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6カ国協議:北朝鮮が寧辺の核施設凍結の用意 露報道

 【モスクワ杉尾直哉】北京発のインタファクス通信は5日、北朝鮮が6カ国協議で、軽水炉建設や重油供給などを条件に寧辺(ニョンビョン)の核関連施設凍結に同意する構えだと伝えた。6カ国協議に近い消息筋の話として伝えた。凍結条件について合意されれば、6カ国協議の議長声明とは別の合意文書が採択される見通しという。

 同筋は「北朝鮮は、寧辺の原子炉凍結のための条件について協議し、合意する用意すらある」と述べた。凍結の見返り条件として、北朝鮮側は(1)北朝鮮に軽水炉を建設(2)軽水炉完成までの期間、火力発電用に年間50万トン以上の重油提供--を求めるという。北朝鮮側は、核施設凍結の確認のための核査察官受け入れにも同意するという。

 同筋によると、北朝鮮は「ブッシュ政権が、イランやイラクなどの(強硬的な)中東外交で失敗したため、北朝鮮に柔軟姿勢を示した」と見ているという。

 また北朝鮮は、ブッシュ大統領が1月の一般教書演説で北朝鮮を「悪の枢軸」と呼ばなかったことを重視しているという。

毎日新聞 2007年2月5日 19時55分

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6カ国協議:北朝鮮が要求する「重油」の取り扱いが焦点に

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 【北京・西岡省二】北京で8日に再開される6カ国協議は、北朝鮮が要求する年間50万トン以上の重油提供をどう取り扱うかが焦点になりそうだ。北朝鮮は94年の米朝枠組み合意と同様に、核関連施設凍結などの見返りにエネルギーの重油を求める戦略で、当時の「再現」を目指している。だが米国には、94年の枠組み合意をほごにして核開発を進めた北朝鮮への不信感が根強く、重油提供問題が6カ国協議を混乱させる恐れが出てきた。

 北朝鮮は核実験(昨年10月)を経た「核保有国」として、より強い立場を6カ国協議で示している。このため8日再開の協議で「米朝枠組み合意プラスアルファ」を要求する構えだ。

 「米朝の交渉が13年前(94年)の経過に似てきた」。北京の6カ国協議関係者は、北朝鮮の最近の主張が、94年の米朝枠組み合意に似てきたことを強調した。

 この合意は、北朝鮮が核開発を凍結する見返りに、年間50万トンの重油と軽水炉原発2基を提供する内容だった。だが02年10月に北朝鮮のウラン濃縮疑惑が発覚し、合意はほごにされた。

 再開される6カ国協議で、北朝鮮は初期段階措置として(1)寧辺(ニョンビョン)核関連施設の稼働停止(2)それを監視するために02年12月に追放した国際原子力機関(IAEA)査察官の再入国(3)監視カメラの再稼働--の3点を前向きに協議する見通し。ただし「初期段階合意を『外交的勝利』と国内で宣伝するため」(北朝鮮に近い関係者)に、見返り措置として50万トン以上の重油を要求する構えだ。また、寧辺施設以外の立ち入りと、未公表の核開発プログラム申告は拒否するとみられる。

 北朝鮮代表団の関係者は「次回協議のポイントは、米国が最終的にいかなる妥協案を出すかだ。北朝鮮は、それがのめるならのむというだけだ」と強気の姿勢を強調。さらに「今の北朝鮮は米国の次期政権を視野に入れている。ブッシュ政権と妥協する必要がなく、不利な条件なら受け入れない」と指摘した。

毎日新聞 2007年2月5日 18時59分 (最終更新時間 2月6日 0時19分)

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6カ国協議:ヒル氏 「枠組み合意」に似た結論否定せず

 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ政権はクリントン前政権が行った米朝枠組み合意を批判し、逆戻りが可能な「核開発凍結」には「見返り」を与えない姿勢を貫いてきた。

 ただ、ヒル米国務次官補は最近のロイター通信との会見で、次回6カ国協議で「94年枠組み合意に似た」成果が出る可能性を否定しなかった。ヒル次官補は「どんな成果になっても、我々の仕事は(核放棄を定めた)共同声明の完全履行まで終わらない。だから、(途中経過が)枠組み合意に似た成果に見えても心配していない」と述べた。

 しかし、仮に初期段階の措置が「凍結対補償」に近い合意になった場合、(1)ウラン濃縮計画の問題を解決せずに4年前に中止した枠組み合意の地点に戻るだけ(2)核開発凍結に再び補償を払っても核放棄への保証はない--などの批判や懸念が出るのは必至だ。

 ブッシュ政権は、枠組み合意が北朝鮮の新たなウラン濃縮疑惑発覚という「裏切り」で破たんした経緯もあり、「同じ誤りを繰り返さない」との姿勢を堅持している。

毎日新聞 2007年2月5日 18時48分

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