日朝部会 午後の協議開かれず
6か国協議で合意された日本と北朝鮮の作業部会は7日、拉致問題について議論しましたが、午前の協議が終わったところで、北朝鮮側が理由を告げずに午後の協議を見送りたいと伝えてきたことから、予定時間を過ぎても再開されておらず、今後の協議がどうなるのか不透明な状況になっています。
日本と北朝鮮が拉致問題や国交正常化を話し合う6か国協議の作業部会は、日本時間の午前11時半からハノイの日本大使館で始まり、双方の代表が日朝関係に関する基本的な立場を述べました。続いて、拉致問題を集中的に議論し、協議は日本時間の午後2時にいったん終わりました。このあと、北朝鮮大使館に場所を移して、日本時間の午後5時から協議が続けられる予定でしたが、北朝鮮側が理由を告げずに突然、協議を見送りたいと伝えてきたことから、予定の時間を過ぎても協議は再開されていません。日本側の代表団によりますと、午前中の協議では、主に日本側が拉致問題に対する日本政府の考えを説明したということですが、机をたたいて激しく対立するような場面があったわけではなく、理由がわからないとしています。今回の協議で、日本側は北朝鮮に対し、「拉致問題の解決なくして国交正常化はない」という方針を伝え、北朝鮮の前向きな対応を引き出したいとしていましたが、今後の協議がどうなるのか不透明な状況になっています。/blockquote>
NHKニュース
「拉致問題を協議」と米に伝達 北朝鮮「日朝部会で」
ニューヨークで開かれていた米国と北朝鮮の国交正常化を協議する初の作業部会は6日、2日間の協議を終え閉会した。米側によると両国は、6者協議で合意した、朝鮮半島の非核化に向けた「初期段階の措置」に加え、次の段階の措置も協議。日本人拉致問題も取り上げられ、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)・外務次官は、日朝国交正常化作業部会でこの問題を話し合う意向を米側に伝えたという。これを受ける形で日朝部会は7日、ハノイで初会合を始めた。初日は拉致問題を集中協議する。
米朝作業部会では関係正常化のみならず、核問題を含めた双方の関心事が幅広く論議された。北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は今後、米朝部会を中心に進む可能性が強まった。
部会閉会後、米代表のヒル国務次官補は「非常に包括的な協議だった」と評価。金次官も記者団に「雰囲気は非常に良く、建設的で真剣だった」と振り返った。米朝は19日から始まる次回6者協議の前に、北京で2回目の作業部会を開くことで合意。ヒル氏の訪朝は北朝鮮からの招待がなく、見送られた。
ヒル氏は、拉致問題をめぐる論議に「かなりの時間を割いた」といい、日本との関係を築くことが重要だと訴えると、北朝鮮側もこれに同意したという。米政府高官によると、金次官は日朝間に問題が存在することを認めたうえで、日朝作業部会を通じて協議する方針を明らかにした。
ただ、北朝鮮は拉致問題を「解決済み」と主張し続けており、順調な米朝対話を維持するための交渉材料としている側面が強いとみられる。
ヒル氏はまた、初期段階の措置について「目標をすべて達成できるという楽観的な感触が双方にあった」と言及。「次の段階についても多く話し合った」とした。作業部会では、北朝鮮が存在を否定している高濃縮ウラン計画について、米朝が専門家レベルの会合を模索することで合意した。ヒル氏は「6カ月以内に何も動かなければ問題だ」と指摘。「核計画の申告前に、高濃縮ウラン問題を片づける必要がある。北朝鮮も理解している」と強調した。
米国が作業の開始を約束した、テロ支援国家指定リストからの除外問題でヒル氏は「歴史的側面についても話した」と述べ、大韓航空機爆破事件などのテロ行為を認める必要があると伝えたことを示唆した。
北朝鮮関連口座が凍結されたマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」の問題については、ヒル氏は「今日は話し合わなかった」と述べた。
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安倍首相「拉致」に米の協力期待 参院委「テロ指定解除の条件に」
参院予算委員会は6日午後、安倍晋三首相と全閣僚が出席し、2007年度予算案の基本的質疑を続行した。
首相は、米朝の関係正常化に向けた作業部会に関し「(2月の)チェイニー米副大統領との会談で、米国が(指定を)解除する際は、拉致問題が解決する方向にあることを条件にしてほしいと言った。米国も日本の立場をよく理解してくれていると思う」と、米国が拉致問題の進展に協力するとの見通しを示した。
6カ国協議の共同文書には、米国が「北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する作業を開始する」ことが盛り込まれている。
また首相は、ハノイでの日朝国交正常化に関する作業部会に関し「(国交)正常化には、拉致問題の解決がなくてはならない。明日(7日)から拉致問題の解決に対し、北朝鮮が誠意ある対応を示すよう強く求めていく」と強調した。
安倍首相「拉致」に米の協力期待 参院委「テロ指定解除の条件に」 [CHUNICHI WEB PRESS]