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6か国協議、米の譲歩に北朝鮮の反応は

 中国の北京では6か国協議が行われています。アメリカの大幅な譲歩に対し、北朝鮮はどんな反応を示しているのでしょうか。現地からの報告です。

 「北京にも春が来た」。これが北朝鮮代表の言葉でした。直前に決定したアメリカの大きな譲歩への満足感にすら聞こえます。

 19日の会合では、これまで行われた5つの作業部会の進捗状況が報告されました。20日からは、「60日以内」と期限が設定されている「初期段階の履行」、つまりヨンビョンの核施設の停止・封印について具体的な手順が協議されます。

 今後の焦点は、初期段階以降の核施設の無力化に移ることになります。しかし、各国の姿勢には微妙に温度差があることも事実です。例えば、エネルギー支援に関しては、対北朝鮮融和策、いわゆる太陽政策を進める韓国が、3隻のタンカーで重油5万トンを運搬することを決定。その後の支援については中国が積極的に手を挙げるなど、中韓の連携が目立ちます。

 一方で北朝鮮は、拉致問題を取り上げる日本の姿勢を「参加資格がない」と非難しています。

 「まったく筋違いで、資格うんぬんについては、コメントに値しないものだと、誰も真剣に取り上げている者はいなかった」(佐々江賢一郎 アジア大洋州局長)

 北朝鮮は、原子力空母「ロナルド・レーガン」やステルス戦闘機も参加する今月下旬の米韓合同演習に神経をとがらせており、協議が始まる前から、「核放棄を要求する以上、演習を中止すべきだ。敵視政策を取り下げろ」と主張しています。

 一見、順調に見える協議ですが、今後、北朝鮮がどんな条件闘争をしかけてくるのか、まだまだ予断を許しません。(19日22:22)

6か国協議、米の譲歩に北朝鮮の反応は

北朝鮮向け周波数確保 政府が短波しおかぜ支援

 国際電気通信連合(ITU、本部ジュネーブ)は19日、日本政府に対して北朝鮮向け短波ラジオ放送を行うための新たな周波数を割り当てる方針を伝えた。拉致問題に取り組む特定失踪(しっそう)者問題調査会(荒木和博代表)が独自に行っている短波放送「しおかぜ」支援のため政府が申請していた。政府は割り当てが正式決定されれば同調査会に使用を認可する方針。放送事業を主目的としていない民間団体のための周波数確保は極めて異例で、事実上、北朝鮮に対する「圧力」となる。

 拉致問題の全面解決を目指す同調査会が2005年10月に放送を始めたしおかぜは北朝鮮に向け日本語で拉致被害者家族のメッセージや被害者、失踪者の情報提供を毎日、行っている。

 日本には利用できる周波数がないため英国の放送配信会社と委託契約、北朝鮮の近隣国の通信施設を経由し、放送を発信。北朝鮮全域と中国の北朝鮮国境付近、韓国北部で聴取できるようになっている。
(共同)
(2007年03月20日 02時01分)

北朝鮮向け周波数確保 政府が短波しおかぜ支援 [CHUNICHI WEB PRESS]

6か国協議 日朝が拉致で応酬

19日から始まった北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、日本が拉致問題の解決を求めたのに対して、北朝鮮は拉致問題は解決済みだと主張し、アメリカやロシアなどから日本の立場を支持する意見が出されました。

日本側の説明によりますと、午前の協議で、北朝鮮のキム・ケグァン外務次官は「6か国協議の合意を日本が履行する意思があるのか疑問で、履行を拒むのであれば、日本は協議への参加資格を失うことになる」と述べました。これに対し、日本の代表を務める外務省の佐々江アジア大洋州局長は「コメントするに値しないが、北朝鮮は、日朝の問題解決に正面から取り組むべきときに来ており、誠意ある対応を求めたい」と反論しました。また、午後の協議では、日本側が、さきにハノイで行われた日朝関係の作業部会について、「北朝鮮は『拉致問題は解決済みだ』などと従来からの立場を繰り返すにとどまり、協議を退席するなど誠意ある対応を示さなかった」と報告しました。これについて、アメリカのヒル国務次官補は「協議の途中で退席するのは誠意ある姿勢ではなく、北朝鮮もしっかりと準備すべきだ」と述べたのに続き、ロシアのロシュコフ外務次官も「1か国でも関心がある事項は、しっかりと取り上げて議論していく必要がある」と述べるなど、各国から日本の立場を支持する意見が出されました。これに対し、キム・ケグァン外務次官は、拉致問題は解決済みだとする主張を繰り返したうえで、日本による強制連行の問題など過去の清算が必要だとする考えを示したということです。

NHKニュース