後はミサイル発射を中止し、6か国協議に復帰する事を求める外交的努力を続ける事になると見られます。(05日09:26)
TBS News-i 北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、安倍官房長官は北朝鮮に厳重に抗議し遺憾の意を表明する声明を発表しました。
「本日5日未明より、複数回にわたり北朝鮮から弾道ミサイル、または、何らかの飛翔体が発射されたものと考えられる。政府としては関係閣僚と関係省庁を緊急参集させるなどして、対応に万全を期しているところである。我が国としては、北朝鮮による今回の弾道ミサイル、または飛翔体の発射は極めて猶予すべきものであると考えている」
「北朝鮮については1998年8月にも我が国上空を通過するテポドン1を基礎とした弾道ミサイルの発射を行っており、今回、我が国を含む関係各国による事前の警告にも関らず、発射を強行したことは、我が国の安全保障や国際社会の平和と安定、さらには大量破壊兵器の不拡散という観点から重大な問題であり、船舶、航空機の航行の安全に関する国際法上、問題であると同時に、日朝ピョンヤン宣言にあるミサイル発射モラトリアムにも反する疑いが強い」
「また、6者会合の共同声明とも相容れない。北朝鮮に対しては我が国として厳重に抗議し、遺憾の意を表明する。さらに北朝鮮が発射モラトリアムを改めて確認し、それに従った行動をとると同時に、6者会合へ早期かつ無条件に復帰することを強く求める」
「北朝鮮による今回の発射に対しては、我が国として厳しい措置をとって臨む。今後、速やかに我が国として法にのっとった措置を徹底し、改めて発表する」
「また、北朝鮮による発射は国際社会において、厳しく糾弾されるべきものであり、このため、国際社会全体としての対応が重要であり、日米同盟に基づく米国との協力をはじめ、6者会合参加国を含む関係国との連携をさらに進め、また国連安全保障理事会においてしかるべき対処が為されるよう働きかけを行う」(05日08:24)
TBS News-i
