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北朝鮮で生まれ、数年前から日本で暮らしている福留貴美子さんの長女(29)は今回の告発について「母が拉致された事実はない。無関係の第三者が親族に無断で告発し、拉致問題に利用するのはおかしい」と話した。
高知新聞ニュース■福留貴美子さんは「拉致」 救う会高知が県警に告発■ 「拉致被害者と家族の人権を考える県民集会」が14日夜、高知市内で開かれ、拉致被害者の田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんらが講演。拉致問題解決に向けて「正念場を迎えている。声を上げてほしい」と呼び掛ける一方、旧香美郡香北町出身の福留貴美子さん問題の説明を行った。
「北朝鮮に拉致された日本人を救出する高知の会」(救う会・高知)が主催し、約200人が参加した。同会は一昨年6月に発足、ことし2月に救う会全国協議会に正式加盟している。
集会では、救う会の西岡力・常任副会長が北朝鮮の核実験や国際社会の対応を挙げ、「米国の金融制裁などは人民ではなく金正日政権を締め付けており、利いている」と分析。「北朝鮮は手がなくなり、揺さぶられている。被害者全員を取り戻すまで、国民が関心を持ち続けてほしい」と呼び掛けた。
田口さんの子どもを養子にしている飯塚さんは「妹が帰り、『お前の子だ』と引き渡すのが夢」と訴え、田口さんが大韓航空機爆破事件実行犯の教育係とされることに触れて、「北朝鮮が事件を自らの仕業と認めない限り、妹は帰ってこない」「北の死亡診断書はでっち上げ。うそをつくのは生きているからだ」と支援を求めた。
また、救う会・神奈川の川添友幸会長が福留さんの出国の経緯などを説明。「忘れ去られた拉致事件だ。何とか高知で救出の声を上げてほしい」と呼び掛けた。
高知新聞ニュース■福留貴美子さんは「拉致」 救う会高知が県警に告発■昭和45年のよど号ハイジャック事件のメンバー、岡本武容疑者と北朝鮮で結婚し、「事故死した」と伝えられている旧香美郡香北町(現香美市)出身の福留貴美子さんについて、拉致被害者の支援組織「救う会・高知」(森田和博会長)は14日、「何者かに北朝鮮に拉致された」とし、容疑者不詳のまま国外移送目的略取容疑で県警に告発状を提出した。
同会は「ほかのよど号事件の妻と違い、思想的背景のなかった福留さんが拉致されたのは明白。北朝鮮で生きているとみられ、一刻も早く救出すべきだ」とし、政府に拉致被害者として認定するよう求めている。
告発状によると、よど号グループと共謀した何者かが51年7月、福留さんをグループの妻にするためうその話で勧誘、日本から第三国を経由して北朝鮮に移送した―としている。
同会などによると、福留さんは45年に県内の高校を卒業。48年に上京し保育士を目指していた。24歳だった51年7月、友人に「モンゴルに行く」と言い残し、羽田空港から出国。54年に「共産圏の国にいる」との手紙が家族に届いた。
翌春一時帰国し、神奈川県の知人方で2泊した後、消息不明に。平成8年、よど号事件のリーダーの証言から福留さんが北朝鮮で岡本容疑者と結婚し、2人の娘がいることが判明。この直後、よど号グループが「岡本容疑者と福留さんは昭和63年、土砂崩れで死亡した」と手紙で福留さんの家族に告げた。
福留さんの娘2人は16年までに帰国。警視庁は旅券法違反(無断渡航)容疑で福留さんの逮捕状を取っている。
14日は同会メンバー4人と拉致被害者の田口八重子さんの兄で「家族会」副代表の飯塚繁雄さんらが県警本部を訪れ、告発状を提出した。
高知新聞ニュース■福留貴美子さんは「拉致」 救う会高知が県警に告発■
