北核施設 ‘不能化’ 前提に重油50万-100万トン支援
中国・北京で行われている6カ国協議が12日、北朝鮮に支援する重油の量など核心争点をめぐる意見の隔たりで難航した。 北朝鮮核施設の‘閉鎖’水準に関しても北朝鮮と他の参加国間の隔たりは埋まらず、協議が続いた。
韓国代表団は北朝鮮側に重油要求量の引き下げと核施設‘閉鎖’に対する確実な約束を要求し、米国・中国・日本・ロシアの4カ国に対しては、対北朝鮮支援規模の増加を促すなど、折衷作業を繰り広げた。
この過程で、韓国は北朝鮮に核施設‘不能化’(disabling)措置を受け入れるよう要求したという。 ‘不能化’とは、原子炉核心装置の機能を除去し、原子炉を稼働できなくする‘閉鎖’(shotdown)よりも強い措置を意味する。
北京の外交消息筋は「千英宇(チョン・ヨンウ)韓国首席代表は『不能化を受け入れてこそ、他国が重油を提供する名分が生じる』とし、金桂寛(キム・ケグァン)北朝鮮外務次官を説得した」と伝えた。
外交部の当局者は「今回合意される重油などが単純な支援になってはならないという期待を持っている」と語った。
北朝鮮はこの日、「ベルリンでエネルギー支援を約束した米国がエネルギー支援計画書を作成すべきだ」と主張したと、会談関係者が明らかにした。 北朝鮮が最終的に要求した重油量は50万-100万トンと伝えられた。
日本は「北朝鮮が本当に重油を必要としているのか、それともこれを売って資金を作ろうとしているのか、まず確認すべき」と主張したという。 ロシアはウラジオストクにあるブレヤ水力発電所からの電力支援が可能という意思を見せており、重油支援に難色を示した。
北京=李相彦(イ・サンオン)記者
Japanese JoongAngIlbo
米朝協議、アメリカの思惑はずれた格好
先月ドイツのベルリンで行われた米朝協議をきっかけに北朝鮮の核問題は動き出すかに見えました。しかし、フタをあけてみると、アメリカの思惑は完全に外れた格好となってしまいました。
1月17日、ベルリン市内の中華料理店で笑顔で酒を酌み交わすヒル国務次官補とキム・ゲグゥアン外務次官。その1カ月前には想像すらできなかった光景でした。
「私はここに金融問題ではなく、核放棄の話をしに来たのです」(ヒル国務次官補 2006年12月)
去年12月、およそ1年ぶりに再開した6か国協議で、北朝鮮はアメリカによる金融制裁解除を求め、核放棄の話し合いには一切応じませんでした。
それが急展開したのは2007年1月のベルリンでの会合、6か国協議に近い筋によると、ヒル国務次官補はこの場で、次の6か国協議で核放棄に向けて動き出すことに合意すれば、30日以内に金融制裁を解除すると約束したといいます。
表向きは、核と金融制裁は別問題だと主張してきたアメリカにとっては最大限譲歩した“密約”でした。
「アメリカと懸案事項について(話した)。(Q.どうですか?)はい、うまくいっています」(キム・ゲグゥアン外務次官)
そして始まった今回の協議、初日、北朝鮮は早速、核放棄に向けた初期段階の対応を取る姿勢を見せました。
「私はあまり期待をしない方ですが、きょうの協議は期待どおりでした」(ヒル国務次官補 2月8日)
協議2日目。北京市内の高級ホテルで米朝の代表は昼食を共にしました。
「全体の協議の中で一連の問題について意見が一致したものもありますし、すれ違いも合ったので、今後、努力したいと話しています」(キム・ゲグゥアン外務次官 2月9日)
しかし、この時すでに雲行きは変わっていました。北朝鮮が核放棄の見返りとして電力200万キロワット、重油・年間200万トンという桁外れのエネルギー支援を要求してきたのです。ヒル国務次官補にとっては完全な“誤算”でした。
「北朝鮮は小さなことにこだわるが、彼らにとっては重要なことだろう」(ヒル国務次官補 9日夜)
かつて同じような状況がありました。1994年の“北朝鮮核危機”。カーター元大統領が訪朝するなど交渉の末、いわゆる“枠組み合意”が出来ました。北朝鮮が核開発計画をやめるかわりに、軽水炉型原発2基を供与し、アメリカが中心となってその間のエネルギー補償として50万トンの重油を供給するという内容でした。
しかし、2002年10月、北朝鮮のウラン濃縮計画が発覚。2003年1月にはNPT(核拡散防止条約)体制からの脱退を表明します。2003年11月、“枠組み合意”の軽水炉建設が中断され、2005年2月、北朝鮮は”核兵器保有”を宣言しました。
こうした状況の中、同じ轍だけは踏みたくないブッシュ政権にとって北朝鮮が協議の場に持ち出してきた要求は桁違いなだけではなく、屈辱的な数字だったに違いありません。
6か国協議の枠組みにこだわり続けてきたブッシュ政権。その選択は正しかったのか、答えは北朝鮮の決断にかかっています。(12日23:08)
TBS。
ニュース23での報道のよう・・
米朝協議、アメリカの思惑はずれた格好
6カ国協議の不調、困るのは北朝鮮=安倍首相
安倍晋三首相は12日午後、6カ国協議のこれからの対応について「北朝鮮が核廃棄に向け具体的対応を取るよう、(米国などと)よく連携を取り、あきらめずに対応を求めていく」と述べた。
成果が出るかについては「会合がうまくいかなくて一番困るのは北朝鮮だ。そこをよく北朝鮮は理解しなければならない」と述べた。視察に訪れた都内の児童青少年センターで記者団の質問に答えた。
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