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拉致問題をアメリカ人が映画化。「めぐみ」の監督夫妻に聞く

 北朝鮮による日本人拉致問題の被害者、横田めぐみさんが、77年に拉致されてから約30年。娘を取り戻すため、今もなお戦い続けている両親の横田滋さん、早紀江さん夫妻の苦闘の日々を、アメリカのジャーナリスト、クリス・シェリダン、パティ・キム夫妻がドキュメンタリー映画「めぐみ/引き裂かれた家族の30年」としてフィルムに収めた。監督夫妻に話を聞いた。

 日本ではいまや誰もが知ることとなった拉致問題。監督夫妻は、02年の小泉前首相の訪朝をきっかけに、この現実に起こっている問題を知った。「普通の銀行員と主婦が、ある日突然娘をさらわれ、国家対国家という巨大な渦中に巻き込まれてしまう。こうした物語の構造や流れが、まるでハリウッド映画のようだと思いました」(クリス)。しかし事件はフィクションではなく事実であり、その中でも、横田夫妻の親としての愛情に強く惹かれたと言う。「描きたかったのは偉大な両親の姿であり、親の愛。その愛が、30年間もいかにして生き延びてきたかということを描きたかったのです。政治的、報道的なドキュメンタリーにしようとは思いませんでした」(クリス)

 製作を通して横田夫妻を間近に見てきた2人は、「家族会の中では、残念ながら最後までがんばれなかった方もいる。横田夫妻はいい意味で普通じゃない、特別な人々」(クリス)、「美しい誇りと尊厳をもち、苦悩を抱えながらも、彼らの心には愛と希望が残っていると思います」(パティ)と、横田夫妻について語る。そして、そんな夫妻の姿に心打たれた2人は、「これからも拉致問題には関心を持ち続ける」と口を揃える。「このプロジェクトは与えられてやったものではなく、私たちが情熱を感じ、やりたいと決めて作った映画。拉致問題は永遠に私たちの一部でもあるのです」(パティ)

 「めぐみ/引き裂かれた家族の30年」は、11月25日公開。
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拉致認定、松本京子さんの兄が官邸へ

 北朝鮮による拉致被害者として政府が正式認定した鳥取県の松本京子さんの兄・孟さんが上京しました。午後には官邸を訪れ、京子さん救出への取り組みを要請します。

 松本京子さんの兄・孟さんは、これまで特定失踪者の家族として救出活動をしてきましたが、今後は「拉致被害者家族」として横田滋さんら家族会とも行動を共にしたい考えで、22日午後、家族会の飯塚繁雄さんと共に会見します。

 さらに、官邸に中山恭子総理補佐官をたずね、今後、6か国協議など北朝鮮側との交渉の際、京子さんの早期救出を迫ってほしいと、直接、要請することにしています。
拉致認定、松本京子さんの兄が官邸へ

『対イラン、北朝鮮…徴兵制復活を』

 【ワシントン=松川貴】来年一月から米下院歳入委員長に就任する民主党のランゲル議員(ニューヨーク選出)が「イラン、北朝鮮に対応するために、徴兵制を復活しよう」と呼びかけ、これに対し、民主党指導部が二十日、一斉に反対を表明した。

 ランゲル議員は十九日の討論番組などで、「イラク戦争は低収入の家庭かマイノリティーの出身の米兵士が戦っている」とし、不公平解消のため次期議会に徴兵法案を提出する考えを表明した。

 同議員はかねて「軍にすべての社会階層が加わることがベストだ」と徴兵制復活を主張。イラク戦争についても、国民皆兵制でないから、開戦に安易になってしまった、などと批判してきた。

 これまで、同議員の主張はあまり関心を集めなかった。しかし、来期から、最強の委員会のひとつである歳入委委員長に就任し、社会的な影響力が増大するため、民主党指導部は否定に躍起。

 上院軍事委員会のレビン次期委員長は「私は賛成しない」と法案を否定。ペロシ次期下院議長は「ランゲル議員は、戦争の犠牲も各階層で共有するように努力すべきだ、と強調したかったのだろう」と述べ、取り合わない姿勢をみせた。